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「渓流ルアーフィッシング」ランディングネットの役割と携帯方法

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皆さん渓流ルアーフィッシングでランディングネットは使っていますか?

ランディングネットといえば、堤防や磯などの高さのあるところで、竿だけでは持ち上がらないような大きな魚を捕りこむために使うイメージですが、渓流で使うランディングネットは少し意味合いが違ってきます。

  • デリケートなトラウトのダメージを最小限にする
  • フックが手に刺さるなどのケガの予防
  • 釣り人としてのマナー・装備の一環
  • バラシの軽減

今回は、渓流ルアーフィッシングでのランディングネットの必要性と、その使い方や携帯方法について、詳しく書いてみます。

目次

渓流ルアーフィッシングにおけるランディングネットの考え方

渓流では、魚のサイズに関係なくランディングネットを使用している人が多く、本来は英国で発祥した紳士の遊びであるフライフィッシングから始まったものですが、フライフィッシングの概念に、魚になるべくダメージを残さず返してあげるといった考え方があります。

釣れた魚を確実に捕りこむための「たも網」ではなく、魚を傷つけないようにするための方法として、ランディングネットへの考え方はルアーフィッシングにも共通するため、ルアーフィッシングにも浸透してきたものと考えられます。

渓流ルアーフィッシングのランディングネットの役割

渓流に住むトラウトは冷水性の淡水魚で、非常にデリケートなため、人間の手など温度の高いものに触れると表皮が傷み弱ってしまいますから、魚に触れることなくリリースできる場合を除いてはランディングネットを使用するのが望ましいです。

魚体へのダメージを軽減する

熱帯魚や金魚を飼育したことがある人は知っていると思いますが、淡水魚は表皮に傷が付くとそこから細菌が入り、カビが生えたり腐ってしまうことがあります。

また、素手で触らなくても、乾いた地面に陸揚げしたり、水から上げ長時間外気にさらすことも、同じく弱ってしまう原因になるので、釣れた魚からフックを外したり写真に収めたりするのを水中で行うためにランディングネットを使用します。

ケガの予防

渓流魚はフッキング後に激しく暴れるため、素手でつかもうとするとフックが指に刺さったりすることがあります。

特にミノーの使用時は、二か所にフックがあるので、ランディングネットを使わずに手でつかもうとするのは非常に危険です。

バラシの軽減

渓流魚は最後の最後まで抵抗して暴れることが多く、素手でランディングしようとするとバラす機会が多くなります。

そのため、魚のサイズに関係なくランディングネットを使うことをおすすめします。

美しい風景とランディングネット

渓流のきれいな風景に木製のランディングネットは非常にマッチします。

渓流釣りでのランディングネットは自作をしている人も多く、自分で糸を編んで自分で染める作業をするだけでなく、フレームに使う木材に拘ったり、グリップに鹿の角を使うなど、より自然の物を使うといった拘りに対しても非常に美しい世界です。

好みはありますが、男のロマン的なものを求めるとするならば、ランディングネットか網タイツくらいなものだといっても過言ではありません。

渓流ルアーフィッシングのランディングネットの選び方

魚へのダメージを軽減するためにも是非使用したいランディングネットですが、価格は安いものだと2000円前後から購入できます。

見た目がよく渓流にマッチするのはウッド製のランディングネットですが、アルミフレームのものでも構いません。

価格によって性能が大きく変わるアイテムではないので、気に入ったものを購入するといいです。

渓流ルアーフィッシングのランディングネットの選び方のコツは以下の通りです。

  • 携帯性
  • 素材
  • サイズ

ランディングネットは携帯性のいいものを選ぶ

渓流用のランディングネットは軽くできているため総合的に携帯性のいいものが多いですが、極端にグリップが長かったり短かったりするとランディング時にもたつくことがあるので注意が必要です。

ランディングネットの素材

最近では、より魚へのダメージを軽減するのと、フックがネットに引っかかってしまうのを防ぐために、ラバー仕様のものも多くなってきましたが、古き良きクラシックなスタイルを貫くため、強度と耐久性に優れ、渓流との相性のいいクレモナ糸を編んだものを使用している人も多いです。

ラバー製のものとクレモナ糸製のものと両方使用したことがありますが、結局はフックをシングルバーブレスにしないとフックが引っかかりやすく、どちらもそれほど大差はありません。

そして、ラバー製のものは型が付きやすく、渓流の冷たい水の中では柔軟性が失われてしまい魚が暴れやすいのか、ネットから飛び出してしまうことが多く、魚を落としてしまいそうなので結局使わなくなりました。

どちらも一長一短あるので自分に合ったものを選択した方がいいでしょう。

ランディングネットのサイズ

基本的に、渓流でのランディングネットは、内寸25~30㎝前後のものが一般的に多く使われているサイズで、携行性もよく使い勝手が良いです。

特に大型のトラウトが期待できるエリアなどでは、釣れる魚のサイズに合わせてランディングネットのサイズも上げると良いでしょう。

ネット内寸(長辺) 対応する魚サイズの目安 使用シーンの例
~25cm ~25cm程度(小型) 小渓流、ヤマメ・イワナの稚魚~若魚など
25〜30cm 25〜35cm程度 中~大型ヤマメ・イワナ・小型のニジマスなど
30〜45cm 35〜50㎝程度 本流域の大型トラウト(サクラマス・サツキマス・アメマス・ニジマスなど)
45㎝以上 60㎝以上 湖沼または本流域の大型遡上魚(イトウ・アメマス・ブラウン・ニジマスなど)

渓流ルアーフィッシングのランディングネットの携帯方法

渓流釣りで一番無くしやすいものはランディングネットという人も結構多いかと思います。実際に川でランディングネットを拾ったことがありますし、自分も落としたことがあります。

