ヤフオクでのビーシュリンプ出品デビューについての記事です。
ビーシュリンプが殖えてきたら、まずやってみたいヤフオクでの出品。
そこで、出品や梱包の方法から発送までの手順を詳しく解説していきたいと思います。
(Yahoo!Japan)IDの取得
ヤフオクを利用するにはYahoo!JapanのIDが必要になります。
すでにヤフオク出品経験のある方は次のビーシュリンプの出品の項目まで進んでください。
モバイル確認または本人確認
ヤフオクで出品するには、モバイル確認または本人確認が必要なため、事前に登録しておきます。
Yahoo!ウォレット登録
Yahoo!ウォレットはヤフオク利用にかかる手数料の引き落としや、落札された場合にお金が振込される際に振込先口座登録の他、有料コンテンツを利用した際の支払いにも利用できます。
Yahoo!プレミアム登録
ヤフオクで出品するにはヤフープレミアム会員登録が必要になります。
これは月額462円(税抜)の有料サービス(2020年2月現在)ですが、これに登録していないと出品ができないので必ず登録しておきましょう。
※ヤフープレミアム会員は自分で解除手続きを行わない限り自動更新され、Yahoo!ウォレットから毎月ヤフープレミアム会員手数料が引き落とされます。なので利用しない時は解除しても大丈夫ですが、一月単位での登録なので一カ月に一回でも利用するなら解除しないでおいた方が良いでしょう。
ビーシュリンプの出品
では早速出品しましょう!
出品項目には画像の添付の他、説明文の記入、開始金額の設定、実際のオークション期間の設定など、たくさんの設定項目がありますが、一番大事な部分なので手を抜かずにしっかりやりましょう。
個体の撮影
まずは個体の撮影から入るわけですが、水槽が汚いとピントがずれたりしてせっかくのエビちゃんがピンボケになってしまいます。
なので、ガラス面のコケや汚れはきれいにしておきましょう。
特にソイルの境目はコケが残ってしまいがちなので、歯ブラシなどで水が濁らない程度にきれいにしておきます。
最初はカメラにこだわる必要はなく、デジタルカメラならコンパクトデジカメでもスマホのカメラでも何でもOKですが、慣れてきて高グレードの個体の出品をしたい時などはやはり一眼レフの方が細部のこだわりや質感を表現できる分有利になってきます。
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僕は高いカメラは変えないし買っても使いこなせないので中古で購入したキャノンのEOS KISS X4とレンズはキャノンコンパクトマクロ50mmのセッティングで撮影しています。
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▼撮影した画像
商品名と説明文の入力
通常のオークションであればそのまま商品名だけで十分ですが、ビーシュリンプの場合は誰が飼育して殖やした個体かでかなり差が出ます。
なので自分のニックネーム(屋号)を決めて商品名に入れておきましょう。
説明文に関しては、任意の文章を入力すれば自動で装飾を作ってくれるサイトがあるので、それを利用するととても便利です。
おススメは初心者にも使いやすいオークションプレートメーカーです。
様々な装飾を選べるので色々使ってみたいと思いますが、基本的にはシンプルなものがベストです。
オークション終了時間や開始金額の設定
その他に配送方法などの細かい設定がありますが、そこは好みで設定して大丈夫です。ただ、運送会社は到着日時にルーズになりにくいヤマト運輸を利用した方が良いでしょう。
ヤフオクが推奨するヤフネコパックは、送料が安くなるメリットがありますが、指定場所に持ち込む必要があり発送時間や発送連絡に関しても融通が利かないので、ビーシュリンプの発送にはお勧めできません。
なのでその他の欄からヤマト運輸を選択し通常料金での発送が無難です。
オークションの終了時間や開始金額については基本的に好みで設定しても良いですが、時間に関しては深夜の2時とかほとんどの人が起きていない時間に設定しても意味はないので、ある程度考えてから決めた方が良いかと思います。
道産子海老の場合は仕事の関係上21~22時の間で設定しています。
終了の曜日に関しても好みで決定しても良いと思いますが、お勧めは日曜日と月曜日です。
日曜日の終了は意味がわかると思いますが、月曜日の終了に関しては日曜日に競っていて諦めた人がウォッチリストに入れてくれる確率が高くなるのではないかとの考えからです。
開始金額については1円スタートがお勧めです。とりあえず落札されるから。
