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【初めての氷上ワカサギ釣り】初心者は何を用意すれば良い?

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ワカサギ釣りのベストシーズンは、主に冬ですが、釣りをしたことがない人は、ワカサギ釣りって少し特殊なイメージを持っていると思います。

氷上ワカサギ釣りは、厳寒期に氷の上で行う釣りなので、厳しい寒さとの戦いです。

というのは昔の話で、今は暖かいワカサギテントの中で、快適な環境で楽しむのが主流となっています。

とはいえ、初めてワカサギ釣りをする人にとっては、何を用意すれば良いのかわからない人も多いと思います。

そこで今回は、元ワカサギ釣り場スタッフの筆者が、初めて氷上ワカサギ釣りをするのに必要な、寒さ対策や道具の選び方など、初心者さんにも楽しめる「氷上ワカサギ釣りの始め方」を解説します。

目次

氷上ワカサギ釣りはどこでできるの?

氷上ワカサギ釣り場は、主に管理釣り場と管理されていない自然の釣り場の二つに分けられます。

管理されていない釣り場は、基本的に無料で楽しめますが、落水などの事故が起こりやすいため、初めてワカサギ釣りをする方は安全に楽しめる管理釣り場をお勧めします。

管理釣り場

管理されているため、安全にワカサギ釣りを楽しめる環境が整備されています。

トイレや駐車場なども完備されていることが多く、中には釣り具やテントのレンタルなど、手ぶらで楽しめる釣り場もあります。

管理釣り場以外

管理されていない釣り場は、駐車場やトイレなどもなく、どちらかといえばベテランのワカサギ釣り師がひっそりと楽しむ穴場的な釣り場です。

安全面が担保されていない分、常にリスクと隣り合わせのため、経験豊富なワカサギアングラーに同行してもらうか、旅行会社のツアーなどを利用するのが良いでしょう。

安全確認は念入りに

氷上ワカサギ釣りは氷に穴を開けてする釣りですから、当然穴の下は川や湖です。

同じワカサギ釣り場でも深い所では数十メートルもある所もあるので、落ちたら大惨事です。

流れの早い川の中央部や岸際などは、所々氷が薄くなっている箇所もあるので、アプローチの際も十分に注意が必要です。

また、実際に穴を開けてみて、氷が薄かったりズボズボ足が埋まって水が浮いてくる場合は、すぐにその場から離れてください。

その場の環境や氷の質なども関係しますが、安全に釣りができる目安として、最低でも氷の厚さは20cm程度はないと危険です。

防寒対策はまずワカサギテントから

天気が良く暖かい日の日中で、短時間の釣行ならテントを設営しない露天釣りも気持ち良いものですが、冬の天気は変わりやすく突然吹雪になったりするので、やはりテントは必須かな?と思います。

安いので十分なのでワカサギテントとレジャー用の椅子は用意しましょう。

天気の良い日中なら暖房も必要ないほど暖かく快適に釣りが楽しめます。

ワカサギテントの種類

 

ワカサギテントと普通のキャンプ用のテントとの違いは、氷に穴を開けて釣るので底がなく、雪を被せて重みで風に飛ばされないようテント全体を固定できる、スカートが付属しています。

主に形状は二種類あり、ポールを組み立ててフックで引っ掛けてテントを固定する吊り下げ式と、傘のようにワンタッチで広げるタイプのものがあります。

釣り下げ式テント

吊り下げ式は価格も手頃で軽量なので持ち運びがとても楽ですが、キャンプ用のテントのようにポールを繋いでシートを被せたりと、ある程度設営に時間がかかるため、真冬の氷上では結構辛いものがありますし、風にあまり強くないといった難点もあります。

ワンタッチ式テント

一方、ワンタッチ式のテントは物によっては設営に1分かからない物もあり、テントの形状も色々あり、従来の四角いタイプの他、風に強い五角形や六角形の物もあります。

設営は非常に楽ですが、重量がかなりあるので、防寒具を着て足元が悪い中での持ち運びはかなり大変です。

最終的には、「設営の容易さ」を取るか「持ち運びの容易さ」を取るかになりますが、やはり人気なのは、設営と撤収の容易さと、形のバリエーションが豊富なワンタッチ式のテントです。

