ハンドメイドミノーを作るようになって半年、最近やっとまともに魚を釣ることができるようになりました。
初期費用はそれなりにかかりましたが、それでもDコンタクト50個分くらいかな?
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50個作ったところで実釣で使える割合は2割程度ですから実際には250個以上作らないと元が取れない計算になりますが、ミノーの完成度を上げればそれに比例していきますのでもう少し成績は上がるかと思います。
部品や塗料なども加わるので幼稚な計算式で恐縮ですが、自作品で釣った魚の価値はプライスレスです。
今回はその塗料についてのお話です。
塗料は何を使えばいい?
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僕と同年代かもう少し若い世代の男子ならほとんどの方が経験したことがあると思いますが、プラモデル用の塗料です。
ラッカー系やアクリル系など色んな種類がありますが、僕はアクリル系のミスターカラーを使っています。
安価なのもそうですが、一番の理由はミノーの強度を上げたり表面の艶出しで使用するセルロースセメントと相性がいいからです。
相性が良いと言ってもコーティング時にどうしても色流れが発生してしまうので多少コツはいるんですが、色流れについての記事はこちらをどうぞ。
塗装はエアブラシを使用
エアブラシを使う最大の利点は、グラデーションが楽にできるのと塗料が厚くなりすぎないところです。
筆塗りだとグラデーションを作ることはできませんし、薄め液で希釈して薄く塗ったとしても塗料の厚さを調整するのは難しいと思います。
また、エアブラシを使用するとすぐに乾くので、違う色を重ね塗りする際もすぐに作業に入れるのも良い所です。
塗料は何種類必要?
下塗り用
下塗りのベースとなる色は主に三種類あれば大丈夫だと思います。
ハンドメイドミノーは工作用のバルサ材を削り出して作るので木の質感を隠すためにも下塗りは必須です。
- 白
- シルバー
- 黒
白に関しては、ベースカラーで使う以外にもワンポイントで他の色を入れたい時に部分的に入れてから重ね塗りすることで際立たせることができます。
下塗りが黒のままだと重ね塗りしてもほとんど目立たなくなってしまいます。
視認性を高めるためにワンポイントで蛍光イエローを入れていますが、ベースは背中をブラックで一面塗装した後に尻尾に白を入れてから蛍光イエローを吹いています。
本塗り用
下塗りが終わったら好きな色を塗ってくのですが、クリアー系の色とチャート系の色があればかなり多くのバリエーションができます。
クリアー系塗料
- クリアーイエロー
- クリアーオレンジ
- クリアーブルー
- クリアーグリーン
- クリアーレッド
チャート系塗料
- 蛍光イエロー
- 蛍光グリーン
- 蛍光レッド
- 蛍光オレンジ
色止め・艶出し
- Mr.カラーGX スーパークリアーⅢ UVカット 光沢
普通のクリアーでも良いと思いますが、紫外線や長期保管などでせっかく作ったお気に入りのミノーが変色してしまうと嫌なのでUVカットの物を使っています。
ちなみに、クリアーが切れてしまって急遽模型店に買いに行ったところ、間違えて艶消しを買ったらしく気付かずにそのまま使っていたらミノーが粉吹き芋みたいになりスプレーブースのフィルターがめちゃくちゃ目詰まりして大変でした(笑)
ボトルの字が小さいので老眼には辛いところです。
その他
- ミスターカラー薄め液
エアブラシは塗料を薄めないと使えないのと、エアブラシの清掃にも必要です。
塗料よりも量を使うので400ml入りの特大サイズを購入しています。
買って失敗した塗料
- ゴールド
- グリーン
- イエロー
- レッド
基本的に下塗りとチャートカラー以外はクリアー系の塗料を使うのでほとんど使いませんでした。
ゴールドは一見使えそうに感じますが、鱗模様を入れたアルミテープやシルバーの上からクリアーイエローを重ねた方が魚っぽい質感になるので結局使うことはなくなりました。
せっかく買ったのでお遊びでこういうものも作りましたがイワナとニジマスが釣れましたよ(笑)
使ってみて面白かったもの
- ミスタークリスタルカラー
クリスタルカラーにも何種類かあってダイヤモンドシルバーとトパーズゴールドを使用していますが、白ベースの上から吹けば、スモルト化したヤマメに似たきらきらとした質感を出せるし、エラなどの顔周りやお腹などワンポイントで吹き付けるのもおもしろいと思います。
その他にも工夫次第で色々な使い方ができますが秘密ということで(笑)
まとめ
主に現在使用している塗料を全て紹介しましたが、好みのカラーのミノーを数種類だけ作りたという方には正直なところここまでの種類は必要ないかもしれません。
特にチャート系のカラーは蛍光グリーンと蛍光オレンジさえあれば十分だし、クリアー系カラーもグリーンとイエローがあればここまで必要ないと思います。
また、重ね塗りする順番や塗装する面のベースカラーにも左右されますし、重ねる厚さによってもかなり変わるので色々試してみて自分の好みを見つけるのも楽しいと思います。
※塗装やコーティングの際は必ず防毒マスクを使用してくださいね。
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