ちなみに道産子海老の初めての出品時は1,000円スタートでしたが、落札額は開始価格の約20倍になりました。きちんと準備してて自信がある人は好きな金額で始めても良いと思いますよ。
有料オプション設定
これについては全く必要ありません。いくつかありますがどれも利用するだけ無駄です。
ただ、シュリンプアワードとかコンテストなどのイベント時、新種系の出品の場合は効果が期待できるかもしれません。
梱包と発送
見事落札されたら、落札者との打ち合わせに入るわけですが、死亡到着を極力減らすため最善を尽くす必要があります。
なので、到着日など落札者との打ち合わせはしっかりと行っていきたいです。
梱包方法
エビを入れる袋は必ず専用の物を使用します。
袋の中には生体と水の他にエビの足場となる水草と酸素を入れます。
水草は光がないと光合成ができないため、輸送中は呼吸しか行われずエビが酸欠を起こしやすいと言われていますが、落札者さんも喜んでくださるので道産子海老は水草を入れて発送しています。
それが原因で死亡したことは特にありませんが、心配な方は100円ショップなどにある台所用品の三角コーナー用の水切りネットを切って入れると良いでしょう。
袋は必ず二重にし生体を入れたらそれぞれ輪ゴムでしっかり留めます。
袋を留めたら発泡箱に入れるわけですが、箱に隙間ができると輸送中に袋が破れてしまう可能性があるので新聞紙や緩衝材などで隙間を塞いでしっかり固定します。
(発泡箱は60サイズ用の物であればホームセンターで一個200~300円程度)
気温の心配がない季節なら60サイズで二日程度の輸送は特に問題ありませんが、外気温が30℃を超えるような真夏日の日は、保冷剤を入れて80または100サイズに上げた方が良いでしょう。
その際、袋の中の水量も必要なので、エビを入れる袋もサイズを大きくする必要があります。
エビの輸送にベストな季節は春と秋、外気温が10~20℃くらいの季節が良いでしょう。
発送
梱包が終わったら発送するわけですが、道産子海老は必ずヤマト運輸さんの営業所に持ち込むようにしています。
コンビニや宅配ロッカーなどでも発送は可能ですが、集荷時間がまちまちなのと、どんな保管のしかたをしているかわからないし直射日光が当たるとたちまち水温が上がってエビが弱ってしまうので、ヤマトさんの営業所で室内の直接陽が当たらない場所での保管をお願いしています。
タイムサービスなどの航空便での輸送は個人的にはあまりお勧めしません。過去に落札した中で死亡率が高かったのは航空便での輸送がほとんどでした。
全滅はしていないものの、到着時にひっくり返っているものもいましたし、水合わせ中に死亡してしまった個体もいました。
これは人によって考え方は違うと思いますが、早く届けることより多少時間がかかっても元気な状態で届けることの方が良いのかな?と思っています。
ちなみに、気温差などの条件でも変わってきますが、元気な個体を適切な方法でしっかり梱包してあげれば、二日程度の輸送でもエビはピンピンしています。
過去に送った中で落札者様の都合で受け取りができなくて三日目の夜に受け取っってもらったことがありました。
その時は保証するかしないかでかなり悩みましたが、そんな心配も必要ないくらい元気だったそうです。落札者様からは電話でひたすら謝罪されましたが、とにかく無事でよかったと思ったと同時に、意外と大丈夫なものなんだなと驚きの方が大きかった記憶があります。
気遣いは大切
輸送中はなるべくダメージが残らないよう環境の変化が無いように届けてあげたいものです。
ビーシュリンプは高気温に弱い生き物ですから、特に夏場は発送元の気温と到着先の気温は必ず天気予報で確認して発送しています。
こちらの条件が良くても到着先の気温が30℃を超えることもありますしその逆もあります。
あまりにも条件が悪い場合はその日の発送を断る勇気も必要ですし、あらかじめ説明文には記載しておく方が良いでしょう。
こちら北海道は3月に入っても気温が氷点下10℃以下になることも多く、暴風雪などで交通機関が麻痺することもあるため、過去に何度か発送日の変更をお願いしたことがあります。
当日になってからはさすがに落札者様も困るでしょうから、上記に書いたように天気予報は必ずチェックしておいた方が良いでしょう。
まとめ
ヤフオクの出品準備と実際の出品までの流れについて、基礎的な部分だけを書いてみましたが、本当はもっと細かい「色々」があります。
ただ、それをここで書いて真似をしたところでうまくいくとは限りません。なぜならそこに個性が無いから。
なので、オークションの人気出品者のページを自分の目で見て自分の言葉で説明文を記載することが重要だと思います。
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