ワカサギ釣りのベストシーズンは主に冬ですが、釣りをしたことがない人もワカサギ釣りって少し特殊なイメージを持っていると思います。
氷上ワカサギ釣りは厳寒期に氷に穴を開けて行う釣りですから、イメージの通りちょっと特殊な釣りですが、初めて氷上ワカサギ釣りをするのに必要な寒さ対策や道具の選び方など、初心者にも楽しめる「氷上ワカサギ釣りの始め方」を解説します。
氷上ワカサギ釣りのやり方
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氷上ワカサギ釣りは専用のタックルと仕掛け、あとは餌があればとりあえずできます。
ワカサギ釣り場に行けば先行者が開けた穴があるので、とりあえずちょこっとやってみたいだけという人はそれだけで釣りはできます。
釣り方自体は凄く簡単で、基本的な釣り方は餌をつけた仕掛けを穴の中に入れてオモリが底に付くまで落として糸が弛んだ分を巻き取ります。
底に錘が付いている状態をなるべくキープしながら時々上下に誘いをかけて止めての繰り返しです。
アタリは誘いを止めた時に出やすいので、竿先がピクピクと動いたら素早く竿を立てて合わせます。
ワカサギが掛かった場合は竿先がピクピク揺れたままだったり、糸が緩んだままだったりするので、その時は仕掛けを回収します。
ワカサギの群れが大きく活性が高い場合は誘いを掛けなくても食ってくるので、数を釣るには針から魚を外したらすぐに仕掛けを穴に落とす手返しの早さがポイントになります。
安全確認は念入りに
氷上ワカサギ釣りは氷に穴を開けてする釣りですから、当然穴の下は川や湖です。
同じワカサギ釣り場でも深い所では数十メートルもある所もあるので、落ちたら大惨事です。
川の中央部や岸際などは所々氷が薄くなっている箇所もあるので、アプローチの際も十分に注意が必要です。
また、実際に穴を開けてみて氷が薄かったりズボズボ足が埋まって水が浮いてくる場合はすぐにその場から離れてください。
その場の環境や氷の質なども関係しますが、安全に釣りができる目安として氷の厚さは30cm程度はないと危険です。
防寒対策はまずワカサギテントから
天気が良く暖かい日の日中で短時間でしたらテントを設営しない露天釣りも気持ち良いものですが、冬の天気は変わりやすく突然吹雪になったりするのでやはりテントは必須かな?と思います。
安いので十分なのでワカサギテントとレジャー用の椅子は用意しましょう。
天気の良い日中なら暖房も必要ないほど暖かく快適に釣りが楽しめます。
ワカサギテントの種類
ワカサギテントと普通のキャンプ用のテントとの違いは、氷に穴を開けて釣るので底がなく、雪を被せて重みで風に飛ばされないようテント全体を固定できるようになっているスカートが外側に付属しています。
主に形状は二種類あり、ポールを組み立ててフックで引っ掛けてテントを固定する吊り下げ式と、傘のようにワンタッチで広げるタイプのものがあります。
釣り下げ式ワカサギテント
吊り下げ式は価格も手頃で軽量なので持ち運びがとても楽ですが、キャンプ用のテントのようにポールを繋いでシートを被せたりと、ある程度設営に時間がかかるため真冬の氷上では結構辛いものがありますし、風に対してあまり強くないといった難点もあります。
ワンタッチ式ワカサギテント
一方、ワンタッチ式のテントは物によっては設営に1分かからない物もあり、テントの形状も色々あり、従来の四角いタイプの他、風に強い五角形や六角形の物もあります。
設営は非常に楽ですが重量がかなりあるので防寒具を着た状態で足元が悪い中での持ち運びはかなり大変です。
最終的には設営の楽さを取るか持ち運びの楽さを取るかになりますが、やはり人気なのは設営と撤収の気軽さと形のバリエーションが豊富なワンタッチ式のテントです。
画像のテントはプロックスパオΣ セミラージサイズでワンタッチ式ではないですが八角形の特殊な形で多少の風ではびくともしない頑丈なテントです。
設営は12か所ある紐を外側に引っ張るだけでOkなので誰でも簡単に設営できますし、風に強いので風上に一か所ペグダウンしてスカートに雪を乗せておけば少々の風ではびくともしません。
収容人数は大人4人でも余裕の広さですが、その分重量は10kgもあるので持ち運びは大型のソリを利用するなど工夫が必要です。
