ワカサギ釣りの足の冷え対策「氷上で足が冷えないお勧めのスノーブーツの選び方と冷えないための対処法」

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ワカサギ釣りはテントや暖房などで寒さ対策をしている方が大半ですが、いくらテント内で暖房を使用していても足が冷たくなることって結構多いんですよね。

ワカサギ釣り場のスタッフだった昨シーズンは、あまり釣れなかったお客様へのプレゼント用に空いた時間を使ってワカサギを釣りにフィールドに出ていましたが、いくら毎日冬の屋外で作業しているといってもやっぱり寒いものは寒いもので、特に足が冷たくなると釣りにも集中できません。

氷上ではテント内の空気を暖めても、足の下は氷ですからどうしても足は冷えてしまいます。

今回は、ワカサギ釣り歴約20年、ワカサギ釣り場スタッフ経験者の筆者が、ワカサギ釣りで役立つ足が冷えない防寒靴の選び方と、冷えないための対策をご紹介します。

目次

ワカサギ釣りに役立つ防寒靴の条件

ワカサギ釣りに役立つ防寒靴は雪が入らないロングブーツが良いと思われがちですが、防寒着を上下着ていればワカサギ釣り場で靴の中に雪が入るような状況って実はそんなに多くなく、最も注意が必要なのは氷の下から上がってくる水分で、靴の中が濡れてしまうとその時点で釣り終了といえるほど辛い状況となります。

氷は水面に張っているものですから、穴を開けると上に雪が積もっていない限り氷の表面と水面が同じ高さになり、特にテント内で暖房などを使用すると多少なりとも解けてくるので、防水機能のない靴だとすぐに浸みてきてワカサギ釣りどころではなくなってしまいます。

ただ、暖気などで氷が緩んで辺り一面水たまりになるような状況でない限りは、靴底から膝までの防水が必要ということではなく、せいぜい靴底から5~10㎝程度防水機能があれば大丈夫です。

ワカサギ釣りに使う防寒靴を選ぶポイント
  • 丈の長さ
  • 防水性能
  • 防寒性能
  • 重量

座って行うことが多いワカサギ釣りは、丈が長いロングブーツだとふくらはぎに当たって痛くなったりすることもあるので、ミドル丈のアウトドア用の防水性能の高いスノーブーツなどがお勧めです。

防水防寒機能が高いワカサギ釣りにお勧めのスノーブーツ

ワカサギ釣りで実際に自分が使っているものも含めたお勧めのスノーブーツを紹介します。

ソレル カリブー

  • 防寒:★★★★★
  • 防水:★★★☆☆
  • 重量:★☆☆☆☆
  • 快適度:★★★☆☆

-40℃まで対応するブーツで、どんなに寒くても平気なんじゃないかと錯覚するほど足が冷たくならないブーツです。今まで色んな防寒靴を試してきましたがソレルのカリブーが最強です。類似品も多くありますが防寒性能はソレルが一番です。

ただ、重たいのが難点で、長距離を歩くことも多いワカサギ釣り場スタッフだった昨シーズンは、場内作業中では使用していませんでしたが、お客様用のワカサギを釣る時だけ履き替えて使用していました。

防水機能については、シーズン初期や終盤などズボズボ足が埋まるような状況でない限り足が濡れるようなことはありません。

ソレル 1964パックナイロン WP

  • 防寒:★★★★☆
  • 防水:★★★☆☆
  • 重量:★★☆☆☆
  • 快適性:★★★☆☆

カリブー同様-40℃まで対応の防寒性の高いブーツです。カリブーはインナーが別になっているのでややごつい印象ですが、1964パックナイロンはインナーが一体型なのでスリムで軽快な履き心地なので、ワカサギ釣りだけではなく普段履きのタウンユースでも使いやすいのは1964パックナイロンでしょう。

コロンビア チャケイピア チャッカ オムニヒート

  • 防寒:★★★☆☆
  • 防水:★★★☆☆
  • 重量:★★★☆☆
  • 快適性:★★★★☆

コロンビアのチャケイピア チャッカ オムニヒートはソレルほど防寒性は高くないものの、ワカサギ釣りを快適に楽しむための機能は充分に備わっています。また、ソレルのように重くないですし足首が固定されないので足の疲れも軽減されるため、機動性を重視したい方にはお勧めです。

