新型コロナの影響もあるのか、空前のアウトドアブームですね。
キャンプに釣り、またはその両方でも楽しいものです。
北海道も続々と新しいキャンプ場が登場して各地で賑わいを見せているようですよ。
そんな僕もキャンプは大好きで若いころはよく行ってましたが、最近は泊まり込みで釣りに行く時はもっぱら楽な車中泊が多いですけどね。
「其の一」テントは広さに余裕があって虫が入らない物を選ぶ
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夏のキャンプの天敵は蚊だと思われがちですが、実は日中人の周りをブンブン飛ぶ回るアブやハチなんです。
虫よけ対策をして直接刺されることは無いにしても、大きな羽音でブンブンと飛び回りタープやテント内にまで侵入してきます。
なので設営はさっさと済ませてできるだけ前室などの室内で食事の用意などができるようにしたいですね。
スノーピークのヴォールト SDE-080は大きな蒲鉾型のテントになっていて奥側にインナーテントを設置し前方の開いた部分を前室として使うタイプになっています。
しかもあのスノーピークが3万円台で買えるのは嬉しいですね。
前室のないまたは小さいタイプのテントだと、どうしても外での作業が多くなり日差しが厳しく暑かったりすることが多くなるので、テントとは別にタープを設置すると思いますが、タープだけだと雨や日差しは遮ることはできても虫の侵入を防ぐことはできないので、食事の準備などあまり動かずに作業する時は広い前室があると快適に作業ができます。
ちなみにこんな商品もあります(笑)
アブやハチの天敵でもあるオニヤンマ。
羽を広げると10㎝くらいある大きなトンボです。
実物大の模型なので多少重さは感じます。安全ピンで帽子などに留められるようになっていて僕も持っていますが、効果があるとは言えない商品です。
ビジュアル的には可愛いですけどね(笑)
「其の二」ギアの購入は二人で決める
キャンプは道具を揃えるところからすでに始まっています。
最近はお洒落なギアもたくさんあって二人で専門店に出かけるのも楽しいものです。
テントや寝具などの大きなギアは自分で決めて購入するのも良いですが、調理器具などの小物関係は是非彼女や奥さんに選んでもらいましょう。
そうすることによって道具に愛着が湧き、自然と役割分担ができることでキャンプ当日にスムーズな準備ができるようになります。
「其の三」バーベキューはやらない方が良いが焚火は必須
キャンプといえばバーベキューでしょう!
その気持ちすっごいわかります。
ですが肉を焼いた後の跡片付けってすごく大変なんです。
網なら使い捨てを使えますが、帰ってきてから焚火台にこびり付いた油やタレの塊を片づけるのは結構萎えます。
ここはバーベキューをやりたい気持ちをグッと抑え、スキレットなどアウトドア用のフライパンで香草などと一緒にステーキを焼いたりするのもお洒落で乙なものです。
ちなみに僕はキャンプで鱒の半身を使って北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」を作ったことがありますが中々好評でしたよ。
後片付けを考えればバーベキューはやらない方が良いですが、焚火は絶対といって良いほどした方が良いです。
日本人は古くから家族で囲炉裏を囲み食事中の団欒を楽しんできました。
焚火にはヒーリング効果があり、心を開く効果があると言われています。
静かに更けていくキャンプ場の夜、焚火を前に語り合えばより一層二人の仲も深まるのではないでしょうか?
知らんけど(笑)
まあキャンプといえば火がないと始まりませんし、キャンプ場のほとんどが直火での焚火が禁止されていますから焚火台やバーベキューコンロは必須アイテムですよね。
昔ながらのホームセンターで売っている四つ足の焼き台も良いですが、最近はお洒落で収納時コンパクトになる機能性のいいものが結構多くなってきましたね。
焚火だけで全ての調理をするのは結構コツが必要で、ご飯を炊きながら肉を焼くとメスティンが油だらけになりますし後片付けも大変です。
翌朝にまた火起こしをしてコーヒーを飲む苦労を考えるならコンパクトでかさばらないシングルバーナーを一つ用意しておくと良いでしょう。
寒い日には暖を取ることもできますし、シングルバーナー一つでお湯を沸かすこともご飯を炊くこともできます。
「其の五」就寝時の快適性
オートキャンプ場などサイトが平らに整地されている場所ならアルミのレジャーマットにシュラフで良いですが、自然のままの地形を活かしたキャンプ場などは木の根が張り出していたり微妙な傾斜があったりで寝やすい場所を探すのに苦労します。
なので便利なアウトドア用のコットを使用するのも良いと思います。
ところがこのコット、物によっては重かったり組み立てに力が必要でめちゃくちゃ大変だったりします。全体重を支える必要があるので当然といえば当然ですが・・・
二人分用意するのが大変ですから彼女や奥さんのために一つだけ用意してあげて自分はレジャーマットにシュラフで寝るのも良いですし、空気で膨らませるエアマットを利用するのも良いですね。
二人で膨らませるのも良いですが自動膨張式のがとても便利。車中泊でも使えます。
このコットは最高でした!

