「小鳥を飼う」あなたに向いてる小鳥を完全解説

巣ごもり需要で自宅でペットを飼育する人が増えていて、犬や猫の他に小鳥を飼う人が増えています。

小鳥にもたくさんの種類がいてそれぞれに興味深い特徴がありますが、どんな種類の子でも愛情を持って飼育してあげれば飼い主のことを死ぬまで愛し続けてくれる生き物です。

小鳥を飼育する前に

小鳥は省スペースで飼育できる上、他の小動物に比べて丈夫で寿命が長く10年以上も生き続ける子も珍しくありません。

なので最後まで愛情を持って飼育する覚悟を決めてから準備をしましょう。

また、よく犬や猫は臭いや毛が抜けるから苦手という人にお勧めだという人もいますが、犬や猫の毛すら気になるようならそもそも生き物を飼うのは難しいですし、人間だって毛は抜けますしお風呂に入らなければ臭くもなりますから、そのような人は生き物を飼育せずに一人暮らしがお勧めだと思います。

小鳥は価格だけじゃなくそれぞれの性質で飼育を決めよう

また、小鳥の種類によって価格も様々ですが、安くても高くても最後まで愛情を持って飼育してほしいので、ここでは参考価格の紹介はしても価格面でのお勧めは一切行いません。

小鳥は雛から育てるのが正解?

小鳥は親鳥からまだ餌をもらわないと生きていけないほど小さな頃からペットショップで販売されます。

それは、雛の内から人が餌を与えることで人が大好きな鳥になるためです。

では、雛を買って自分で餌を与えなければ懐かないの?と思う人もいると思いますが、ペットショップのスタッフさんが毎日一羽一羽に愛情を持って挿し餌をしているお店なら大丈夫です。

ただ、挿し餌から離れた若鳥はペットショップ内でもスタッフさんがあまり相手をする暇が無かったりでケージに入れられたままのことも多いですから、少しずつ野生を取り戻したり個性が現れ始める時期なので、実際に家に連れ帰っても人が嫌いとまではいかなくても、手に乗るまで長い時間がかかったり全く乗らなかったりと結構クールな子が多いかもしれません。

カゴの中でさえずるきれいな声を聞いているだけで十分だという人には良いですが、放鳥時にカゴに戻す時やカゴの掃除などの際には手乗りの子の方がメリットは多いので、できれば雛の内か独り餌の訓練中の子を買うのが良いでしょう。

「種類別」小鳥の特徴

一般的に販売されている小鳥についていくつか紹介しますが、性質はもちろんそれぞれの個体の個性もあるので「何がお勧め」というよりは自分のライフスタイルや好みで決めるのが一番のお勧めだと思っていますし、実際にペットショップに行ってみてインスピレーションで決めるのもある意味有りだと思います。

もしペットショップで「この子!」って子がいたらスタッフさんに飼育方法など詳しく話を聞いてみて、自分にできると思えば購入しても良いと思いますし、一度帰ってから飼育に関してのネガティブな要素も含めてちゃんと調べてから再度ペットショップに訪問したら良いでしょう。

セキセイインコ

体重 30~40g

体長 15~18㎝

寿命 8~12年

販売価格 3000~5000円

特徴

最もポピュラーな小鳥で飼育難易度も特別難しくなく、丈夫で飼育しやすい小鳥です。

とても平和な鳥で友達作りが得意なので、人間はもちろん犬や猫など鳥以外の生き物に対しても積極的に自分からアプローチしていきます。

雛から育てれば確実に手乗りになりますが、オスの方がより濃厚なスキンシップを好み、メスはどちらかというとクールな個体が多いです。

おしゃべりが得意でオスはよくしゃべりますが、メスはあまり得意ではなくもごもごとつぶやく程度で、言葉を理解しているのではなく音として認識しているので、男性が言葉を教えると低い声、女性が教えると高い声でしゃべるようになります。

セキセイインコの性格には個体差が大きく、飼い主の手の中で眠ってしまうような子もいれば手には乗るのは好きでも触ると怒る子もいますが、これは生まれ持った性格によるものなので実際に飼育して育ててみなければわかりません。

注意点

ヒナから幼鳥時代は寒さに弱いので保温が必要ですが、最初の冬を乗り切れば驚くほど丈夫な鳥ですので最初の一年でしっかりと丈夫な子に育て上げてください。

早い子は生後3か月くらいから発情の傾向が見られ、その頃からオスはしゃべり出したり吐き戻しといって食べた餌をパートナーに与える求愛行動を起こすことが多く、ケージ内はもちろん飼い主の手や洋服などにもするので汚れて困るものは片づけておきましょう。