お勧めのワカサギテント

画像のテントは「プロックスパオΣ セミラージサイズ」で、ワンタッチ式ではないですが、八角形の特殊な形で多少の風ではびくともしない頑丈なテントです。

設営は、12か所あるパネルを引っ張り出するだけでOkなので、誰でも簡単に設営できますす。

風に強いので、風上に一か所ペグダウンしてスカートに雪を乗せておけば、少々の風ではびくともしません。

収容人数は大人4人でも余裕の広さですが、その分重量は10kgもあるので、持ち運びは大型のソリを利用するなどの工夫が必要です。

大型のワカサギテントは、コールマンが人気で、実際に釣り場に行くとコールマンのテントがずらりと並んでいることがよくあり、よその人と被るのが嫌なのでプロックスにしましたが、価格の面や撤収時の快適さで非常に満足しています。

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氷上ワカサギ釣りの防寒具は上下必要

天気の良い日に防寒具を着てテントの中なら暖房器具がなくても暖かく釣りができます。防寒具も色々ありますが、最近は釣り業界もアパレルに力を入れてる所が多く、機能性プラスお洒落な物も増えていますね。

防寒着はワークマンがお勧め

流行りなど気にしないのであれば、使い古しのスキーウェアなどを代用するのが最も安上がりですし、ワークショップの防寒具もかなりお勧めで、中でもワークマンの防寒具は安くて暖かいので、ワカサギ釣り師には大変人気です。

防寒や防水性の高いブーツ

真冬の氷上とはいえ、気温の高い日は、氷の上に染み出してきたり穴から上がってきた水で水溜りができることもありますから、スニーカーや一般的な冬靴では足が濡れてしまうことがあります。

ワカサギ釣りで足が濡れてしまうと、その時点で釣り終了というくらい耐えられない冷たさですから、足だけは絶対に濡らさないように防寒機能付きの長靴などは必須です。

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カセットコンロがあると便利

家庭用のカセットコンロがあれば簡単な料理もできますし、簡易的な暖房代わりにもなります。

荷物にはなりますが、長時間じっと座ったままのことが多いワカサギ釣りは、どうしても寒さを感じることもあります。

換気など、安全面に注意しながら、暖かいものを食べたり飲んだりするのも良いですよ。

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ワカサギ釣りのタックル

ワカサギ釣りは非常に繊細なタックルが必要で、専用タックルを用意するのが望ましいです。

  • 竿
  • リール
  • 仕掛け

ワカサギ釣りのタックル「竿」

市販されているリール付きの格安ワカサギ釣りセットで十分釣りができますが、竿自体はできるだけ柔らかいものを選ぶのがポイントです。

セット物は竿自体が硬めのものもあり、ワカサギの繊細なアタリを取れず全く釣りにならないことがあります。

ワカサギ釣りセットは大手釣り具量販店や、ホームセンターなどで2000〜3000円程度で購入できます。

ワカサギ釣りのタックル「リール」

ワカサギシーズンになると、釣り具量販店などで無造作にワゴンに置いてある600円くらいで売っている小型のスピニングリールで十分です。

巻いている糸は、大半が1~2号の太めのナイロンラインなので、釣果に拘りたい人は、フロロカーボンの0.5号前後やPEの0.2号など細い物に撒き替えると良いです。

糸を変えるだけでも結構釣果に差が付きます。

糸の長さは、仕掛けを真下に落とすだけなので20~30mもあれば十分です。

ワカサギ釣りのタックル「仕掛け」

ワカサギ釣りの仕掛けの選び方は、一般的に針の号数で見ます。

仕掛けに使っている糸の太さや種類、針の形などは、違いはほとんどわからないので、特に気にする必要はなく、見た目などで気に入ったものを選べば良いです。

オモリ付きの仕掛けはNG

釣り場の状況によってオモリを軽くする方が有利な場合も多いことから、できればオモリ付きの仕掛けではなく、オモリは別で何種類か用意すると良いでしょう。

オモリの重さは軽ければ軽いほど魚のアタリを取りやすくなりますが、竿とのバランスでもかなり釣果に差が出るところです。1.5〜3g程度で、数種類用意しておくと安心です。

