今は情報発信を目的として利用できる媒体は、TwitterやInstagram、YouTubeなど、SNSを中心に非常にたくさんの選択肢がありますよね。今は下火になってきたといわれているブログですが、利用するサービスによってその効果は大きく変わることを知らずに運営している方もいます。では、アメブロよりワードプレスがなぜ優れているのか?というテーマについて、アメブロとワードプレスの両方を使ってきた経験から詳しく解説します。
なぜアメブロよりワードプレスが優れているの?
アメブロは記事を書くとコミュニティー内の新着記事一覧にリンクされるので、誰かの好みにマッチする内容の記事であれば最初に書いた一記事目からアクセスがあります。実はこれって凄いことで、誰も興味のないような個人の日常を書いている記事でもアクセスが増えるようにできています。
では、書いてすぐにアクセスがあるのに、なぜアメブロよりワードプレスの方が優れているのでしょうか。
アメブロはアメブロという媒体からの集客に過ぎない
皆さんは何か調べ物をしたい時にスマホを使うと思いますが、ほとんどの方はGoogleまたはYahoo!を使い、アメブロでは調べませんよね?
アメブロが全盛期の頃は僕もブログを書いていて、一記事で多い時は一日500以上のアクセスがあったこともありましたが、実はアメブロは大半のアクセスがアメブロユーザーなので、結局はアメブロ内でしか集客できていないということになります。
世界はGoogleで動いている
2021年11月の時点で、インターネットを利用して物事を調べる際に、日本では75.59%、世界では91.42%の人がGoogleを使用しているそうです。
ちなみに、日本ではYahoo!がありますが、Yahoo!もGoogleと同じ検索技術を採用しているので、検索順位に関してはほぼ同じ結果になります。
Googleからのアクセス期待値が皆無になった
ここ数年でGoogleのアルゴリズム(検索順位を決めるための手順・ルール)は大きく変わり、無料ブログという共有ドメインサイトが軒並み検索上位に表示されなくなりました。これにより、以前はある程度Googleの評価もあり、内容によっては上位表示されていたアメブロやFC2、Seesaaブログなどはほとんど表示されなくなり、アメブロ内のコミュニティーとGoogleの両方からのアクセスが期待できたアメブロもアメブロ内からの集客しか見込めなくなりました。
ブログでの集客が難しい理由
アメブロもワードプレスも以前に比べて集客は難しくなりました。それはGoogleのアルゴリズムの変動によるもので、個人単位の発信よりも、企業などの団体が発信する媒体を優先する傾向が出てきたためです。医療関係や金融など、内容によっては個人レベルでの運営では全く太刀打ちできないカテゴリーもあります。
とはいえ、企業からではなく個人の情報を優先して検索するユーザーもいるので、一概に個人の力では戦えないのかといえばそうではなく、検索上位を獲得しているブログ運営者から見れば「ブログはオワコン?なにそれ?食べれるの?」といったところでしょう。
これにより、ブログの集客に見切りをつけた人々が挙ってYouTubeにシフトチェンジしていますが、YouTubeもGoogleが運営する媒体のため、Googleのようなアルゴリズムがあり上位に表示されるための条件がある上、積極的に利用する企業も増えてきたため、YouTubeもブログと同じ道を辿ると早々に見切りをつける人も増えています。
Googleの検索上位はワードプレス一択
2003年に誕生したワードプレスは、20年近く経った現在もGoogleからの評価に対して最有力だといわれています。
Googleからスパム判定されてしまうのでおすすめはしませんが、アメブロとワードプレスの両方で全く同じ文章で記事を書くと、確実にワードプレスの記事の方がGoogleの検索順位が高くなります。よって、確実に質のいいユーザーから読まれるためには、今はワードプレスの一択といっていいでしょう。
アメブロユーザーは終わりなの?
