「渓流ルアーフィッシング」対象魚別ミノー操作のテクニックを解説

2022年5月20日

渓流ルアーフィッシングは使用するルアーは大きく分けて三種類。スプーンやスピナーの他、最近はミノーを使う人が増えています。

季節や天候など、その時々の状況によって釣れやすいルアーや釣れにくいルアーなどは当然はありますが、渓流ではルアーの操作次第で状況が好転することもよくあるので、対象魚に合わせた誘い方をするのがより渓流魚に出遭える確率を上げる秘訣です。

 

✔記事の内容

  • 渓流での基本的なミノーの操作用語と使い方
  • 対象魚別に合わせたミノーの操作方法
  • 渓流魚に効くミノーのサイズやカラー

 

それぞれの対象魚別に合わせたミノーの操作を駆使して釣果を伸ばしましょう!

渓流ルアーフィッシングの対象魚種

渓流ルアーフィッシングの対象魚は主にトラウト類です。トラウトは獰猛な魚でルアーにも果敢アタックしてきますが、それと同時に臆病で神経質な魚でもあり、ルアーの選択はもちろん、誘い方でも釣果が違ってくるので上手くマッチさせることが大切です。

ヤマメ・アマゴ

最大で40㎝程度。最も多く釣れるサイズは15~20㎝程度で、泳ぎが得意で早い流れでも素早く泳ぐことができる魚です。縄張り意識が強く、特に多種の魚に対しては自分より大きな魚に対しても臆することなく追い払うことがあるため、ルアーにも好反応ですが、非常に警戒心が強く、一度ルアーを見切られてしまうと二度と出てこなくなることも多い比較的難しい魚種です。

一生を川で過ごす陸封型の他、一部降海して繁殖期に遡上する個体が存在します。

  • ヤマメ降海型→サクラマス
  • アマゴ降海型→サツキマス

イワナ

最大で40㎝程度。最も多く釣れるサイズは15~25㎝程度。他の渓流トラウトに比べて細身な魚体が多いのが特徴で、小さな流れなど他の魚種では登れないような河川の最上流部まで登っていくことができるため、源流域などでよく釣れる魚ですが、場所によっては中流部でもよく釣れます。非常に獰猛で口に入るものであれば何でも食いつくことがあり、虫以外にもカエルなどを食べていることもあります。ルアーに対しても積極的に追う習性があり、一度で食わせきれなかった場合でも二度三度と追ってくることがあります。

河川や地域よって個体差が大きく国内でも数種類の亜種が存在しますが、釣り方に関してはどれもほぼ同じです。

ニジマス

最大で60㎝程度。過去には90㎝クラスの魚体も何度も確認されています。最も多く釣れるサイズは20~40㎝程度。元々は外来種で、1800年代後半より食用や遊漁目的で移入されたものが自然繁殖して国内(特に北海道)で定着化している魚です。北海道で渓流ルアーフィッシングの対象魚といえば、ニジマスが一番に挙げられるほどポピュラーな魚で、外来種であることすら知らない人も多いほど一般的な魚種になっている魚です。

ブラウントラウト

最大で100㎝を超えます。1990年代頃より他のトラウトの卵に混ざって輸入されたことから国内で繁殖し数が増えてきたといわれています。ニジマスも大型個体は魚食性が強くなる傾向がありますが、ブラウントラウトに関しては魚食傾向になるのがニジマスよりも早く、小型の内から始まるため、在来種に悪影響を及ぼすとされ問題視されている魚種です。

渓流域から河口までかなり広範囲に生息していて、地域によっては採捕後の再放流が禁止されているところもあるので注意が必要です。ニジマスほど食味は良くないですが、サケ科の魚なのでムニエルやフライにすると癖もなく食べやすい魚です。

対象魚別のルアーの操作方法

同じ渓流魚といっても、魚種によってルアーへの反応のしかたはかなり変わります。ここでは対象魚別にルアーの操作方法を解説します。

ヤマメ・アマゴ

警戒心が強く一度ルアーを見切ってしまうと中々出てくれないので最初の数投で確実に仕留めたいところです。遊泳力が強く渓流の早い流れの中でも素早く泳ぐことができるので、キャスト後のルアーの操作は、リトリーブとトィッチを交互に混ぜるのが効果的です。トゥイッチはラインスラッグ(糸のたるみ)を利用しながら、リトリーブと細かい横の動きを合わせて誘うとたまらず食いついてくることが多いです。

イワナ

基本的にどんな誘い方をしてもルアーを追ってきますが、捕食が下手なので、リトリーブ中にルアーの動きを急激に止めて食わせる間を作ってあげる誘い方が効果的です。中々バイトしない場合は、リトリーブを止めるかデッドスピードで少しだけリトリーブしながら、その場でチョンチョンと上下に小さく操作し、ミノーを平打ちさせてあげると大体食いつきますが、それでもバイトしない場合はトゥイッチ後に急激に巻き始めるとあっさり釣れることがあります。

ニジマス

遊泳力は強いですがスタミナがなく捕食も下手な魚なので、基本はタダ巻きが効果的です。トゥイッチングでも釣れることはありますが、あまりに早い流れだとすぐに追うのを諦めてしまうので、ルアーの操作は、同じタダ巻きでもリトリーブのスピードに強弱を付けるストップ&ゴーや、早い流れで追わせて反転流などの緩いところに誘導して食わせるといった誘い方も効果的です。

