先日、キャンプ用のテントはワカサギ釣りはできる?という記事を書きましたが、今回は逆にワカサギテントでキャンプができるのかという内容で解説してみたいと思います。
キャンプ用のテントとワカサギ用のテントの違いはこちらで解説しています。
テントの設営を楽しむのもキャンプの楽しさ
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最近のワカサギテントはワンタッチ式の物が主流になってきていますが、氷上で行うワカサギ釣りにとって過酷な条件下でのテントの設営にかかる時間は短ければ短いほどメリットは大きいですよね。
では、最近は冬キャンプをする人も増えている中で、スノーピークやコールマンなどの人気メーカーのテントにワンタッチ式のものがないのは何故でしょう。
氷上のワカサギ釣りも冬キャンプも寒いことには変わりはありませんが、個人的には中で釣りをするために素早く簡単にテントを設営したいワカサギ釣りに比べて、キャンプという遊びはテントの設営も楽しみの一つとなるからではないかと思っています。
ワカサギ用テントは気密性が高い
ワカサギ用テントはキャンプ用のテントに比べて採光のために遮光性が低く気密性も高いので、真冬でも日中の日差しがある時は暖房がいらないほど暖かくなることも多いです。
ワカサギテントにもベンチレーションや風を入れるための窓があるものが多いですが、着替えや就寝時などプライバシーの関係で常時入り口や窓を開けておくわけにはいかないですから、特に夏の気温が高い季節にはワカサギ用テントでキャンプをするのは危険な場合もあるでしょう。
虫の侵入を防ぐことができない
ワカサギテントはキャンプ用テントのようにインナーテントの上にフライシートを被せるといった概念がなく、キャンプ用テントのような前室もないので、虫の侵入を防ぐことはほぼ不可能といっても良いでしょう。
また、ワカサギテントはフロアレスになっているため、入り口や窓を完全に塞いだとしても地面からの虫の侵入は防げませんし、仮にグランドシートを隙間なく敷いたとしてもどこからともなく蜘蛛や蟻が侵入してきます。
冬キャンプなら使えるんじゃない?
ワカサギテントは冬の氷上でワカサギを釣ることに特化したテントなので、比較的条件が似ている冬キャンプには便利かもしれませんが、冬はテント内と外気の気温差が激しくなりがちなので必ずといって良いほど結露が発生します。
キャンプ用テントはフライシートとインナーテントの間に空間ができるため、インナーテント内は結露が発生しにくい構造になっていますが、ワカサギテントは布一枚外は外気なので気温差が激しくなればなるほど結露が発生します。
仮にテント内で薪ストーブなどを使えるようにテントを改造してしまえば多少結露の問題はクリアできるかもしれませんが、気密性が高い分リスクも大きいですから薪ストーブ対応のテントを使う方が現実的といえるでしょう。
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まとめ:ワカサギテントでキャンプはできる?
キャンプ用テントはキャンプに特化したテントですし、ワカサギテントは氷上の釣りに特化したテントですから、それぞれに得意なことが違うので、デイキャンプなどある程度妥協しながら楽しむ分には良いかもしれません。
また、災害時の一時的なシェルターなどに使うには設営が楽なワカサギテントは非常に役立つと思いますし、テント以外にも暖房器具なども有効なアイテムとなります。
どちらも避難所などでプライバシーを守る上では優れた能力を発揮すると思いますし、避難所での感染症対策にもかなり有効なアイテムとなるでしょう。
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