「耳管開放症」症状を詳しく解説

耳管開放症と診断されて4年ほど経ちますが、初めて症状が出たのは30年も前のことです。

当時はおそらく耳管開放症という病気自体発見されていなかったと思いますが、耳管狭窄症という病気と似た症状が多く、耳管開放症であっても耳管狭窄症も同じ治療を行っていた方が多いと思います。

耳管開放症ってどんな病気?

耳管開放症とは、耳と鼻の間にある耳管という管に異常が起こる病気で、通常耳管は中耳の気圧を一定に保つため自動的に閉じたり開いたりするものですが、耳管開放症は文字通り耳管が解放したまま戻らなくなる病気です。

耳管が解放したままの状態になると様々な症状が出るのですが、特に多いのが自声強聴といって自分の声が直接耳の中に響く状態で、酷い時にはご飯を食べている時の咀嚼音や飲み込む時の音も耳の中に響いてきます。

自声強聴の症状が出ると、声を出すのもストレスになり活舌も悪くなりやすいので会話がしずらくなることがあります。

また、自声強聴以外にも耳鳴りや低音部分の難聴、遊動性のめまいなどの症状も多くあります。

耳管開放症の原因

急激な体重減少や妊娠、その他の体調の悪化によるものと言われていますが、経験者の立場から言わせてもらうと幼少期に頻繁に中耳炎に罹っていた人が多いと思います。

仮に、急激な体重減少や妊娠などが原因で耳管開放症になってしまった人は、体重を増やせば改善しますし妊娠中の人は出産後に改善するでしょうし、比較的軽症の部類に入ると思うのでそれほど深刻な病気ではありません。

問題は原因がわからず長年耳の不調を感じてきて耳管開放症と診断された人で、自分もそうですが治療には長い年月をかけて行う必要があり、尚且つ完治するのは難しく一生の付き合いになる可能性のある病気だということです。

耳管開放症の治療

基本的には投薬治療になります。

耳管開放症は主に漢方薬での治療になりますが、難聴がある場合は聞こえが悪いまま聴力が固定されてしまうと一生改善しなくなってしまうのでアデホスコーワなど内耳障害の薬を使用します。

その他めまいがある場合はメチコバールなどのビタミン系の薬を使用していましたが、その他にイソバイドシロップという水薬も同時に飲んでいました。

いずれもメニエール病に使用される薬ですが、経験してきた感想は耳管開放症による遊動性のめまいに対してはあまり効果はないように思います。

耳管開放症自体は現在の所漢方薬が最も有効とされていて、主に加味帰脾湯を処方する病院が多いと思いますが、加味帰脾湯が全く効果がない場合もありますし実際に自分もそうでした。

加味帰脾湯の他に、半夏白朮天麻湯五苓散苓桂朮甘湯や補中益気湯など、嫌になるほど様々な漢方薬を処方されて飲み続けてきましたが、補中益気湯がかなり効いたように思います。

ただし、その人の対質や病気の深刻度によっても効果はかなり変わると思うので、同じ薬を飲み続けても変わらないのであれば違う薬も試してみる価値はあると思います。

「自己診断」耳管開放症かもと思ったら?

耳管開放症の主な症状を記しておくので、もしかしたら耳管開放症かも?と思ったら一度読んでみてください。

自声強聴

自分の声や呼吸音、ご飯を食べる咀嚼音が耳の中や頭に直接響く。

特に炭酸飲料を飲むと酷くなり、時にはうまく飲み込めずむせることがある。

特に「な行」や「ま行」の他「ん」を発音する時に症状が酷くなることが多い。

寝起きはそうでもないが仕事中や夕方以降に症状が酷くなる。

激しい運動をすると症状が現れる。

鼻をすすると一時的に症状が改善される。

耳閉感

耳が塞がっているような感覚や耳が詰まったような感覚がある。

鼻炎症状

鼻が詰まっていないのに鼻声みたいになる。

鼻をかんでも鼻水が出ないのに鼻炎症状がある。

遊動性のめまい

ふわふわと宙に浮いてるようなめまいが起こるが倒れるほどのめまいではない。

耳鳴り

「キーン」という高い音の他に「ポー」という少し低音の耳鳴りがある。

鼻をかんだりすすったりすると耳の中で「ブツブツ」や「ボコボコ」という音がする。

耳管開放症の症状まとめ

主に自身の経験からの症状をお伝えしましたが、人によってはそれぞれの症状に対しての強弱や、感覚的に違った捉え方があるかもしれませんので参考程度に読んでいただけたらと思います。

また、耳管開放症はまだ認知されてからの歴史が浅く本格的な治療法が確立されていないため、病院によっては耳管開放症と診断せず耳管狭窄症と同じ治療を行うことがありますが、耳管狭窄症は投薬と鼓膜通気を根気よく行えば症状はかなり改善するため、上記のような治療を長年行ってきて改善されないようなら思い切って病院を変えてみることをお勧めします。

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