ブラウントラウト

魚食性が強いせいか、ニジマスほど諦めの早い魚ではなく結構しつこくルアーを追ってくることがあるので、足元まで気を抜かず誘い続けると良いです。大型個体は比較的深い場所のボトム(底)に張り付いていることが多く、根魚のような居食いをすることがあるので、ヘビーシンキングミノーで底を転がすような誘い方が効くことがあります。

渓流ルアー操作用語

渓流ルアーの操作によく使われる代表的な用語集です。専門用語がわからない初心者向けの用語のみ解説しています。

トゥイッチング

トゥイッチングとは、ロッドを小刻みに動かしルアーに不規則な動きを与える誘い方です。ジャーキングと似ていますが、トゥイッチはリトリーブ中に不規則な動きを与えるというよりも、ルアーがその場に止まっている状態で小さく複雑な動きを出すのが特徴です。

ジャーキング

ジャーキングとは、ルアーをリトリーブ中にロッドを動かしてルアーに不安定な動きを与える誘い方です。リトリーブしながらロッドを動かすのでルアーの速度が急激に早くなり、何かに驚いた小魚が逃げていくような演出ができます。ストップ&ゴーと似ていますが、ストップ&ゴーはリールの巻き速度で行うのに対し、ジャーキングは巻きながらロッドを操作してルアーを動かすので、より複雑な動きになりやすいのが特徴です。

ダート

ダートとは、トィッチやジャークなどのロッドワークを使って、ミノーに左右不規則な動きを与えるアクションのことをいいますが、ルアーの形に依存するものが多く、リトリーブ中はプルプルと勝手に泳ぎ、強い流れでも水面に飛び出さないようなしっかりと水を噛んで突進してくれるミノーが優秀なミノーといえます。

ドリフト

川の流れに対してルアーは常に直線的に泳いでくるものではなく、ある程度流れに押されて下流側からキャストした場所に戻ってきます。その動きを意図的に利用して食わせるアクションをドリフトと言いますが、上流にキャストして下流側で急激に流れに逆らう動きを利用するアクションや、流れに対して垂直にキャストしてロッドを下流側に向けて常時ドリフトさせる方法など、様々な使い方ができる意外と奥が深い誘い方で、ドリフトアクションは、流れに乗せたルアーが上流側向いて安定した泳ぎに変わった時が最も多く食ってくるポイントです。

ヒラ打ち

ヒラ打ち系ミノーなどと最近よく聞かれると思いますが、ヒラ打ちとはトゥイッチやジャークなどのアクションでルアーの側面を不安定に傾けて誘う方法で、比較的ルアーの体高が高く側面が平らなのが特徴です。

キビキビと泳ぐのが苦手なヘビーシンキングミノーでも、このヒラ打ちアクションはミノーの側面がギラつくことでスレた魚に効果的と近年大流行しているミノーですが、Dコンタクトやイトウクラフトの蝦夷などが代表的なミノーです。

渓流魚に効くおすすめルアー

その時々のフィールドの状況によって変わりますが、渓流魚によく効く使いやすいミノーをいくつか紹介します。

スミス Dコンタクト50mm

出典:SMITH

  • 50mm
  • 4.5g

ヒラ打ち系ミノーの代表格。渓流ルアーフィッシングをやる人は必ず何個か持っているといえるほど人気のミノーです。タダ巻きではなく自分で動かして「釣れた」というより「釣った」感が味わえるミノーで満足感も得られる楽しいミノーです。

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✔おすすめのカラー

  • クレージーヤマメ
  • グリーンゴールド
  • ワカサギ

スピアヘッドリュウキ50S

出典:DUO

  • 50mm
  • 4.5g

スピアヘッドリュウキは、キャストがしやすい上、ロッドアクションを加えないタダ巻きでもよく泳いでくれる非常にバランスが良いミノーです。Dコンタクトに比べて価格も安く動きも良いので初心者に特におすすめできる人気のミノーです。

スピアヘッドリュウキ50Sを楽天で探す

✔おすすめのカラー

  • チャートバックヤマメOB
  • ゴールドヤマメ
  • フルチャートヤマメ

イトウクラフト 蝦夷50S typeⅡ

  • 50mm
  • 5.0g

ヒラ打ち系のヘビーシンキングミノーですが、巻いてもよく泳ぐのでDコンタクトに比べて操作性がよく、初心者でも無難に扱えるバランスの良いミノーです。早い流れにも負けないウェイトで源流域から中流域までこれ一本でカバーしてくれる優秀なミノーです。ハンドメイドミノーを作るようになって今は使わなくなりましたが、個人的には一番好きなミノーで、ルアーケースに入れて自宅で大事に保管しています。

イトウクラフト 蝦夷50S を楽天で探す

✔おすすめのカラー

  • HYM
  • CT
  • YMO

対象魚に合わせた誘い方で大物をゲット!

同じミノーでもたくさんの種類があり、その中でそれぞれの対象魚に合わせた誘い方があるといった奥が深い釣りが、渓流ルアーフィッシングの一番の楽しさだと思います。

スプーンやスピナーを使うことも引き出しの多さでは有利な釣りですが、一度でもミノーのアクションで意図的に食わせる楽しさを味わってしまうと、もう渓流ではミノーだけで十分と思ってしまうほど魅力のあるルアーです。

今シーズンはミノーのアクションを駆使して是非大物をゲットしてください。

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