渓流ベイトフィネスに特化したベイトリールがついにダイワから発表されました。
その名も、シルバークリーク エア TW ストリームカスタム
ダイワが長年培ってきたブランド「シルバークリーク」から出された新作ベイトリールは、ダイワユーザーにとって待ち続けてきた期待のベイトリールではないでしょうか。
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仕様詳細、その他テクノロジー
■ストリームトラウトブレーキチューン(インダクトローター固定式)推奨巻糸量でのPEラインにてブレーキセッティングを施した渓流ベイトフィネス専用機。ただし、ナイロンラインやフロロカーボンラインも使用できるブレーキセッティングになっています。渓流ベイトフィネスの第一人者である故、本山博之氏の提唱した渓流での近~中距離キャストでアキュラシーを優先したセッティング。
■G1ジュラルミン製スプールマグネシウムの2倍、超々ジュラルミンの1.3倍の強度を発揮するG1ジュラルミンという特殊アルミ系合金。その超軽量かつ優れた剛性を維持するマテリアルは、航空機の構造材や精密機器等にも採用される軽量合金の最上級グレード。同強度を維持するなら圧倒的な軽量感を実現するため、スプールの巻糸面にブランキング加工せず肉薄化のみで存分な強度の維持が可能だ。軽さがもたらす回転レスポンスの高さ、高剛性による正確無比な回転は他の追随を許さない。
■ゼロアジャスター“ゼロアジャスター”は、釣りを開始する前に”ゼロ設定”に調整することで、釣りの間に誤作動が起こることなく、快適に釣りを楽しんで頂くための機構。
※”スプールガタ ゼロ”設定とは、微細なガタつき (0.2mm程度)を残した状態で、スプールを押さないギリギリの設定のこと。
■ドラグ引き出しクリック魚とのファイトでラインが引き出される際、ドラグ作動音で判別できるクリックサウンド構造。
■80mmALクランクハンドルトラウトアングラーが好む、拘りのIシェイプコルククリアノブ搭載。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタム
品名 ギア
比巻取り長さ
(cm/
ハンドル1回転)自重(g) 最大
ドラグ力
(kg)スプール寸法
(径 mm/幅 mm)標準巻糸量
ナイロン・フロロ
(lb-m)標準
巻糸量
PE
(号-m)ハンドル
長さ
(mm)ベアリング
(ボール/
ローラー)メーカー
希望本体
価格(円)JANコード 8.5R 8.5 74 170 3.5 28/21 6-40 0.6-40
0.8-4080 6/1 47,200 4550133157776 * 8.5L 8.5 74 170 3.5 28/21 6-40 0.6-40
0.8-4080 6/1 47,200 4550133157783 * ■この表の表示巻糸量は上限値です。いずれのラインも40m以上巻かずにご使用されることを推奨いたします。
■巻取り長さはハンドル1回転あたりの長さです。
■巻糸量は目安であり、メーカー・アイテム・テンションにより異なります。
付属品 ・取扱説明書
・アンケート登録ID番号カード
※詳しいスペックや価格は公式サイトが見やすいと思うのでより抜粋させていただきます。
発売時期や魅力の機能などは次の通りです。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタム「発売時期」
2022年1~2月
おそらく超人気機種になると思います。
この記事を書いているのは12月なので、予約して手元に届くのが解禁に間に合わせられるかは正直微妙なところですが、トラウトのベストシーズンには十分間に合うので、購入を検討している方は早めに予約しておくといいでしょう。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタム「販売価格」
47,200円とシマノの最上位機種カルコンBFSとほぼ同価格帯です。
丸形リールが苦手でもカルコン並みの性能を求めるユーザーには魅力的なベイトリールかもしれませんね。
渓流ベイトフィネスで人気のコルクグリップハンドルが標準仕様であったりと、贅沢な部品も使われていてしっかりと拘りのあるベイトフィネスリールに仕上がっていると思います。