渓流釣りは藪を漕いだり川を渡ったりすることも多いですから、気付いたらランディングネットが無くなっていたということも頻繁にあります。

また、渓流ルアーフィッシングやフライフィッシングは、ランディングするまではどちらかの手に竿を持ち、もう一方の手でリールのハンドルやラインを持っている状態なので、ランディングネットは体の一部に取り付けておく必要があります。

体の一部に取り付ける方法

昔はフィッシングベストの背中に付いているD管に、大きめのピンオンリールを使ってぶら下げて必要な時に引っ張って使う方法がスタンダードでした。

ただ、ピンオンリールが古くなるなどしてランディングネットの重さに耐えられず、コードがうまく収納されなかったりすることがあるため、最近はマグネットリリーサーを使って体の一部やバッグなどに固定しておく方法が主流になっています。

 

フィッシングベストは、フィールドで着用するだけで上手い人に見えちゃう魔法のアイテムです。

昔はおじさんが着るものというイメージが強かったものですが、最近はお洒落でカッコいいものも多くなっていますね。

ランディングネットホルスター

ランディングネットホルスターは、ウェーダーのベルトの部分に取り付けてランディングネットのグリップ部分を差し込んで使用します。

安定性が高く最近多く見かけるようになりましたが、フィッシングベストを使用せず腰回りに取り付けるアイテムが多い人は紛失防止のコードなどが邪魔になったりすることもあるので、取り付ける場所などをうまく工夫して使用すると良いでしょう。

便利でおしゃれなマグネットリリーサー

ネットリリーサーはネットの上部に取り付けておくことで取り出す際にグリップを掴めるといったメリットがあり、よりスムーズなランディングができますが、枝や岩などにネットを引っ掛けると落として無くしてしまうことがあるので、紛失防止のコードを繋いでおくと良いでしょう。

紛失防止コードは実用性も良く見た目もお洒落なので、自分好みの色や太さのレザーで自作する人もいます。筆者も自作品を愛用しています。

自作するにはちょっと手間もかかるので、もちろん製品化されているものを購入するのも良いでしょう。

コードの長さは60~90㎝程度を目安に、体格やどこに取り付けるかによって決めると良いです。

長さについては、体のどこにランディングネットを取り付けるかで選ぶと良いでしょう。短すぎるとランディングが難しくなり、長すぎると足で踏んでしまったり絡まったりしてしまうことが多くなります。

マグネットリリーサーは安いもので良いのですが、取り外す時に強めに引っ張らないと外れないくらい磁力が強いものを選びましょう。

水を含んだレザーはちゃんと手入れをしないとカビが生えたりするので、筆者は水に強くて丈夫なポリエステルの物を使用しています。

これはフィッシングバッグについていたものを取り外してネットに付けてみたら、うまくフィットしたので気に入って使っています。

フィッシングベストを着用しないときは、体に取り付ける場所がないため、肩掛けのフィッシングバッグのベルトに穴を開けて改造しました。

5mmのポンチで穴を開けほつれた部分を熱で溶かし固めハトメで補強、ベルトの強度が落ちそうな心配もありましたが、2シーズン使ってびくともしないので問題はなさそうです。

デメリットもあり

マグネットリリーサーにもいくつかデメリットがあります。

砂鉄が付く

一つは、ランディングの際マグネットに川の中の砂に含まれる砂鉄が付いてしまうことです。

指でつまんで取ることは可能ですが、磁石なので全てをきれいに取り除くことは不可能ですから、気になる方はマグネットリリーサーを使わない方法でランディングネットを携帯するしかありません。

体が硬い人は結構つらいかも?

もう一つは、四十肩や五十肩の人は後ろに手を回すことが困難なため、ランディングの度に痛い思いをします。

何かいい方法はないでしょうか。年は取りたくないものです。

インスタネットのような折りたたんで腰のベルト部分に取り付ける収納ケースに入れて携帯することができる便利なランディングネットもあります。

腰のベルトには熊撃退スプレーや鉈の他、暑い季節にはペットボトルのドリンクなどもぶら下げているので、これ以上付けると逆に機動性が悪くなりそうな気がします。

まあ楽しい悩みなんですけどね。

ランディングネットコードの種類

時々伸縮性のあるスパイラルコードなどを使っている人を見かけますが、ハサミや水温計、フォーセップなど、様々なアイテムを取り付けることが多い渓流ルアーフィッシングでは、スパイラルコードを使うと確実にどこかに引っかかってしまいます。

ランディングにもたついて貴重な一匹を逃さないためにも、絡みにくいストレートタイプのものを使用しましょう。

渓流ルアーフィッシングのランディングの方法

慣れないうちは、スピニングでもベイトでも、ラインを巻きすぎてしまって魚にネットが届かないなんてことがよくあります。

ランディングのコツは、竿一本分程度は余分にラインを残しておいて、ランディングネットで魚を掬い行かずに、ロッドのパワーで引き寄せてなるべく体の近くで掬うようにするとうまくいきます。

その際魚の重さをティップ(竿先)だけで支えると竿は簡単に折れてしまうので、なるべくバット部分に乗せて真上ではなく真後ろに竿を引く感じです。

寄せる時は無理に竿を立てず、魚が走り出した時はドラグ機能をうまく使ってそのまま行かせ、落ち着いたら再度寄せにかかります。

「渓流ルアーフィッシング」ランディングネットの役割と携帯方法:まとめ

今回は、ランディングネットの役割や使い方などを解説しましたが、結局は好みで選ぶのがいいと思います。

価格による性能面の差はあまり感じないところでもありますし、割と丈夫で壊れやすいものではないです。

安いものだと2000円くらいで買えるネットもあるので、魚へのダメージを軽減してあげるためにも是非持ち歩いて欲しいなと思います。

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