普段から渓流トラウトのルアーフィッシングは自作のハンドメイドミノーしか使いませんが、ハンドメイドミノーを作るための最初の原型は全て各メーカーから発売されているインジェクションミノーからヒントを得ています。
どんなものにもやはり基本の形というものがあって、ハンドメイドミノーは自由度が高くオリジナリティー溢れる形のミノーが作れるところが魅力の一つですが、やはり基本を外すとミノーとしての性能を著しく下げてしまうことにもなりかねません。
ですから、自分の好きな形でハンドメイドミノーを作っていても、普段から市販のミノーに関しては常に注目している状態で、各インプレなどを隅々まで読んで自身のハンドメイドミノーへの参考としています。
シマノ カーディフ リフレイン 50HS
- 全長(mm):50
- 重量(g):4.1
- タイプ:ヘビーシンキング
シマノから渓流トラウト用ミノーの新作「カーディフ リフレイン 50HS」が発売されました。
特に渓流ミノーのシングルフックはフッキング率が下がるというアングラーも多いので好みが分かれそうですが、動きに関しては背中が少し大きめに作られていて浮力が高い上、トリプルフックよりもシングルフックの方がキビキビとした動きが期待できるので、水温が上がってトラウトが活発に捕食する5月以降は非常に頼りになりそうなミノーです。
スミス D-コンタクト50(20周年記念カラー)
- 全長(mm):50
- 重量(g):4.5
- タイプ:ヘビーシンキング
渓流ルアーフィッシングアングラーは知らない人がいないほど人気のD-コンタクトに、20周年記念カラーとして三種類の新たなモデルがリリースされました。
D-コンタクトは沈めて良し巻いて良しのミノーで、強く引くとスライドして強烈なフラッシング効果があります。
リンク
リンク
スミス D-インサイト53 チャートバックアユ
- 全長(mm):53
- 重量(g):5.0
- タイプ:ヘビーシンキング
スミスといえば、D-コンタクトに注目されることが多いですが、D-コンタクト以外にも良く釣れるミノーがたくさんあります。
中でもD-インサイトはサイドのフラット面が大きく、強烈なギラつきで非常に高いアピール効果があります。
アユカラーはナチュラルカラー系ミノーの中でも非常に頼りになるカラーですが、新色のチャートバックアユが登場しアピール力に視認性がプラスされたことで、より使いやすいカラーとなっています。
完全な個人的主観になりますが、D-コンタクトよりD-インサイトの方が実績が高いので是非使ってみてほしいミノーです。
DUO SPEARHEAD RYUKI(スピアヘッド リュウキ) 71S
- 全長(mm):71
- 重量(g):10
- タイプ:シンキング
リュウキ70Sをベースにボディ形状と内部構造を見直し新たに生まれたリュウキ71Sは、大型化し魚食性の強くなった本流のニジマスやブラウントラウトがターゲット。
カラーは全12種類とその日のコンディションにより使い分けができるラインナップで、今シーズンの本流トラウトミノーの顔の一つになりそうです。
バスデイ もののふ 45S 50S
- 全長(mm):45/50
- 重量(g):45S 4.0g / 50S 4.6g
- タイプ:シンキング
人気のバスデイもののふシリーズに新カラーが登場。
作り手のこだわりがたくさん詰まったもののふシリーズは専用リアルアイを採用。
ジャクソン(Jackson) ルアー メテオーラ 52
- 全長(mm):52
- 重量(g):5.0
- タイプ:シンキング
一世を風靡したジャクソンのメテオーラは、特徴的なサイドのフラット面によるギラつきとユラユラとフォールする姿勢がトラウトを刺激します。
現在は品薄状態も少しずつ解消しつつありますが、釣具店はもちろんネットショップでも見つけ次第購入しておくと良いでしょう。
イトウクラフト ボウイ 50S
- 全長(mm):50
- 重量(g):4.0
- タイプ:シンキング
バルサミノーの欠点の一つである飛行姿勢の悪さを解消し、飛距離を出せるバルサミノーで有名なイトウクラフトの「ボウイ」はシンキングタイプのミノーです。
全10色あるカラーバリエーションの中から、チャート系とナチュラル系の二種類を選ぶと良いでしょう。
釣れるミノーの選び方
総合的にレビュー数が多く評価の高いミノーは良く釣れるミノーが多いですが、人によってスタイルが違いますしそれぞれ得意不得意なパターンも多く存在するので、自分が得意な使い方にマッチしたミノーを選択することが大切です。
ミノーにもそれぞれ様々な特徴があるため複数持っておくと良い
一言でミノーと言っても、沈み方や泳ぎ方はそれぞれ違うもので、沈む速度や動きの速度は同メーカーでも種類が違うとかなり動きが違うため、いつも同じミノーばかり使っていると状況にマッチしない場合は全く釣れないということもよくあります。
そのため、人気のミノーを抑えつつ複数のミノーを持っておけば、引き出しを増やすことができるため釣果も伸ばしやすくなります。
ルアーのサイズは小さければ良いというわけではない
プレッシャーが高く魚がスレている場合、対策としてルアーのサイズを下げる人が多いと思います。しかし、ルアーのサイズを下げた途端釣れるようになったという経験をした方はそれほど多くないと思います。
ルアーのサイズを下げるのは、餌にペレットを使用していることが多い管理釣り場では有効ですが、ネイティブのトラウトはいつ餌を食べられるかわからない状況下で生きているので、栄養価の高い大きな餌を好むことも多いですから、ルアーのサイズよりもカラーローテーションのペースを上げた方が良いことが多いです。
基本的に、源流~上流域は50mm、本流などでは60mm前後をベースに、70mm程度までなら小渓流でも果敢にアタックしてくるので、時には大胆な選択が功を奏することもあります。
ルアーの色は釣果に影響する
雪代や雨などで濁りが強い状況では、黒金や赤金などのシルエットのはっきりしたカラーが良いと言われていますが、常時濁り気味の川もあれば通常は透明度の高い川もあり、濁りに関してはセオリー通りに魚が出てくれないパターンも多いので、様々なカラーを使ってみると良いでしょう。
経験上、黒系は水の濁りにはあまり関係ないように思っていますし、赤系は水温が高い時期は反応が悪いことが多いので、色々試してみてどうしても手ごたえが感じられない場合は、ポイントを見切る前に最後にグリーンやイエロー系のチャートカラーを通してみると良いでしょう。
2023年注目の渓流トラウト用ミノー7選「まとめ」
2023年注目の渓流トラウト用ミノーの紹介をしました。
ミノーと言っても、形や重さ、動き方など、色んな特徴があり、最近の流行りのヘビーシンキングミノーはルアーの操作次第では動きが悪くなる場合もありますし、フラッシング効果で人気の平打ち系のミノーにスレているポイントも増えてきていますから、新しいミノーが出たら早めに使ってみるのも良いでしょう。
特にプレッシャーの高い川などでは、多くの人が使っている人気のミノーの他に、あまり知られていないようなミノーが良く釣れることもあるので、サイズやカラー、重さなど、複数のミノーを持ち歩いて、少しでも早くその日のパターンを読むことが釣果を伸ばすポイントの一つです。
コメント