タイトルから乱暴な言葉遣いでスミマセン。
渓流ベイトフィネスのに使うPEラインって色んな種類があって初心者の方はすごく迷うと思います。
僕も最初の頃は何を使ったらいいのかわからず値段を無視して色々使ってきた結果、何が良くて何が良くないのか全然わかりませんでしたが、使っていく内に理解できるようになってきました。
そこで、今回は初心者が渓流ベイトフィネスでPEラインを使う際の選び方やコツを紹介します。
渓流ベイトでPEライン使う際の注意点
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渓流ベイトフィネスで初めてPEラインを使う場合、始めの内は少し苦労するかもしれません。
慣れてしまえばある程度釣りになるくらいのレベルにはなるので、上手く投げられるようになるまで頑張って練習しましょう。
ベイトタックルが初めての場合
ベイトタックルが初めての人は、まずベイトリールの使い方をマスターしなければなりませんが、慣れてしまえば一日で実釣できるレベルまでは上達できるので怖がらずに練習しましょう。
基本は普通のベイトリールと一緒
ベイトフィネス用リールは、普通のベイトリールに比べてスプールの回転初速が早く、バックラッシュしやすい性質を持っています。
基本は普通のベイトリールと一緒なので、始めの内はある程度飛ばせるようになるまでブレーキ調整を強めにして練習しましょう。
リーダーを接続
PEラインにルアーを直結するとラインがすっぽ抜けてしまったり魚が掛かった際に合わせ切れを起こすので、スピニングと同じく必ずリーダーを結んで使用します。
結び方は一般的なリーダーの接続方法でOKですが、結び目が大きいとガイドの摩擦抵抗が増えてバックラッシュしやすくなるので、ベイトフィネスの場合は結び目が小さい10秒ノットやSCノットがおすすめです。
渓流ベイトフィネスに適したPEライン
渓流ベイトフィネスに特化したとされるPEラインもありますが、確かに性能はいいもののルアーフィッシングはキャスト技術に左右される部分も大きいので、色々な商品を使ってみると良し悪しがよくわかるようになります。
スーパートラウト アドバンス ベイトフィネス PE X4
緑色のデザインになぜか惹かれます。
思わずリアクションバイトしてしまいましたが、正直なところ良さがわかりませんでした。
ライン自体は非常に使いやすくてキャストしやすい印象でしたよ。
高価格帯のラインはどれも高性能
総合的に見て高価格帯の渓流用PEラインはみんな「良い」ですよ。
スーパートラウト アドバンス ダブルクロスPE X8 ライトグリーン
2022年1月より発売
スーパートラウトアドバンス ダブルクロスPEのリニューアル品です。名前が前作とほとんど変わらないので間違えそうでややこしいですが、耐久性、強度ともに前作以上のクオリティーです。
定価3800円と多少値上がりしてますが、同じ号数でlb数が上がっており、より細いラインを選択できるといったメリットがあります。
ベイトフィネスではあまり細いラインを使うメリットはないですが、同じ号数でより強いのは安心材料の一つですよね。
安いけど高性能なPEライン
今は数種類のPEラインを使い分けていますが、細かいことをいえばどれもいいしどれも多少の不満はあります。
中には色が抜けてガイドが緑色になるものもありましたが、強度的には問題なかったです。
(Rapala)ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム 150m
エギングなどに人気のPEラインですが、明日釣りに行くのにラインがないことが発覚し、近くのホームセンターで急遽買ったのがこのラパラのラピノヴァです。
これといって特徴はないですが、個人的には自分が使っているナイロンリーダーとの相性がよく、SCノットが結びやすいので気に入ってます。
また、ラインの劣化が遅くかなり長く使えるので、渓流ベイトフィネス専用ではないですがおすすめできると思います。
渓流ベイトフィネスでのPEラインのメリットって?
