「100mぶっ飛ばせ!」カレイの投げ釣りに最適な遠投用ロッド選び

非常に多彩な種類のカレイが生息している北海道では、岸から投げ釣りで狙うカレイ釣りが盛んに行われています。

特に北海道はカレイが多く生息している砂地が岸から遠いことが多く、100m以上の遠投が有利と言われていますが、大海原へ思いっきり竿を振り込むのはとても気持ちの良いものですし、誰も届かないような所から大物を引き寄せる爽快感は遠投派ならではの釣りと言えるでしょう。

目次

カレイの投げ釣りは遠投が有利と言われる理由

北海道の沿岸は山が近く海底が岩盤ような地形になっており根掛かりが多く、カレイが生息しているであろう砂地に変化する場所が遠いため絶対的に遠投が有利になります。

カレイは基本的に砂地に多く生息していると言われていますが、実は岩盤の中に所々砂地が混ざるような海底に最も多く生息しているため、岩盤から砂地に変化する場所が最も釣果が期待できるポイントと言えるでしょう。

場所にもよりますが、岩盤が砂地に変わるような場所は岸から100m以上離れた場所が多いため、北海道のカレイの投げ釣りは遠投が有利と言われる理由の一つです。

よって、適度に岩盤があり砂地が近いポイントを選択することが良い釣果を上げるコツですが、そのようなポイントは大抵混雑しています。

混雑を避けてアップダウンの激しい岩山を30分以上歩いて歩いて釣り場に向かう猛者もいますが、滑落や海への転落などの危険も伴うので、初心者にはお勧めしません。

また、苫小牧港や室蘭港など、足元から深さがある港ではあまり遠投せずに釣ることも可能ですが、それはカレイが産卵のため岸寄りしている期間限定の釣りとなります。

海底にあまり変化がなくほとんどが砂地の場所でもカレイが生息していますが、産卵が終わるとほとんどのカレイは体力の回復のため深場に落ちていくので、そのような場所では船の航路などで海底が掘られて深くなっている場所が好ポイントとなるためやはり遠投が有利となります。

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硬い竿を使えば遠投はできことはできるが

投げ竿に限らず強めのジギングロッドなどでも遠投だけならできますが、仕掛けを海底に沈めてアタリを待つカレイ釣りは、仕掛けが流されないように25号以上の重たいオモリを使う必要があるため、100g近くあるオモリをジギングロッドで100m投げるのは中々難しいと思いますし何よりも竿がかわいそうです。

よって、遠投する場合の竿の選択は投げ釣り用ロッドの一択となるわけですが、遠投をするためには竿の硬さだけではなく竿の反発力やガイドやリールシートなど総合的な性能も重要になってきます。

初心者はシマノかダイワがお勧め

ある程度釣りの経験が多くなってくると色んな竿を使ってみたいと思う人も多いと思いますが、初心者の方はまずシマノかダイワを選択すると良いでしょう。

シマノやダイワは店頭販売時に定価の二割引きで販売されているのに対して、他のメーカーは基本的にほぼ定価での販売になります。

つまり、シマノやダイワは40000円の性能の竿が40000円以下で購入できるのに対し、他のメーカーの竿は40000円の性能の竿が40000円でしか購入できないという理由からです。

特にシマノはトータル的にバランスがよく初心者にも扱いやすい竿を多く作っていますし、ダイワのエントリークラスの竿は価格以上の性能を持っているため、大事に使えば何年でも使うことができます。

竿の硬さはシマノであればDX~BX、ダイワだと25~30号がお勧め、竿の長さは4.05~4.25mが一番飛距離が出せる長さになります。

シマノ サーフリーダー

数々のモデルチェンジを繰り返しシマノが30年以上作り続けている名竿です。

本格的に投げ釣りを始めた2000年代初め、苫小牧西港のクロガシラカレイの有名ポイントで数十本のサーフリーダーが並んでいる光景は圧巻でした。

元々投げやすい竿ですが、現行モデルはさらに投げやすい設計になっていて、初心者にも扱いやすくなっています。

ダイワ プライムサーフ

本格的に投げ釣りを始めてみたいという人に一番お勧めしてきた入門用ロッドがダイワのプライムサーフです。

この竿も発売されてから10年以上になるロングセラー商品ですが、価格以上の性能が人気の理由で、初心者はもちろん普段スピンパワーなどのハイエンドモデルを使用しているベテラン釣り師もサブ機として持ち歩いているほど信頼度が高い竿です。

お勧めの投げ竿比較

投げ竿は決して安い物ではないので悩んで購入する人が多いと思いますし、予算との兼ね合いで妥協しなければならないこともあるでしょう。

また、細かい部分での性能や価格差に対して初心者の方はどう違うのかわからないことも多いと思いますが、できるだけ詳しく調べて納得してから購入した方が後から後悔することが少なくて済みます(結局もっと良い竿が欲しくなります)

遠投用の投げ竿を購入する際は最低でも以下の機能があるものを選択すると良いでしょう。

  • オモリ負荷 DX~BX(シマノ)または25~30号(ダイワ)
  • ガイドロック機能 (ガイドを固定できる機能)
  • カーボン含有率90%以上

シマノ ホリデースピン

シマノの投げ竿の中でも安価な竿はありますが、ホリデースピンはガイドロック機能がないため竿を強く振るとガイドが動いてしまい飛距離が落ちたりラインが絡んで破損することもあります。

そういった点で同価格帯のプライムサーフの方が性能は上なので、価格帯で選択するならばダイワのプライムサーフの一択となるでしょう。

シマノ サーフチェイサー

サーフリーダーに比べて多少ランクは落ちますが、実釣に影響する部分はほとんどなく、入門用としては投げやすく丈夫でガンガン使えるため最初の一本にはかなりお勧めのロッドです。

サーフリーダーとの違いはガイドリングの素材で、サーフリーダーに採用されているSICリングに比べてサーフチェイサーに採用されているガイドリングは多少弱い材質になっていますが、使用感はほとんどわからないと思います。

強いて言うなら耐久性の問題ですから、破損しないよう大切に扱うことと、ガイドに負担のかかるPEラインの使用を避けることでしょう。

「まとめ」カレイの投げ釣りに最適なロッド選び

投げ釣り歴はまだ20年ほどで、持てる知識の範囲でのつたない解説になってしまいましたが、いかがだったでしょう。

最終的に、妥協点も含めて最後の最後まで悩んだ方が実際に手にした時に愛着が湧きますし、実釣も楽しい物になるでしょう。

ホームセンターなどに売っている安価なグラスロッドでも十分釣りはできますが、本格的に遠投して遠くから魚を引き寄せてみたいと感じたら是非遠投用のロッドを検討してみてくださいね。

また違った世界が見えると思いますよ。

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