インコの噛み癖を直したい(無理です)

人間は手や足などを器用に使い色んな事ができる動物ですが、人間以外のほとんどの動物は手や足よりも口を多く使って行動する生き物です。

インコも同じく、餌を食べる時はくちばしを使って種子などの殻を剥いて食べますし、障害物を上ったり止まり木に乗ったりするときも口を使うことが多いです。

また、求愛行動をする際も口をよく使うのもインコの特徴です。

よってインコの口は人間でいう手や足と同じくらい日常の生活で大事なもので、当然のように攻撃をする時や身を守る際にも使います。

冒頭から結論が出てしまっていますが、インコの噛み癖を直すことはほぼ無理ゲーなので、本などで紹介されている間違った知識を鵜呑みにして実践しても時間の無駄になるだけではなく、インコへの負担が大きく関係性が悪くなる恐れもあるのでやめましょう。

インコの噛み癖を直すという理論は間違っています

インコが噛む理由は様々ですが、荒鳥と呼ばれる人間に慣れていない鳥の他、人間側の一方的な行き過ぎたスキンシップ、その他発情による過剰な興奮などが主な原因です。

特にヒナの内から愛情を持って大切に育ててきた飼い鳥が噛む理由は圧倒的に後者が多く、メスよりもオスの方が顕著に現れます。

荒鳥に関しては鳥に負担をかけないよう時間をかけて愛情を注いであげることでいずれは飼い主とのスキンシップを取れるようにはなりますし、人間側の行き過ぎたスキンシップはやめればいいだけの話です。

しかし、発情による噛み癖に関しては強制的に直すという概念は持たず、インコの立場になって考えてあげることがとても大切です。

発情によるインコの噛み癖とは?

インコはとても愛情深い生き物ですから、飼い主を一生のパートナーと思ってくれる子も多く、そこに第三者が現れると容赦なく攻撃をします。

個体ごとに性格は様々で、飼い主全体を見てパートナーと認識する個体の他、飼い主の体の一部に対し激しく愛情表現をする個体もいます。

飼い主の手などはインコにとっては格好の遊び相手となる他、愛情表現をする相手にもなります。

例えば、左手の指に対し発情中のインコに右手を差し出すと、かなり激しく攻撃されることがあり本気で噛んでくることもあります。

インコ本人は飼い主の手が嫌いなわけではなく本能からのとっさの行動なので、これをやめさせるという行為自体が間違いであって、噛むことについてはインコに何の罪もないことですから人間の一方的なルールで直させるという思考はやめるべきです。

噛まれることによるリスクと噛み癖を防ぐ方法

セキセイインコなどの小型のインコとて本気で噛むと出血するほどのケガをすることがあります。

噛まれることによるケガなどのリスクは避けるべきですから、これをどうにか噛まれなくて済むようにしたいのは誰しもが思う希望ですよね。

まず、噛まれる理由を探ることが大切で、発情によるものとわかっているのであれば発情を抑える方法が一番の解決策です。

  • 発情を抑制するため餌の適正量を知る
  • 規則正しい生活
  • 発情の原因となるものの排除
  • 放鳥中はインコの行動に集中

上記の四つに気を付けてあげるだけで、かなりインコの噛むという行為が抑制されます。

発情を抑制するため餌の適正量を知る

セキセイインコは丸一日餌を食べないと死んでしまうこともあるので注意が必要ですが、ほとんどの飼い主さんはエサ入れにたくさん入れておいて、食べ終わった殻が目立ってきた時に餌の交換や継ぎ足しをすると思います。

もちろんインコは好きな時に好きなだけ食べることができますし、基本的に食いしん坊な子が多いですから食べすぎている子も少なくありません。

摂取カロリーが多くなればなるほど発情を促す結果となるので、しっかりと適正なカロリーを与えることが余計な発情を抑えることに繋がります。

基本的に生後一年以上の成鳥で体重の10%程度が目安とされていますが、高齢になれば発情の際に体への負担も大きくなるのでシニア用のフードなどを使用することも効果的です。

規則正しい生活

生き物を飼育しているとどうしても人間の生活リズムに合わせた形での飼育になってしまいます。

基本的にインコは日が暮れると寝る生き物で夜は早く寝かせて朝早くに起こしてあげる必要があります。

ケージにタオルなどをかけておいて静かにしていても、実際には夜遅くでも人間が活動している時間は起きていることが多いのです。

夜は静かな場所で暗くして朝は明るい場所で管理してあげることが大切です。

発情の原因となるものの排除

ケージの中にたくさんのオモチャや鏡などを入れていたりすると楽しそうに遊んでいる光景を目にすると思いますが、あまりにもたくさんのオモチャを入れるとより発情の傾向が強くなります。

もし、ケージの中のオモチャに吐き戻しなどをしているのを見つけたらそのオモチャは取り外しておくことをお勧めします。

それに加えてケージから出して放鳥している時も飼い主の手や耳、髪の毛なども格好の求愛相手となってしまいますから、必要最低限なものだけに留めておくおくことも発情を抑制させる方法の一つです。

放鳥中はインコの行動に集中

放鳥中に噛まれることが大半だと思いますが、インコにとって飼い主と触れ合える時間はとても幸せに思っています。

しかし、インコが飼い主と遊びたいのに飼い主が他のことをしているとインコは焼きもちを妬いてしまいます。

放鳥中にスマホを触っていたりテレビを観ていたりしていませんか?

躾をしてはいけない

インコはとても頭の良い生き物ですが、犬や猫のように人間の言葉を理解して指示に従うということが得意な生き物ではありません。

なので、噛まれたからといって息を吹きかけたり、大きな声で叱ったり音を出してやめさせようとしても本人は理解はできません。

そればかりか、大好きな飼い主に嫌なことをされたインコは飼い主のことが怖くて嫌いになってしまう可能性もあります。

まとめ

我が家のセキセイインコも噛み癖がひどく、生後三カ月頃から噛むようになりました。

唇や瞼などを噛まれるとものすごく痛いですし出血もします。

一歳を過ぎた今もまだ噛むことがありますが、対策をしていく内に少しずつ噛まなくなってきてはいます。

インコの噛み癖に対する最大の対処法は、噛ませないようにするのではなく噛まれないようにすることです。

インコが噛むのはほとんどが悪気のないケースで、むしろ元気な証拠ですから喜ばしいことでもあります。

じゃれついてきて興奮して噛む場合は、他に興味を逸らしたり噛まれても無視してインコにとって噛む行為自体を楽しいことではないということを学習させると噛み癖はかなり軽減します。

また、インコは群れで生活する生き物で、群れのボスは普段一番高いところにいるので、飼育下においても人間の頭より高い位置には止まらせない様にします。

よって、体に止まらせる場合も目線より高い位置には止まらせないようにし、特に頭の上には絶対に止まらせないようにします。

また、ケージを置く場所も人間の目線よりもなるべく低い位置に置くと良いでしょう。

最後に、インコは噛み癖が強い子ほど情熱的で愛情豊かな性格をしていることが多く、よくおしゃべりをする傾向が強いです。

噛むからといってケージに入れっぱなしにするのではなく、大好きな飼い主と一緒におしゃべりをしてたくさんの言葉を覚えさせていくとより一層インコへの愛も深まるでしょう。

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