氷上ワカサギ釣りの本場、北海道にはたくさんのワカサギ釣り場があり、シーズンになるとたくさんの人がワカサギ釣りを楽しんでいます。
北海道は広いので主に札幌を含む新千歳空港から近いワカサギ釣り場を紹介ます。
札幌・石狩エリア
100万人都市の札幌にもワカサギ釣りができる場所がいくつかあります。
また、初心者でも手ぶらで楽しめるツアーもあるので観光のついでに気軽に楽しめるのも魅力的です。
とれた小屋ふじい農場
HP:http://toreta-fujii.com/fishing/
北海道札幌市北区篠路町拓北243−2(新千歳空港から車で約1時間)
游魚料:無料
シーズン:1月上旬から3月下旬
レンタル:釣り具・貸しテント有
トイレ:有
駐車場:有(土日祝日700円 平日500円)
水深:2~4m
ワカサギの管理釣り場ではありませんが、農園の敷地を駐車場として一般に開放しているので実質有料となります。シーズンになると管理人さんが氷の厚さなどをチェックして安全確認をしていて早い年だと12月下旬にはオープンします。
貸しテントは予め穴が開けられている小型のビニールハウスがあり、椅子なども用意されています。
シーズン後半は釣果が落ちますが、開幕直後は10cmを超える大型のワカサギが釣れ、良い日だと短時間で三桁も狙えます。
カップ麺の販売や暖房設備のあるトイレもあり、駐車場から土手を降りてすぐ氷上なのでカップルやファミリーにもおすすめです。
サーモンファクトリー裏
HP:https://www.sato-suisan.co.jp/shop-info/factory.html
北海道石狩市新港東1丁目54(新千歳空港から車で約1時間10分)
游魚料:無料
シーズン:1月下旬から3月上旬
レンタル:無
トイレ:有
駐車場:有(無料)
水深:5~8m
石狩市にある佐藤水産が運営する鮮魚店、サーモンファクトリーの裏手にある茨戸川が釣り場です。
管理釣り場ではなく、サーモンファクトリーさんのご好意により無料でトイレや駐車場を開放してくれています。
ワカサギ釣り客用の駐車場がありますが、一部マナーの悪い人達のせいでワカサギ釣り客への駐車場開放の中止を検討しているといった話もあり、一般客用の駐車場には絶対に停めないようマナーを守って楽しんでください。
また、この釣り場は大勢の釣り人が訪れる上、岸際から水深が深く、所々氷の薄い箇所もあり過去には転落事故も発生しているので、特に氷の薄い川の中央部には絶対に立ち入らないようお願いします。
釣果はシーズンを通して安定していて、他の釣り場であまり釣果が良くない時でもそこそこの釣果が期待できますが、サイズ自体はシーズンによってバラつきがあります。
石狩放水路(川の博物館裏)
北海道石狩市新港南1丁目28−24(新千歳空港から車で約1時間10分)
シーズン:1月下旬から3月上旬
游魚料:無料
レンタル:無
トイレ:無
駐車場:無
水深:2~4m
サーモンファクトリーから西へ数百メートルほどに位置する川の博物館、かつては無料で駐車場を開放していたこともありましたが、釣り客のマナーの悪さにより駐車場は閉鎖になっています。
よって、駐車場はないのでサーモンファクトリーに車を停めて徒歩で釣り場に向かうことになります。
稀に川の博物館前の歩道に駐車している車を見かけますが、一帯は駐車禁止エリアなので絶対に路上駐車などしないようお願いします。
釣果の方はサーモンファクトリー裏と特に変わりはありませんが、以前ほど混雑しないのでのんびり静かにワカサギ釣りを楽しめます。
株式会社マテック裏
游魚料:無料
シーズン:1月下旬から3月上旬
レンタル:無
トイレ:無
駐車場:無
水深:2~4m
石狩放水路と花畔大橋の中間に位置する株式会社マテックさんの裏手にあり、マテックさんの工場横に車を止めて川に向かいますが、距離もそこそこあり途中アップダウンも多いのでマニア向けの釣り場です。
車約三台分程度と駐車スペースはほとんどないので、譲り合って駐車するか、先行者がいる場合は違う場所に移動した方が良いでしょう。
