先日、初代ロックスイーパーを折りました。
キャストしたら継ぎ目からきれいに折れたんですけど、EXHのベイトロッドを折ったのは初めての経験。
経年劣化にキャスト技術の無さが重なった結果だと思ってますが、ロッドが折れるって結構ショックですよね。
ロッドが折れる原因
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ホームセンターとか量販店のワゴン売りなんかの数千円くらいの竿だと「まーしゃーないか!」とはなりますが、ロッドを折って凹んでいる人って結構多くて、落ち込むくらい頑張って買ったロッドだったんだなって容易に想像ができるわけで、中にはこのメーカーは折れやすいとか検索する人も多いと思います。
ロッドは案外簡単に折れるもの
足を開いて体を前に倒して地面に手がとどきますか?体が柔らかい人は簡単なことですが、体が硬い人は無理に倒すと相当痛いですよね。ロッドも同じで、曲げられる限界値はロッドによってそれぞれ違うので、限界値を超えるまで曲げると簡単に折れます。
また、体の一部をどこかに激しくぶつけた時、骨折する人もいればあざ程度で済む人もいます。これも同じで、瞬間的な衝撃に耐える強さもロッドによって様々です。根掛かりを外そうと軽く煽っただけで折れたなど。
最近のロッドは感度を重視するあまり、ロッド自体が細くブランクを極限まで肉薄にしてカーボンテープを巻いて強化していますが、昔に比べると扱いは難しくなったと個人的には思っています。しかし、どんなロッドでも扱い方で変わるので、折れる人は折れるし、折れない人は折れないといった二極化が進んでいるようにも思います。
タックルバランスが悪い
昔に比べて細く強いロッドが増えてきましたが、常にロッドは進化していると同時に、ラインも進化しています。
20年前と今とで比べると同じ太さのラインでも強度は全然違います。
つまり、号数が細いラインでも、ロッドのキャパシティを超えるような強すぎるラインを使うと、ロッドに負担がかかり折れてしまうこともあります。
特にPEラインなどの細くて強いラインを使用する場合は、PEライン対応のロッドを使用しないと特に初心者の内はロッドを折ってしまうことが多くなるので、ロッドとラインのバランスを見てチョイスする必要があります。
折れやすいメーカーがある?
メジャークラフトは折れやすいとか、パームスは折れやすいとか、ネットで検索するとキリがないくらい出てきます。
母数が多いのも確かですが、みんなが言うくらいだから確かに折れやすいのかもしれません。
そういう自分もメジャークラフトもパームスも、色々へし折ってきた経歴がありますが、個人的にはシマノとダイワ以外は全部折れやすいと思ってます。
いや、シマノも折れますけどね(笑)
質が良ければ多少扱いが悪くても折れないの?
まあ、何といいますか、不可解な折れ方をすればもうそのメーカーのロッドは使わないってなる人が大半ですから、シマノやダイワという一流釣り具メーカーに他の釣り具メーカーが勝てない訳で、確率論で言えばやっぱり「不可解な折れ方が少ない」のはシマノやダイワだと。大半の人がそう思っているはず。
自分が持ってるサーフリーダーなんてもう20年の付き合いになりますが、竿は折れないけどガイドが折れました。
型が古いから同じガイドなんてある訳もなく、とりあえず合いそうな径を買って付け直したら、ガイドだけはまあカッコいいのなんのって(笑)
投げ竿以外でも様々なロッドを持っていますが、ルアーロッドに関しては10年以上折らずに残ったのはシマノとアブガルシアのみで、他はほとんどが1年以内に折れて修理または処分済みです。
ロッドの扱いとかどうでも良いから折れやすいロッドメーカーを教えて?
このメーカーのロッドは折れやすいということはないですが、どのメーカーにも、折れやすいロッドがあることは確かです。
ただ、ここでそれを公開すると色々と問題があるので控えさせていただきます。
このブログでも現在まで数多くのロッドの紹介してきましたが、このブログのモットーは、「自分が良いと思っていない釣り具はお勧めしない」これがすべてです。
自分の経験則からの情報のみですが、ぜひ参考にしてみてください。
経年劣化で折れるまで使うと満足度が違う
どんなに頑丈で折れないロッドでも、使い続けていればいつかは折れます。折れてもその人にとって良いロッドってありますが、そう思えるのは、折れるまで酷使して十分満足したと思えるのが本当の意味での良いロッドなんじゃないかな?と思います。
アブガルシア 初代ロックスイーパー
初代ロックスイーパーは本当にいいロッドでした。スピニングタックルで50㎝クラスのアイナメをバラしまくった結果、全く興味のなかったベイトロッドを初めて手にしたのがこのロックスイーパー。このロッドで沢山の魚に遊んでもらったので未練はありませんが、あのロッド並みにいいロッドに出会えるのは、次はいつになるのだろうかと思うとやっぱりちょっと寂しい気持ちもあります。
折った時にどう思うかで、そのロッドの良し悪しが決まることもあるかもしれませんね。
アブガルシア ソルティーステージ ロックフィッシュ
価格と性能のバランスを見てもアブガルシアの中でかなりの傑作品だと思います。MLと柔らかい割にパワーのあるロッドで、多少無理が効くので下手な自分でも折ることなくまだ現役で使用しています。50㎝未満のアイナメならぶっこ抜く力もあり頼りになる一本です。
シマノ ソルティースティック
「がんばロッド」とかいうダサいサブタイトルが付いたバリュープライスの入門者用ロッド。確か7~8000円くらいだったと思います。
このロッドは室蘭港沖提で一晩中ソイを釣った思い出があります。安くていいロッドでしたが、実はまだ折れていません。
折れない竿を選ぶには?
同価格帯で選ぶならシマノかダイワをおすすめします。しかし、ロッドの扱い次第なので、折る人は何を使っても折りますし、上手い人は折らないです。
他のメーカーにもたくさんの良いロッドがありますが、あくまで個人の意見なので参考程度にしかなりませんし、良いロッドの条件は「折れないロッド」ではなく使い手がどう満足できるかどうかなので。
エントリークラスのロッドを買って頻繁に折ってしまう場合、次は無理して高いロッドを買うと扱いも丁寧になるといった荒療治的な方法もあります。自分は下手なのでその方法で何とかなっています。
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