渓流ベイトフィネスにPEラインを使う人が非常に多くなりましたが、それだけたくさんの人が使うということは多くのメリットがあるからです。
伸びないラインなのでルアーの動きを感じやすい
流れの緩い場所やアップでの釣りだと、ナイロンラインはラインスラッグが多くなりルアーを引く抵抗があまり感じられずどうしても早巻きになりがちですが、PEラインはラインスラッグがあまり出ないので常時引き抵抗を感じることができ、巻きスピードの微調整がしやすくルアーの動きを感じたまま長く誘うことができます。
感度が良いので根掛かりを回避しやすい
ベイトタックルではガイドが多い分障害物への感度も良い傾向にありますが、PEラインを使うことによってさらに効果が高まります。
ルアーが底を叩いたり引きずったりしている感覚もわかるため、比較的容易に根掛かりを回避することができます。
魚のアタリがわかりやすい
渓流魚に関しては、アタリを取るというよりも魚が反転する力で針がかりすることが多いので、ナイロンでもPEでもあまり鋭いフッキングは必要ありませんが、伸びのないPEラインの方がよりダイレクトに魚の抵抗感が伝わります。
特にダウンでの釣りの場合は、PEラインの方が鋭いアタリを感じやすく、初心者にはアワセのタイミングが取りやすくなります。
渓流ベイトフィネスでのPEラインのデメリットって?
どんなラインにも一長一短はあるのでデメリットを承知の上で使用し、他は技術でカバーできるようになればデメリットはそれほど感じなくなるでしょう。
根ズレに弱い
PEラインは新品の引っ張り強度は非常に高いですが、岩や倒木などの障害物に擦れると傷が入り簡単に切れてしまいます。
根ズレを回避するために根ズレに強いナイロンやフロロなどのリーダーを結ぶので、リーダーを交換すれば特に問題はありませんが、頻繁にバックラッシュを起こしていると解いているうちにどうしても弱くなって切れてしまうので、なるべくバックラッシュを起こさないように練習することが大切です。
すぐ切れる
根ズレに弱いというところも共通する点ですが、渓流ベイトフィネスに使用するPEラインは、0.6号や場合によっては0.4号といった極細のラインを使うことが多いので、どうしても切れやすくなります。
また、ライントラブルを解くために無理に爪で引っ張ったりすると、部分的に傷が付いたりささくれ状態になることがあります。
ささくれ部分は極端に強度が落ちるので軽く引っ張るだけで簡単に切れてしまいます。
切れやすさはラインの性能や価格によって違いはありますが、高いから切れないということはないので、傷が付いたり劣化してきたと感じたら早めに交換をしましょう。
バックラッシュを起こすと解くのが大変
ナイロンやフロロは、バックラッシュを起こすとリールを少し巻いてからラインを手で引っ張れば解けることが多いですが、PEラインはバックラッシュしてスプール内で結び目ができてしまうと解くのが困難になります。
激しいバックラッシュを起こさないように、瞬時にサミングをしてスプールを止められるよう練習をしておくことも大切です。
渓流ベイトフィネス用のPEラインの価格はピンキリ
一般的な渓流用のPEラインは150m巻きで1000~3500円程度と結構価格に開きがあります。
Amazonでは安いものだと1000円以下で買えるものもあります。
もちろん渓流用ではないので実釣に耐えがたい性能ですし長く使い続けるのはおすすめしませんが、ほとんどの人が渓流ベイトフィネスを始めて慣れ始めてきたころに必ずといっていいほど盛大なバックラッシュを起こすので、キャストが上達するまでは安いラインで練習しておくと本番でいいラインを無駄にすることなく使えるようになります。
渓流ベイトフィネスのPEラインの適正号数は
渓流ベイトフィネスのPEラインの適正の太さは、使用するフィールドや魚のサイズに合わせるのが一般的です。
始めは0.8号がお勧め
渓流ベイトフィネスは川の上流部で行うことが多いので0.6号や0.4号などの極細ラインを使うことが多いですが、慣れるまではキャスト時にスプールの隙間に挟まって切れてしまったりバックラッシュを起こすことがあるので、少し太めの0.8号をお勧めします。
慣れてきたらフィールドのポテンシャルに合わせた太さをチョイス
あまり大型の魚が出ない場所でしたら0.4号でも良いですが、細いラインは劣化も早く頻繁な交換が必要になるので基本的には0.6号でいいでしょう。
0.4号も0.6号もキャスト精度に関しては大差はないですし、あまり頻繁に交換するのもお財布には優しくないので0.6号がおすすめです。
逆に、1.0号以上の太いラインにしてしまうと、竿やリールに負担をかけてしまうので、太くても0.8号程度にしましょう。