新作に強い楽天市場にて実売価格は41,536円となっています。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタム「外観」
画像ではわかりにくいですが、ブラウン系の基調で微妙にラメが入っている落ち着いたカラーリングで、スタードラグとレベルワインドはゴールドとお洒落な感じです。
自然豊かな渓流の景色にマッチしそうな風合いですね。
どのメーカーも昔はシルバー一色だったりガンメタっぽい基調のリールが多かったですが、ここ数年色やデザインに関しては遊び心も混ぜたものが多く、そういった点ではダイワが一歩進んでいるような印象です。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタム「気になるスペック」
シルバークリーク エア TW ストリームカスタムの気になるスペックについて見てみましょう。
ギア比
右巻き左巻き共に8.5と、アルファスAIR TWの8.6:1に比べて遅いですが、ハンドル一回転あたりの巻取り量は74㎝なので特別遅いわけではないですし、渓流ベイトフィネスリールは早ければ早いほど良いというわけでもないので74㎝は十分な巻取り量です。
重量
170gと、これも渓流ベイトフィネスでは妥当な重量だと思います。
シマノとの比較になりますが、16アルデバランBFSが130g、カルコンBFSは200g、SLXが170gなのでSLXと同じ重量になります。
軽さについてはロッドとのバランスも重要だと思うので、使う人によってかなり感じ方が変わると思いますが、渓流ベイトフィネスリールにおいて170gという重量については色んなロッドにもそこそこ合わせられる重量だと思います。
T-Wing system
シルバークリーク エア TW ストリームカスタムにはダイワ独自の新たな機能が追加されています。
中でも注目すべき点は、クラッチを押すと同時にレベルワインドが下がり、ライン放出時にラインが干渉せずスムーズにラインが放出されるT-Wing systemが採用されています。
これは単純に飛距離を伸ばすだけでなく、ポイントに的確にルアーを入れるためのコントロール性能も上がったと言われています。
渓流ベイトフィネスの主力機種であるカルコンBFSやアルデバランBFSもキャスト後半の伸びはかなり良く、「スーッ」と行くイメージですが、シルバークリーク エア TW ストリームカスタムは「ぬーん」って感じかなとイメージしています。
かつてベイトリールに関しては巻き心地を進化させる技術を投じてきた各メーカーも、最近は飛ばす楽しさやコントロール性能に特化した機能をどんどん開発していますが、その中でもこのT-Wing systemは、渓流ベイトフィネスの楽しさであるキャストにおいて斬新な機能だと思います。
ストリームトラウトブレーキチューン
ベイトタックルでPEラインを使用する人が多い中で、PEラインにてブレーキセッティングを施した渓流ベイトフィネス専用機は非常にありがたい性能です。
PEラインに合わせているとはいえ、ナイロンやフロロでのセッティングにも対応しマルチに楽しめる欲張りな機能も嬉しいですね。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタムは2022年渓流ベイトフィネスの最注目機種
衝撃の発表でしたが、シルバークリーク エア TW ストリームカスタムは、シマノユーザーである僕から見ても非常に魅力的なベイトフィネスリールで、しかも渓流に特化したベイトフィネスリールとあって、ダイワさん中々やるな~というのが正直な感想でした。
マグネットブレーキやスプールの特徴など基本的な要素については、開発面においてももうすでに成熟しきってしまっている印象ですが、レベルワインドに工夫をするところは開発者が真剣に取り組んで力を入れているんだなと感心しました。
シルバークリーク エア TW ストリームカスタムは、飛距離を出すことが得意なので本流でのミノーイングも楽しいですが、小渓流でボサ下や岩の間などに小型のフローティングミノーを音もなくスポッと入れたい時や、左右が障害物に覆われていてフリップキャストで攻略するような、これぞ渓流ベイトフィネス!というポイントなどでもかなり活躍するリールだと思います。
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