仕掛は必ず予備を用意しておく

ワカサギ釣りの仕掛けは、細い糸で作られているため、外道のフナやウグイなどが掛かると、切れたり絡まったりすることがあります。

少なくても予備の仕掛けを2~3組準備しておきましょう。

釣り場のワカサギが小さすぎて使っている仕掛けの号数が合わないと、アタリがあっても針にかからないことが多くなるので、仕掛けの号数も数種類用意しておくと良いです。

  • 5㎝以下の極小サイズのワカサギが主体の釣り場なら、0.8号前後
  • 10㎝以上の大型が多い釣り場なら1.0~1.5号

一般的に0.8号くらいがオールマイティーに楽しめる仕掛けの号数です。

仕掛けは、0.8号以下の号数もありますが、号数が小さくなればなるほど絡まりやすく、解くのも大変です。そして、針が小さくなる分に餌を付けるのが難しくなるので、初心者の方は小さくても0.8号くらいから始めるのが無難です。

ワカサギ釣りの餌

基本的に、ワカサギ釣りに使う餌は、「サシ」と呼ばれる虫餌を使用します。

サシは針に付けたあと、ワカサギの小さい口に入るようにハサミで半分程度に切って使います。

餌の正体は?

ワカサギ釣りに使う餌の正体は、実はハエの幼虫ですが、餌用に育てている餌なので安全面では特に問題はないです。

ただし、釣りの合間の食事の際は、手指を消毒した方が安心です。

サシだけあれば十分!

サシ以外にもワカサギ釣りに使える餌はありますが、サシが一番扱いやすく良く釣れる餌なので、基本的にサシだけあれば十分です。

匂い付きの餌は効果が高い?

釣具屋さんでは、サシ以外にもラビットワームというサシとよく似た小さめの虫餌が売られていることがあります。

これは、ウサギの糞で育てたサシで、基本的に普通のサシと変わりはありませんが、身が柔らかくサイズも小さめで、小さなワカサギの口にちょうど良いと気に入って使っている人もいます。

ニンニクやチーズなどの匂いが付いたサシも売られていますが、全然釣れなかったのに匂い付きの餌を使ったらいきなり爆釣になることはないので、好みで選ぶと良いです。

寄せ餌って何?

寄せ餌とは、魚を寄せる集魚剤のことで、水中に直接餌を撒く粉やペレット状の撒き餌や、ブドウ虫という渓流釣りに使う虫の幼虫から出る体液を使うこともあります。

管理釣り場では、撒き餌が禁止されていることも多いですし、ブドウ虫もそれほど集魚効果は高くないので、いずれも必要ありません。

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人口餌も釣れなくはないが・・・

虫が苦手な人用に、人口餌などもありますが、生の虫餌に敵う人口餌は存在しません。

経験上、入れ食い状態の時以外では、釣果は半減してしまいます。

ワカサギ釣り場のスタッフだったころは、餌が苦手なお客さんも一度触ってしまえば大丈夫な人も多かった印象です。勇気を出して虫餌に挑戦しましょう!

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もっと手軽にワカサギ釣りを楽しみたいなら

ワカサギ釣り場にはツアーで来ているお客さんも多いです。

旅行会社のツアーが多いようで、テントや釣り道具などがセットになっていて、手ぶらで行っても楽しめるところが多いようです。

温泉宿泊のセットなども充実していて、ワカサギ釣りで冷えた体を温めるのも最高ですね。

先日姪っ子が網走湖にワカサギ釣りに行きましたが、混雑していてテントをレンタルすることができなかったそうです。

人気の釣り場では、テントなどのレンタル品がすべて出てしまって、せっかく釣り場まで来たのにワカサギ釣りができないということもあるので、旅行会社などを利用して事前予約をしておくと良いですよ。

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初めてのワカサギ釣りは装備を充実させて楽しもう!

本記事では、初めて氷上ワカサギ釣りに挑戦する初心者さんに役立つ、「必要な道具」や、「釣り場での注意点」について解説しました。

どんな釣りにも言えることですが、特にワカサギ釣りに関しては、忘れ物をすると釣り自体が成立しなくなるほど、どれも重要なアイテムばかりです。

全て自前の道具でワカサギ釣りに行く人は、下記の「忘れものチェックリスト」を参考に、ワカサギ釣りを楽しんでくださいね。

ワカサギ釣り忘れ物チェックリスト
  • テント(テント本体・ペグ・ハンマー)
  • 防寒着(上下+防寒防水ブーツ)
  • 釣り具(竿・リール・仕掛け・オモリ・餌)
  • その他の釣り具(バケツ・針外し・ハサミ)
  • 椅子・テーブル
  • 食料&調理器具(カセットコンロなど)

ワカサギ釣りツアーを利用する場合は、事前に自分で準備する必要があるものを問い合わせておくと安心ですよ。

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