釣りをしたことがない人でも一度は聞いたことがある日本の二大釣り具メーカーのシマノとダイワ。
釣り竿を買いたいと思った時におすすめのロッドをインターネットで検索しても、ほとんどのサイトがシマノとダイワばかり紹介していますよね。そして、どこの釣り場に出かけても多くの人がシマノやダイワのロッドを使っています。
個人的にもシマノやダイワ以上のロッドを作れるメーカーは現在のところ存在しないと思っていますが、中にはロッドなんてどこのメーカーも大差ないとか、みんなが持っているのと同じものを使うのは嫌!っていう人もいると思います。
この記事では、シマノとダイワ以外のロッドと他のメーカーのロッドがどう違うのかというところと、シマノやダイワを使いたくない方向けにおすすめのロッドをジャンル別にいくつか紹介していきます。
シマノやダイワが勧められる理由
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一流メーカーだからおすすめできるというところは、釣り具に限らずどんな商品にもいえると思います。
例えば車。自分は日産とホンダが好きですが、エンジンにしてもボディにしても全てにおいてトヨタ車が優れていると思っています。釣具でいうなら国内では人気の高いホンダや日産がダイワ、世界のトヨタはシマノといったところでしょうか。
やはりモノづくりに長けているという意味で、シマノやダイワが人気なのも頷けます。
耐久性能
シマノやダイワ以外にも良いロッドはたくさんありますが、シマノやダイワ以外のメーカーがシマノやダイワと同じ品質のロッドを作ったら、シマノやダイワと同価格またはそれより安く作ることはできないでしょう。
例えば、ロッドの細さ。現在はカーボンロッドが主流なので、ロッドの中身は空洞の物が多くなっていて、ロッドの感度を上げるにはできるだけ肉薄にして竿自体も細くしますが、カーボンは繊維ですから、強い衝撃や一点に大きな力が加わると当然破断のリスクも上がります。どこまで耐えられるかはメーカーによって違いますが、その耐えられる限界値が高いのがシマノとダイワという二大釣り具メーカーなのです。
価格
売値だけを見て高いという人は多いですが、シマノやダイワはほとんどのロッドが売価に見合った品質で作っているので、他のメーカーに比べて高いもの当然品質が高く、安いものでも可能な限り高い品質を保って作っています。
安いけどすぐ折れる一万円のロッドよりも、中々折れない二万円のロッドの方がお得だということは、誰でも理解できるところだと思います。
偏った技術ではなく総合的な技術が高い
ロッドの種類によってはシマノやダイワ以上のロッドをリリースしているメーカーも多くあります。特に渓流ルアーロッドやロックフィッシュなどのソルトウォーター用のルアーロッドなどは、シマノやダイワよりも優れているメーカーもありますが、ルアーロッドに限らず総合的にみるとシマノとダイワの技術が高く、幅広いジャンル展開しているのもおすすめできるところです。
シマノやダイワ以外の人気メーカー
ここでは初級者用ロッドでは満足できなくなってきた中上級者向けに、シマノやダイワ以外のおすすめのメーカーのロッドをジャンル別に紹介していきます。
トラウト
トラウト用ロッド(ルアー・フライ)
ルアー
- ジャクソン:Trout Unlimited
- 天龍:レイズ スペクトラ
- スミス:トラウティンスピン
フライ
- ティムコ:オービス クリアウォーター
- 天龍:フェイテス
ワカサギ
- VARIVAS:公魚工房 ワカサギ穂先[ワークスリミテッド]
バス
- ジャッカル:BPM
- アブ・ガルシア ホーネットスティンガー プラス
ソルトウォータールアー(ショア)
ソルトウォータールアー(ジギング・ロックフィッシュ・メバリングやアジングなど)
ショアジギング
- ジャッカル:BRS
- アブガルシア:ソルティースタイル ショアジギング
- テイルウォーク:SSDショアジグ
- テイルウォーク:マンビカ2
- がまかつ:ラグゼ コヨーテS
シーバス・フラットフィッシュ
- アブガルシア:ソルティースタイル シーバス
- ヤマガブランクス:アーリー フォーシーバス
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メジャークラフト:2代目ソルパラ X シーバス
ロックフィッシュ
- アブガルシア:ソルティースタイルロックフィッシュ
- アブガルシア:エラディケーターロックスイーパー
- ノリーズ:ロックフィッシュボトムパワーオーシャン
ライトソルトウォータールアー
- アブガルシア:ソルティースタイルアジング
- 天龍:ルナキア
- ジャクソン:オーシャンゲート メバリング
エギング
- 該当なし
投げ
- 該当なし
シマノやダイワ以外のおすすめのメーカーのロッド総評
トラウトやソルトウォータールアーに関してはシマノやダイワ以外のメーカーが健闘しており、細かいスペックの違いなどバリエーションを豊富に展開しているところに強みがある印象ですが、エギングや投げに関しては、ほとんどがシマノやダイワがシェアを独占している状態です。
かつては「がまかつ」なども投げ竿部門では評判の高いメーカーでしたが、現在は一部の地域やジャンルで人気があるものの、全国的に見るとやはりシマノとダイワの二強といったところでしょうか。
シマノやダイワ以外のおすすめのメーカーのロッド:まとめ
釣り場で会った人と全く同じタックルを使っていた・・・なんてことは、まああり得る話ですが、みんなが使っているロッドだからこそ良いロッドでありつつも、同じものは使いたくないという人もいると思います。
今回はそんなあまのじゃくな方向けにシマノとダイワ以外のメーカーのおすすめのロッドをいくつか紹介しました。
個人的には、価格だけを求めるならメジャークラフト、そこに性能もプラスされているロッドならアブガルシア、釣り具は中古市場も確立していますし、タックルに強い思い入れがないなら状態良く使用していればそれなりの価値は保ち続けるのが釣具ですから、次のタックル購入資金に充てるならシマノやダイワのハイエンドモデルなのかな?と思います。
新しい道具を買った後に、思い出と一緒に保管して一生の宝物にするのも良いですね。
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