一度だけ行きましたが苦労して川に下りた割にそれほど釣果はありませんでした。
釣果はその時々で変わるので、人の少ない場所で静かに釣りたい人にお勧めです。
花畔大橋下流
游魚料:無料
シーズン:1月上旬から3月中旬
レンタル:無
トイレ:無
駐車場:無
水深:2~3m
国道337号線を花畔大橋からあいの里方面へ向かう途中オービスがあり、オービスを過ぎた次の信号を左折ししばらく直進したL字のカーブ辺りから川に出られます。
駐車場は無く付近の道路に路駐になりますが、近隣は農家の方の敷地なので迷惑駐車にならないよう注意しましょう。
釣り場は広いですが、駐車スペースからすぐに川に出られる人気のスポットで、そこそこ釣果も良くその分混雑もしやすいので、駐車スペースが確保できるかがポイントです。
ワカサギの他に外道のウグイが多くサイズもかなり大きいので仕掛けの予備は多めに用意しておいた方が良いでしょう。
シーズン後半の三月下旬にここでカレイを釣ったことがあります。
追記:この付近一帯は駐車禁止となり警察の取り締まりが厳しくなりました。週末にはかなりの数の路上駐車があり近隣住民のことを考えれば当然と言えます。また、付近に駐車できる場所はないので徒歩での入釣限定となります。
焼肉屋前
游魚料:無料
シーズン:1月下旬から3月上旬
レンタル:無
トイレ:無
水深:3~4m
駐車場:無(川のすぐそばに複数台可能な駐車スペース有)
ガトーキングダム札幌から川を挟んだ対岸の茨戸ガーデンという焼き肉屋の前の道から川へ降りる駐車スペースに入ります。
花畔大橋下流同様外道が多くここ数年釣果も不安定なようです。
しのつ湖
北海道石狩郡新篠津村第45線北2番地(新千歳空港から車で約1時間10分)
HP:http://www.tappunoyu.com/fishing/
游魚料:有料(各プランにより料金は異なります)
シーズン:1月上旬から3月下旬
レンタル:釣り具・貸しテント有
トイレ:有
駐車場:有(無料)
水深:3~5m
新篠津村にあるたっぷの湯という温泉裏にあるしのつ湖でワカサギ釣りができます。
釣り場は三か所に分かれていてそれぞれ距離があるので、釣り場までは車での移動になります。
受付は「道の駅 しんしのつ」の券売機で購入します。温泉入浴付きセット、貸しテントや釣り具のレンタルセットなど、色々なプランがあるのでその日の気分で選べます。
しのつ湖のワカサギは平均サイズが5cm以下と型が小さく比較的難しい釣り場ですが、常連さんはかなりの釣果を上げているので魚が居ないわけではありません。
また、ここで釣れたワカサギを受付に持って行くと1g1円で買い取りも行っており、上手な人は温泉代くらいにはなるようです。
二年前に行った時は三人で500gで500円もらえました(笑)
ここは10年以上前に何度か通っていて、管理人のおじさんにテント代を払えばすぐに釣りができましたが、いまは温泉内で受付しそこから釣り場まで移動といった流れになっていて、完全に観光客向けの釣り場になってしまい、ワカサギだけを楽しみたい人には使いにくい釣り場となってしまいましたね。
胆振エリア
胆振地方にもワカサギ釣り場が複数あるので紹介します。
札幌近郊に比べて雪が少なく釣り場までのアクセスも比較的楽なので冬道の運転が苦手な方でも気軽に楽しめると思います。
勇払ハート沼
HP:https://www.yufutsu-wakasagi.com/
北海道苫小牧市勇払263−2(新千歳空港から車で約30分)
游魚料:貸しテント付き2500円・外釣り2000円(土日は要予約)予約はこちらから
シーズン:12月下旬から3月上旬
レンタル:有(釣り具は游魚料に含まれる)(暖房器具1000円/日)
トイレ:有
駐車場:有(無料)
水深:5~10m
2021年に新規オープンしたワカサギ釣り場です。
新千歳空港から車で30分と好立地でありながら、道路もそれほど混雑せず、苫小牧市内でも勇払は雪が少ないためアクセスが楽な釣り場です。