「其の六」物事全て合理的に行うべし
キャンプ動画などを見ていると薪を割ってバトニングを行い、フェザースティックを作ってメタルマッチを使用して火を起こしている素敵な動画を見ることが多いですが、あれは完全な自己満足の世界の話なので、やるのであれば男同士のキャンプやソロキャンプなどでやりましょう。
やる人はいないでしょうが木の枝を板にこすりつけて火起こしなんて、中学生のマスターベーション以下ですからくれぐれもやらないように。
普段からやっていてそんなもん朝飯前だというなら別ですが、多少の無駄や不便さもひっくるめてサバイバル的な非日常を体験したい男性に対し、基本的に女性がキャンプに求めるものは日常の延長であって一番重要なのは機能性や快適性ですから、丸太や岩に腰かけて火の準備をするよりも、さっさと料理をして後は椅子に座って携帯などでテレビやYouTubeを見ながらゆっくり過ごしたい訳です。
なので焚火台に文化焚き付けと炭を放り込んで100円ライターで火を着ければそれでOKなんです。
まあ百歩譲って文化焚き付けじゃない方法でやるなら百円ショップに売ってる固形燃料を焚き付け代わりにするのもお洒落かもしれませんね。
「其の七」近くに温泉があるところを選ぶ
温泉に入りたい訳ではなく、いくらアウトドアでも不潔にしたまま寝るのが嫌な女性は多いです。
特にバーベキューや焚火の後は髪に臭いが付きますからね。
キャンプで野営していても身だしなみを気にする女性は好感を持てます。
温泉はできれば徒歩圏内にあると良いのですが、そのようなキャンプ場はあまり多くはないので、できるだけ近くに温泉がある所を前もってリサーチしておくとgood。
また、キャンプ場にも防犯上消灯時間や夜の門限などがあるところも多いので、早めに夕食を済ませてから温泉に行くと良いでしょう。
「其の八」設営場所のロケーションとトイレの位置関係
水辺のあるキャンプ場などはロケーションも良く水辺付近の足場のいい場所にテントを設営したくなりますが、設営時に空いていたとしても夕方からどんどん人が来てせっかくのロケーションが台無しになってしまうどころか、マナーの悪い人たちが宴会をやって遅くまでどんちゃん騒ぎをすることがあります。
普段から混雑しないキャンプ場であれば心配いりませんが、混雑する週末や人気のキャンプ場は比較的マナーの良いソロキャンパーの人たちが多い場所がお勧めです。
トイレや炊事場付近はどうしても人が集まりやすく、ファミリーが多い週末などは子供の声や足音などが気になることが多いので、少し離れた場所が良いですがあまり離れてしまうと夜暗い中トイレに行くのが大変なのでほどほどにしておく方が良いです。
中でも特に女性に多いトイレの虫問題。不安な人も多いのでキャップライトや首からかけて使うネックライトなど両手がふさがらない物を持たせてあげると良いでしょう。
また、混雑しているキャンプ場だと自分のテントがどれかわからなくなる場合もあるので、テントの目立つところにバンダナなど目印になる物を付けておくと安心ですね。
「其の九」防犯問題
キャンプ人気に伴い、キャンプ場内での盗難事故が目立ってきているそうです。
キャンプ場にロッカーなどはないでしょうし管理人に預けることも無理でしょうから、貴重品の管理は全て自己責任になります。
オートキャンプ場など車を横付けできるところであれば一時的に車内に入れておくのも良いでしょう。
炊事場などに行く際も一人で荷物を持って行くのは大変ですし、どうしてもテントを無人状態にするシーンもあるでしょうから、テントを離れる際にはダイヤル式の南京錠などで鍵をかけておくと良いでしょう。
また、それと合わせて入り口にダミーの靴を置いておいたり、暗くなってからは入り口にセンサーライトを設置したりLEDランタンなどでテント内を明るくして人がいるように見せておくのも一つの対策になります。
「其の十」起床後は片づけられるものを先に片づけておく
キャンプ場によってはチェックアウト時間が午後と良心的な場所もありますが、大半のキャンプ場が午前中のチェックアウトです。
テントなど大きなものはどうしても二人掛かりで収納しなければならないですし、陽が昇って暑くなってくると体力の消耗も激しくなるので、起床後は照明器具や寝具など必要のない物から先になるべく早めに車内にしまっておくと良いでしょう。
余った時間で遅めの朝食でものんびりしながら過ごすと良いですよ。
「最後に」オレ凄いだろアピールはいらない
アウトドアに関しては女性よりも男性の方が長けていなければいけないと思う世の男性諸君も多いと思いますが、キャンプを楽しむことに男性も女性も関係ありません。
強いて言うなら体力的に男性の方が女性より有利という面でしょうか。
けれど、女性はアウトドアそのものよりも二人で行う共同作業を楽しんでくれますから、テント設営に時間がかかってしまっても、多少ご飯がマズかったり肉が生焼けだったとしても、それはそれで良い思い出としていつまでも覚えていてくれます。
なので、うまくいかないことや失敗があってもイライラせず自然体で楽しみましょう。
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