放鳥中は飛ばずに床を走って飼い主の後を追いかけることも多いので、誤って踏んでしまったりしないよう注意が必要です。

また、愛情豊かな性格故に少々やきもち妬きな子もいて、放鳥中にあまり構わずに放置すると結構強い力で噛まれることがありますが、小鳥の噛み癖は基本的に矯正できるものではないので噛む原因を作らない努力をしましょう。

オカメインコ

体重 80~130g

体長 30㎝前後

寿命 10~20年

販売価格 20000~40000円

特徴

インコと呼ばれていますがオウムの仲間です。

のそのそと内股でゆっくり歩く姿がかわいらしく人にも良く懐きます。

雛から育てると人が大好きな子に育ちますが、不思議なことに育ての親以外の人にべったりになることもあります。

だからと言って全く懐かないということはなく、手や肩の上に乗ったり頭を掻いたりのスキンシップをすることは可能です。

おしゃべり自体はあまり得意ではないですが、しゃべる子はよくしゃべります。

とても頭のいい鳥なのでおしゃべりはあまり上手ではなくても音マネが得意なので簡単な音楽の1フレーズ程度なら簡単に覚えて歌ってくれます。

メスはおしゃべりも歌うのもあまり得意ではありませんが、一度自分のパートナーと決めた相手には何時間でも肩の上に留っているほど愛情深い鳥です。

寿命も長く若鳥の内は多少やんちゃでも徐々に落ち着く子が多いので気長に飼育していきましょう。

注意点

セキセイインコに比べて多少寒さに弱く体質的にも弱いところがありますが、セキセイインコと同様に最初の一年でしっかり丈夫な子に育ててあげれば問題なく飼育できます。

比較的温厚な性格な子が多いですが、多少気まぐれで気難しい面も持っており、気に入らないことがあると飼い主に対しても容赦なく威嚇や攻撃をします。

攻撃する場合は口を大きく明けて息を吐いて音を出したり、くちばしで勢いよく指を突いたり軽く噛んだりしますが、愛情を持って育てていれば飼い主に対して本気で攻撃することは稀なので安心してください(オカメインコが本気で噛みついたら手に穴が開き流血するほどの怪我をします)。

また、オカメインコにはオカメパニックと言われるパニック症状を起こす子が多く、一度パニックを起こすとケージ内で大暴れしてしまい脚や羽を怪我してしまうこともあり、酷い時には骨折してしまうこともあります。

オカメパニックの原因は地震や雷などの自然現象の他に、玄関のドアの音や人の足音でもパニックを起こすことがあります。

オカメパニックを起こした時の対処法は、優しく声をかけ落ち着くまで待ってあげることで、オカメパニック中にカゴから出すと壁や窓に激突して最悪死に至ることもあるので、決してカゴから出さないようにしましょう。

確実な予防法はありませんが、あまり静かな環境で飼育していると急な音に驚く子が多いので普段から多少音がある環境に慣れさせておくのも一つの方法ですし、どうしても夜間の寝ている時間にパニックを起こすことが多いので、睡眠を妨げない程度の暗めの照明を付けてあげると落ち着く子もいます。

オスはカゴの中からでも飼い主のことをよく観察していて、その場を離れると大きな声で呼び鳴きをすることが多く騒音問題になることがありますが、噛み癖と同様に矯正できるものではないので、おもちゃなど一人遊びを覚えさせたりして呼び鳴きをする原因を作らないような工夫が必要です。

呼び鳴きに関してはある程度大人になって落ち着いてくる個体も多いので、大きな声で叱ったりせず気長に待ってあげることも大切です。

文鳥

体重 20~25g

体長 15㎝前後

寿命 7~10年

販売価格 3500~8000円

特徴

文鳥はインコと違いスズメの仲間で、くちばしの形状がインコとは全く違うので容易に見分けがつきます。

軽快で活発に動き回る陽気な鳥で、ヒナの頃から飼えば人にも良く懐きます。

おしゃべりはできませんが、人が大好きで感情の表し方が多彩で賢い鳥です。

また、インコでは中々できない手の中にすっぽり収まって握っても嫌がらない子も多く、それどころか握ったまま眠ってしまう子もいるほどです。

餌は何でもよく食べ少量で済むためエサ代もあまりかからず、鳴き声は短くさえずる程度で、騒音の心配もなく一緒に生活していて心地よい声に癒されるため、初めて鳥を飼う人や独り暮らしの人や学生さんにもお勧めです。