何年もアメブロでブログを書いてきて記事数も1000以上あり、それなりに認知度の高いユーザーにとっては、アメブロはまだまだ利用価値の高い媒体ではあります。少なくはなってきましたが、まだアメブロをオフィシャルブログとして利用している企業もありますから、無料サービスとはいえ歴史のあるブログは価値が高くなります。
とはいえ、特に独自の商品を所有している企業などは、媒体単位での商用化も考えるのであれば、アメブロよりもワードプレスを利用する方が確実に利益を出せますから、いずれはワードプレスに移行するなどの対策をする必要があるでしょう。
知名度を先行させるか、発信力で勝負するか
我々一般人は、芸能人のように知名度があるわけではないので、当然発信力で勝負するしか方法はありませんが、集客のためのブログ発信は、より広いところで行う必要があります。
それには、ワードプレスという媒体を利用するのが最も効率のいい方法の一つで、時々アメブロで心に響くいい内容の記事を書いている方がいますが、こんないい内容を書けるのなら、アメブロ内で集客するより世界に向けて発信すればいいのにと、非常にもったいないと思うことがあります。
99対1の法則
江頭2:50氏が代々木アニメーション学院の入学式でこんなことを仰ってました。
「99人からバカにされたって1人が笑ってくれたらそれでいいじゃねえか!」
アメブロで一日100のアクセスを得るのは非常に簡単です。ワードプレスで一日100のアクセスを得るのはそれほど難しくはありませんが、それなりに苦労します。
アメブロからの100と世界中からの100のアクセスでは、全く次元が違います。つまり江頭さんは、狭い範囲の1よりも、大きなところで貴重な1をたくさん積み重ねてきたことで成功したわけです。
ワードプレスを利用するには?
ワードプレスには無料プランありますが、基本的にドメインを取得しサーバーをレンタルして利用する方法が一般的です。
ワードプレスの無料プラン
無料プランの場合は、アメブロなどと同じくドメインに指定の文字(ワードプレスの場合はWordPress.org)が入ります。その上アメブロのようにある程度形になっていてすぐにブログを書き始められるわけではなく、自分で初期設定を行う必要があります。
無料プランは共有ドメインである以上Googleからの評価が高くなる要素がないので、商用利用価値がない上、WordPress.comの広告が入ります。この点はアメブロなどと同じですが、様々なことを自分で設定しなければならないので、すぐに執筆に入ることができずかえってアメブロ以上に手間がかかるため、無料プランを利用する人はほとんどいないでしょう。
ワードプレス有料プラン
一方、月額1850円のWordPress Proという有料プランに関しては、アメブロの有料プラン同様に広告が入らず、任意のドメインが使えるようになる上、充実したサポートを受けられる他、データベースなど運営にかかる際に必要なものが一通りそろったサービスです。
ドメインとサーバーを契約
ワードプレスは有料プランを利用することで独自ドメインを使用することができますが、大半の人はロリポップやエックスサーバーなど、外部のサービスの方がコストがかからないのでそちらを利用する人が多いです。
ドメインに関しては変動があるため、契約時の価格は様々ですが取得費用は100円以下のものもありますし、サーバーとドメイン使用料を合わせても、スタンダードプランなどできるだけ安いプランやサービスを利用することで年間10000円以内で収めることができます。
アメブロよりワードプレスの集客が優れている理由「まとめ」
ドメインやらサーバーやら、初めての方には少し小難しい内容だったかもしれませんが、実際に自分でやってみると何となくできてしまいます。
自分で運営してても全て正しく機能しているのかはわかっていませんが、少なくても素人が始めたワードプレスで緩やかながらも収益は上がっていますし、何よりもワードプレス自体が利用しているユーザー数も多いため、わからないことがあっても同じ経験をしている人が発信している内容をGoogleで検索すれば解決への糸口を掴むことができます。
アメブロなどの無料サービスでも人気のブロガーさんなどはそれなりに収益を得ていますが、結論としては全て無料でやることはできても、よほどのセンスやカリスマ性がない限りゴールまでの道のりにかかる時間は果てしないものになり、それを幾ばくかの投資で短縮できるだけでなく、アメブロとは違い、広く集客ができ、そのブログが後の自分の財産となるワードプレスの方が総合的に優れているといって間違いないでしょう。
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