ハート形の沼が特徴ですが、面積は広く貸しテント50張以上と、混雑時も暖かいテントの中でワカサギ釣りを楽しむことができます。
日によって釣果のばらつきはあるようですが、スタッフがレクチャーしてくれるので、初めての人にも安心です。
入り口がわかりにくいのでカーナビの使用をおすすめします。
2021年度は12/26より営業。
錦大沼公園(苫小牧市)
北海道苫小牧市樽前421−1(新千歳空港から車で約40分)
游魚料:無料
シーズン:1月下旬から2月下旬
レンタル:無(穴あけドリルのみレンタル有)
トイレ:不明
駐車場:有(無料)
水深:3m前後
苫小牧市の西側に位置する錦大沼は自然豊かな素晴らしいロケーションで、シーズンによってバラつきはあるものの数・型ともに期待できる釣り場として毎年多くのワカサギ釣り師が訪れます。
苫小牧は雪の少ない地域なので駐車場から釣り場までのアプローチは比較的平坦で歩きやすいものの少し距離があります。
また、この釣り場はテントの使用が禁止となっており、基本的に露天釣り限定の釣り場となりますので、防寒着や簡易暖房器具などしっかり準備してから行くと良いでしょう。
その他、穴の開ける場所や立ち入り禁止区域など、細かいルールがあるので、巡回してくる管理人さんの指示に従ってください。
ポロト湖(白老町)
北海道白老郡白老町白老(新千歳空港から車で約1時間10分)
HP:https://shiraoi.net/lesure/%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%83%BB%E9%87%A3%E3%82%8A%E5%A0%80/
游魚料:有料(大人500円 子供200円)
シーズン:1月上旬から3月上旬
レンタル:釣り具・貸しテント有 (釣り具は販売のみ)
トイレ:有
駐車場:有(無料)
水深:4~6m
2020年にオープンした民族共生象徴空間ウポポイがあるポロト湖の湖畔にある管理釣り場です。
平均的なワカサギのサイズは5cm程度で、稀に15cm級の超大型の魚体も見ることができます。
ポロト湖は雪が少ない上、氷の透明度も高く、魚の警戒心も少し高めなので、人の少ない平日の静かな日がねらい目で、明るい時間帯よりも朝夕のマズメの時間帯が良いでしょう。
朝夕のマズメ時に氷の直下を狙うと数が釣れますが、日中の明るい時間帯は底の方に下りていくので回遊待ちの釣りとなります。
水質が良く釣れたワカサギの味も良いと評判で、釣れたワカサギは是非持ち帰って料理してみてはいかがでしょう。
ウポポイがオープンして最初の年なので、ワカサギ釣り開幕後の混雑状況が気になるところですが、白老観光協会も力を入れているところなので釣果の方も期待して良いかもしれません。
三日月湖(厚真町)
游魚料:有料(大人800円 子供500円)
シーズン:1月下旬から2月中旬
レンタル:無
トイレ:有
駐車場:有(釣り客は無料)
水深:不明
厚真町にある農家の敷地内の池を一般開放しています。
土日のみの営業らしいですが詳細は不明。
混雑とは無縁の釣り場らしいですが、個人の所有する池なので安全面では十分な配慮をお願いします。
気軽に手ぶらでワカサギ釣りを楽しみたい
各釣り場へのアクセスは道路状況によって大きく変わります。
特に冬は道路状況が悪化すると渋滞も多くなるので、記載している時間より約1.5~2倍程度の時間がかかりますのでご注意ください。
観光の途中などで立ち寄る場合は、釣り具やテント、椅子など、レンタルが揃っている釣り場をおすすめしますが、防寒対策はしっかりと行ってください。
観光ガイド雑誌じゃらんnet
で手軽にインターネット予約ができるガイド付きワカサギ釣りツアー
ガイドさんが教えてくれるので初めての人も安心ですね。
ワカサギ釣り終了後は温泉で身体を温めてから帰ると風邪も引きずらいので是非お勧めです。
ワカサギ釣り場付近にもたくさんの温泉施設があるので、機会があれば記事にしてみたいと思います。
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