渓流ベイトフィネスのPEラインのバックラッシュ克服方法
普段スピニングタックルを使っていると慣れないベイトだと結構苦労する人も多いと思いますが、始めの内はバックラッシュが頻発しても感覚を体で覚えていけば徐々にスムーズに投げられるようになります。
逆を言うとバックラッシュを恐れては上達はないと断言できます。練習あるのみです。
竿の反発を使えるようにする
キャスティングロッドは、竿を曲げることによって反発力で仕掛けを飛ばすものですが、ベイトフィネスの場合はさらに反発力を活かすことが大切です。
ベイトロッドの反発を活かすコツは、テイクバックを素早く行い後ろに振り切って止めた時の反発を利用して飛ばすことです。
リリース後はロッドの振りを急激に止めず、惰性の力を少しだけ残しておいてキャストしたい方向へティップを向けるとスプールの回転速度とラインの放出速度に差が少なくなるのでバックラッシュしにくくなります。
力まない
頭ではわかっていてもつい力が入ってしまうものですよね。
特にポイントが遠く近付く手段もない場合は遠投をしなければならないのですが、力を入れてキャストしても力を入れずにキャストしても飛距離にあまり差は出ません。
それどころか、力を入れてキャストすることによってスプールの初速がものすごく早くなり、放出するラインのスピードが付いていけずスプールが回転しながら中でラインが浮いている状態になります。
当然バックラッシュの原因にもなりますし、慣れてくるとラインが浮かないように指でサミングしながらのキャストをするので、結局飛距離が伸びず本末転倒となってしまいます。
飛ばそうと思わない
ルアーのウェイトにもよりますが、3g以上のルアーならしっかりキャストが決まれば30m程度は難なく飛ばすことができます。
3g以下の軽くて空気抵抗の大きいフローティングミノーなどは難しくなりますが、自分のキャスト技術とブレーキ調整がマッチすれば実釣には困ることはないので、キャストが上達したと感じたらブレーキを少しずつ弱めて自分の限界値を伸ばしていきましょう。
ラインを多く巻かない
渓流ベイトフィネスは飛距離が必要ないのでラインを多く巻く必要はありませんといった意見が大多数ですが、スプールが軽ければ軽いほど軽いルアーが投げやすくなるのがベイトフィネスのそもそもの理論なので、スプールを軽くするためにもラインの長さは短ければ短いほどスムーズにラインが放出されるようになります。
大小様々な河川で釣りをする場合は30~40m巻いておく必要がありますが、川幅が3mもないような小渓では大型魚が掛かって走られない限り、メインライン10~15mとリーダーで充分対応できます。
リーダーの長さを長めにする
リーダーが短すぎるとキャストの時点で結び目がガイドのどこかに干渉している状態となり、キャスト時に結び目とPEとの摩擦抵抗差が生じてスプールの回転速度が変わってしまいバックラッシュの原因となります。
おすすめの長さは竿1.5~2本分程度で、ラインを全て巻き取った時にリーダーがスプールに数回巻き取られている状態がベストです。
キャスト時のスプールの回転初速が落ち着いた頃に初めて結び目がスプールから出ていくので、多少トラブルが起こりにくくなる効果があります。
逆にリーダーが長すぎると飛距離の必要がない渓流ではPE本来の特性を生かせなくなるので、あまり長すぎず適度な長さにしましょう。
ひたすら練習あるのみ
キャストが上手くなればリーダーの結び目が多少干渉した程度でバックラッシュを起こすことはありませんが、一日の釣行で一度や二度は必ずバックラッシュを起こすことはあります。
竿の振り幅が確保できないなど障害物が多い場所では、キャストが難しくバックラッシュを起こすこともよくありますが、バックラッシュを起こさないように投げるのではなく、バックラッシュを起こした際に咄嗟に指で止めることができるような練習をすると、絡まってしまって再起不能になる事態を防ぐことができるようになります。
渓流ベイトフィネスの用PEラインは上手くなってからでOK
PEラインでのベイトフィネスに慣れず苦戦する人も多いですが、コツを掴めばどんどん上達します。
最初はみんなバックラッシュが頻発してラインをダメにしてしまうことも多いので、始めの内は安いPEラインを買って練習するといいですが、ナイロンやフロロとは感覚が全く違うので必ずPEラインを使って練習してくださいね。
しっかり練習しておけば、PEラインを使った渓流ベイトフィネスでたくさんの渓流魚に出会えると思います。
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