予算20000円以内で渓流ベイトフィネスを始めたい方に提案するロッド&リールはコレ!
渓流ベイトフィネスを始めようと思ってタックルを探してみると皆さん思うのが「高い!」だと思います。
自分も最初は思いましたが、確かにベイトフィネス用のタックルは高いんですよね。
自分は初期投資を抑えた結果、不満が出て後で買いなおすくらいなら最初から専用機を購入しますし、どうしても資金を捻出できない場合は最初からやらないタイプです。
渓流ベイトフィネスに関しては、釣りを始めたのが渓流ということもあったし、ベイトタックルは海でのルアーフィッシングでも使用しているので価格的にはこんなもんでしょ?という認識はありましたが、汎用性のあるアイテムが少なく他のもので代用するという概念は通じないといった印象でした。
ちなみに最初に購入したのは16アルデバランBFSにファインテールFSX-B452Lの組み合わせで、総額にして45000円程度だったと思います。
今回は、渓流ベイトフィネスを始めるために投資金額をできる限り抑えたセッティングをいくつかまとめてみます。
渓流ベイトフィネスは予算に応じて選ぶタックルの選択肢が少ない
基本的にベイトタックルはスピニングタックルに比べ総じて高い傾向にあります。
スピニングリールに比べて構造が複雑なベイトリールは多くの部品が使われているためどうしても高くなってしまいます。
渓流に使用するベイトフィネス専用リールともなれば、ボディの軽量化はもちろんスプールも極限まで薄く軽く作るため素材自体が高くなるのは仕方がないと思います。
よって、シマノのベイトフィネス専用リールでも最下ランクのSLXBFSで定価24000円(実売20000円弱)となり予算20000円だとリールしか買えない計算になります。
他にベイトフィネスでは最安でアブガルシアのロキサーニBF8(定価19000円・実売15000円弱)がありますが、キャスティング技術でカバーできるとして、2g程のミノーだとバックラッシュするギリギリの限界値で投げてもおそらく10mも飛ばせないでしょうから、小渓流で使用する場合でもかなり不満が出るところでしょう。
極論になりますが、3g以下のルアーを投げるのに苦戦するようなベイトフィネスリールでやむを得なくルアーウェイトを上げてやるくらいならベイトフィネス専用機に拘る必要はなく、5g程度のルアーならバス入門機のバスワンXT(定価9500円)でも十分キャストできます。
中華製ベイトフィネスリールはどうなの?
自分は使った事が無いのでわかりませんが中華製リールも最近はキャスト性能は上がっていると聞いてます。
普段カルコンやアルデバランを使っている人には不満だらけでしょうが、初めてベイトフィネスリールを使う方はこんな感じなんだろうと思うかもしれません。
価格だけで選ぶなら有りかもしれませんが、何せ中華製なので当たり外れはあると思いますし運よく当たりを引いても故障した場合は修理のしようがないので割り切って使う心構えが必要ですね。
渓流ベイトフィネスロッドは何を選ぶのが良いのか
基本的に1~7g程度のルアーを投げられる5フィート程度のベイトロッドならとりあえずできると思いますが、ロッドの張りや反発力によってキャストのしやすさや魚とのやり取りに影響が出ます。
また、ロッドの強さ表記は同じULでもメーカーによってかなり差があるので実際に手に取ってみないとわかりませんし、もっと細かいことを言えばルアーを投げて魚を掛けてみない事にはわからないことがたくさんあると思います。
ベイトタックルを使ったことのない人はスピニングロッドに比べかなり硬く感じるので、最初は柔らかいロッドを選択すると良いという人も多いですが、最初にある程度反発力の高いロッドを使用するとキャストが難しい分上達も早いと個人的には思います。
予算20000円内で選ぶならこのセッティング
ということで予算内で購入できるベイトフィネスタックルをいくつか選んでみようと思います。
20000円内での渓流ベイトタックル其の一
ロッド TM グレート鱒レンジャー改 CT40 2,980円
リール アブガルシア ロキサーニ BF8 13,044円
合計 16,024円
かなり妥協案になりますが、5g程度のルアーをメインに使う分には問題なく釣りができると思います。
グレート鱒レンジャーに関しては価格以上の性能ですしあまり不満は出ないと思います。
リールに関してはロッドとのバランスもあるので実際に使ってみないとわかりませんが、5g以下のルアーをどこまで投げられるかで満足度が決まると思います。
20000円内での渓流ベイトタックル其の二
ロッド TM グレート鱒レンジャー改 CT40 1,716円
リール シマノ SLXBFS 18,986円
合計 19,280円
20000円を少しだけオーバーしましたが、SLXのレビュー記事には軽量ルアーも問題なく投げられると書いてあることが多いので、小渓流での軽量ミノーイングも楽しめると思います。
専用機は欲しいけど安く済ませたいっていう人が最も多く使っているセッティングだと思います。
20000円内での渓流ベイトタックル其の三
ロッド パームス エゲリアネイティブ ETVC-42XUL 16,269円
リール WB1000 7,425円
合計 23,694円
少しオーバーしてしまいました。
あまりいないですがリールよりもロッドをしっかりしたものを選びたい方向けのセッティングです。
あまりお勧めできませんが、予算オーバーでとりあえず今シーズン中華製のリールを使ってみて来シーズン以降に本格的なベイトフィネスリールを買おうと思っている方には良いかもしれませんね。
まとめ
釣りは道具だけではないので極論を言ってしまえば好きなものを買えばいいと思いますが、何をどのような方法で釣るのも釣りを楽しむ方法の一つですから、そこに渓流ベイトフィネスというジャンルで楽しみたいと思うのであれば、まだ選択肢が少ない今はスペックなどを考慮して専用機を選ぶ方が後から後悔が少ないと思います。
ちなみに個人的には鱒レンジャーは良いと思いますが、低価格な分やはりガイドは多少不安があるので自分で交換するなどしてグレードアップを図るのも楽しみ方の一つなんじゃないかなと思います。
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