注意点

文鳥は一度パートナーと決めたら一生相手を変えないので、飼い主以外の生き物に対し攻撃的になることがあります。

なので、複数飼育にはあまり向いていませんし繁殖目的でペアリングをする際にも相性が悪いとどちらかが一方的に攻撃することもあるので注意が必要です。

もしその対象が人間で飼い主以外の人に攻撃するような子だったとしても、放鳥時は飼い主を独り占めできるよう工夫するなどして上手に付き合っていくしかありません。

その他、飼育に関して特に特殊なことや難しいことはありませんが、頻繁に水浴びをしたがるので放鳥時はお風呂やキッチンなどの水回りに注意してあげてください。

コザクラインコ

体重 45~60g

体長 15㎝前後

寿命 10~15年

販売価格 12000~45000円

特徴

体長の割にずんぐりとした可愛い姿をしています。

ラブバードの愛称にあるようにパートナーへの愛情の深さは相当なもので、単独飼育をすると飼い主のことが大好きな鳥になります。

おしゃべりはほとんどできませんが、話しかけると返事をしたり音に合わせてリズムを取ったり、ペットボトルの蓋を頭にかぶったりと遊び上手なところもあります。

性格は陽気であまり怖がりではないので、人の手の上で寝てしまうことも良くありますし、中には仰向けで寝てしまう子もいます。

また、触られることが好きな子が多く鳥らしくない一面も人気の一つです。

注意点

コザクラインコは噛む力が相当強いので噛まれると怪我をすることがあります。

愛情深さから来る嫉妬心もあるので、放鳥時はずっと見てあげられるようにしたいところです。

一度噛み癖が付くと中々治らないので噛む原因を排除してあげる必要があります。

電気のコードなどは格好の遊び道具になってしまうので特に注意しましょう。

ボタンインコ

体重 35~50g

体長 13~15㎝

寿命 10~15年

販売価格 8000~30000円

特徴

コザクラインコ同様ラブバードと呼ばれ飼い主への愛情がとても深い鳥です。

コザクラインコとよく似ていますが、コザクラインコに比べて少し神経質で臆病な一面もあります。

基本的におしゃべりはできない子が多いですが、稀に短い単語程度なら覚える子もいるようです。

注意点

優しい子が多いですが、コザクラインコ同様に噛む子も多いのでしっかり対処してあげる必要があります。

多少神経質なところもあり、ストレスで毛引き(自分で羽を抜いてしまう行動)をしてしまう子もいるので、放鳥せずにカゴに入れっぱなしなどは絶対にしないようにしましょう。

マメルリハ

体重 30~35g

体長 13~15㎝

寿命 15~20年

販売価格 10000~30000円

特徴

セキセイインコと同じくらいか少し小柄のインコです。

好奇心旺盛で楽しいことが大好きで、遊びが得意で脚でものを掴んだり飼い主の洋服の中に入ってきたりと、かわいらしい行動を取ったりすることもあり人にも良く懐きます。

頭がよくおしゃべりも得意な子が多く容姿も美しいとても魅力的な鳥です。

また、丈夫な個体が多く比較的寒暖差にも強いのでヒナの内にしっかり丈夫な子に育て上げましょう。

注意点

非常に活発でよく飛び回る子が多いので、放鳥時に事故の元になるようなものはできるだけ排除してから遊ばせるようにしましょう。

普段の声はそれほど大きくはありませんが、呼び鳴きする時は結構大きな声を出すので対策は必要かもしれません。

喜怒哀楽が激しくイタズラも好きなのでよく噛まれますが、本気で噛むことは少ないので多少の攻撃は我慢することも必要です。

本気で噛むような子は噛まれると確実に怪我をするので、根気よく愛情を注いで人に対しての警戒心を解いてあげることで少しずつ噛まなくなる子もいます。

また、一般的に売られている他のインコよりも多少野性味が強く、繁殖期には発情により気が荒くなる子もいますが、こればかりは防ぎようがないのでなるべく体に負担をかけない程度に見過ごして収まるのを待ってあげることも大切です。

まとめ

小鳥にも様々な種類がいますが、それぞれに特徴がありとても楽しませてくれるペットで、同種間でもたくさんのカラーバリエーションがあるのも魅力の一つです。

それぞれ主な特徴を紹介しましたが、同種でも性別による性格の差もありますし本来持っている個体の性格というのは生まれ持ったものですから、優しい子もいれば少しやんちゃな子もいます。

ですが、愛情を注いであげればどんな子であろうと飼い主のことが大好きになるのは種類や性格に関係なく共通する部分でもあります。

予算や飼育難易度などから検討する方が多いと思いますが、寿命を全うするまで飼育する覚悟を決めたら最終的にインスピレーションで決めて良いと思いますし、飼育していてたとえ難易度が高いと感じたとしても、愛情を持って飼育していれば小鳥自体も飼い主の飼育スタイルにある程度順応してくれますし飼い主もそれに応じた知識を学んでいくこともできます。

最後に最大のデメリットを紹介しますが、小鳥を飼うということは、小鳥のことで頭がいっぱいになり他のことが手に付かなくなるということです。

そのくらい小鳥という生き物は人を楽しませてくれる魅力的な生き物です。

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