大型のワカサギテントはコールマンが人気で、実際に釣り場に行くとコールマンのテントがずらりと並んでいることがよくあり、よその人と被るのが嫌なのでプロックスにしましたが、価格の面や撤収時の快適さで非常に満足しています。
氷上ワカサギ釣りの防寒具は上下必要
天気の良い日に防寒具を着てテントの中なら暖房器具がなくても暖かく釣りができます。防寒具も色々ありますが、最近は釣り業界もアパレルに力を入れてる所が多く、機能性プラスお洒落な物も増えていますね。
流行りなど気にしないのであれば使い古しのスキーウェアなどを代用するのが最も安上がりですし、ワークショップの防寒具もかなりお勧めで、中でもワークマンの防寒具は安くて暖かいので釣り人には大変人気です。
真冬の氷上とはいえ、気温の高い日は氷の上に染み出してきたり穴から上がってきた水で水溜りができることもありますから、スニーカーや一般的な冬靴では足が濡れてしまうことがあります。
ワカサギ釣りで足が濡れてしまうとその時点で釣りは終了というくらい耐えられない冷たさですから、足は絶対に濡らさないように防寒機能付きの長靴などは必須です。
ワカサギ釣りのタックル「竿編」
市販されているリール付きの格安ワカサギ釣りセットで十分釣りができますが、竿自体はできるだけ柔らかいものを選ぶのがポイントで、セット物は竿自体が硬めのものもありワカサギの繊細なアタリを取れず全く釣りにならないことがあります。
ワカサギ釣りセットは大手釣り具量販店や、ホームセンターなどで2000〜3000円程度で購入できます。
僕もそうですが、中には竿の穂先を自作をしている人も多く、自分の思い通りの硬さに調節できるので、複数持っていると状況に応じて竿を変えることができます。
竿の自作とは、手に持つグリップと穂先とは別々になっていてグリップに穂先を接続して使用し状況に応じて穂先を交換して使うイメージです。
ワカサギ釣りのタックル「リール編」
ワカサギシーズンになると釣り具量販店などでワゴンに無造作に置いてある小型のスピニングリールで十分です。
安い物だと糸付きで600円くらいで売っていますが、糸は太めのナイロンなので拘りたい人はフロロの0.5号前後やPEの0.2号など細い物に撒き替えて使うのも良いと思います。
仕掛けを真下に落とすだけなので糸の長さは20~30mもあれば十分です。
手返しが早く数釣りにはもってこいの電動リールもお勧めですが、初心者には敷居が高いですしワカサギ釣りに慣れていない人だとトラブルも多くなるので、逆にストレスになることも?
ワカサギ釣りタックル「仕掛け編」
仕掛けについては外道のフナやウグイなどが掛かると切れたり絡まったりすることがある上、実際の釣り場のワカサギとのサイズが合わなく使い物にならない場合もあるので、面倒でも仕掛けはセット物に付いてるのとは別に2~3組は購入しておいた方がいいでしょう。
ワカサギのサイズが5cm程度の小型が多い場合は、仕掛けのサイズは0.8号前後、10cm以上の大型のサイズが釣れる場合は1.5号くらいまで上げてもいいでしょう。
仕掛けのサイズは0.8号以下のサイズもありますが、サイズが小さくなればなるほど仕掛けが絡まったり針に餌を付けるのが難しくなったりと扱いが難しくなるので、初心者の方は小さくても0.8号くらいから始めるのが無難です。
錘(オモリ)の重さは1.5〜3g程度で、錘は軽ければ軽いほど魚のアタリを取りやすくなりますが、竿とのバランスでかなり釣果に差が出るところです。
ワカサギ釣り場はコチラ:北海道 道央圏のワカサギ釣り場
もっと手軽にワカサギ釣りを楽しみたいなら
僕の良く行くワカサギ釣り場にはツアーで来ているお客さんも多いようです。
調べてみると旅行会社のツアーが多いようで、テントや釣り道具などがセットになっていて手ぶらで行っても楽しめるところが多いようです。
防寒具だけ用意して僕のテントに遊びに来てくれたら時間無制限の無料プランもありますが(笑)
昨シーズンは中国の団体客が多かったようですが、新型コロナウイルスの影響で今年は中国の団体客もほとんどいないでしょうから、のんびり静かに楽しめそうですよ。
温泉宿泊のセットなども充実しているので、良かったら下のバナーから検索してみてください。
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