コロンビアはアウトドアに大切な機動性が高いものが多く、価格の割に丈夫な靴も多いので、普段履きはもちろんワカサギ釣りにもガンガン使えます。チャケイピア チャッカ オムニヒートはサイズ表記よりも作りが若干小さめなので普段の靴のサイズよりワンサイズ大きめを選ぶと良いでしょう。

THE NORTH FACE ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ

  • 防寒:★★★☆☆
  • 防水:★★★☆☆
  • 重量:★★★★★
  • 快適性:★★★★☆

ノースフェイスのヌプシ ブーティ ウォータープルーフは非常に高い防寒性能に加えて防水性能にも優れたウインターブーツです。そして、400g前半と移動が多いワカサギ釣りにはありがたい軽さが魅力です。見た目も良く北海道では普段履きしている方も多いです。

ミツウマ スノーブーツ 防寒靴

  • 防寒:★★★☆☆
  • 防水:★★☆☆☆
  • 重量:★★★☆☆
  • 快適度:★★★☆☆

ミツウマといえば肉体労働系の外仕事の方ご用達のメーカーというイメージですが、外仕事の方々に人気ということは、ワカサギ釣りなどの冬のアウトドアにも充分役立つアイテムと言えます。価格も安く2023年の新作は靴紐を結ぶ必要がないフィット感の調整ダイヤルが付いていて見た目も結構お洒落です。

ワカサギ釣りで足が冷たくならないようにするコツ

ワカサギ釣りで足が冷たくなるのは氷から靴に伝わる熱伝導率によるものですから、足が冷たくならないようにするには靴底に伝わる冷気を遮断するか、冷気に負けない保温性が高い靴を使用することです。

保温性能の低い靴は靴下を何枚も履こうが靴用のカイロを使用しようが全く効果がなく、価格に関係なく外からの冷気を通さず自分の体温を逃さないような靴を選ぶことが足を冷やさないコツです。

裏起毛があるブーツを使用する

内部に裏起毛があるブーツは、足と靴の隙間に空気の層ができて自分の体温で温まるので結果的に保温性が高くなりますが、少しでも足が濡れてしまうと全く機能しないので防水性能が高いブーツを選ぶと良いでしょう。

ワンサイズ大きめのブーツを使用する

ジャストフィットする靴は、足の血流が減りやすく靴の中にできる空気の層が少ないため、冷気が直接足に伝わってきます。自分の体温で足を暖めるにはある程度ゆとりがある靴の方が冷えにくくなります。また、靴下の二枚履きも同じで、丈の長い厚手の靴下を一枚履いた方が保温性が高くなりやすいです。

靴の下に熱を遮断する物を敷く

足が冷たくなるのは氷から伝わる冷気の影響が大半ですから、靴の下にキャンプなどに使うウレタン製のマットなどを敷いて冷気を遮断するとかなり違います。

靴用カイロは効果なし

使い捨てカイロは酸素を利用して温まる性質なので、靴の中など空気が少ない状況では最初は良くても時間が経つにつれて冷えてしまいます。特に足や手が冷たくなりやすい冷え性の方は電気の力で温める電熱ソックスがお勧めです。

ワカサギ釣りの足の冷え対策「まとめ」

今回は、ワカサギ釣りで足が冷たくて辛い方向けに足が冷えない防寒ブーツと、足が冷えないようにする対策法を紹介しました。

ワカサギ釣りは一度足が冷えてしまうと、いくら暖房を使用してテント内を暖めても足が暖かくなることはほとんどないですから、先に足が冷えないような対策をしてから楽しみたいものです。

もし、ワカサギ釣りの途中で足が冷えてしまって急遽この記事にたどり着いた方は、靴を脱いで足の血行を良くしてから再度靴を履いてテントの周りを何周か速足で歩くと少しだけマシになります。

今シーズンも暖かくしてワカサギ釣りを楽しんでいただければと思います。

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