僕がテレビを観なくなった理由
テレビを観なくなってもうかなりの年月が経ちます。
一応テレビはありますが2018年の北海道胆振東部地震の緊急地震速報を見たのを最後に、一度も電源を点けていないのでちゃんと映るのかも壊れているのかもわかりませんが、今後も観ることがないので確かめる必要もありません。
マスコミのモラル
つまらないという理由もありますが、一番の理由はマスコミのモラルです。
事件の加害者を実名で公開する意味は理解できますが、被害者の実名を公開することに意味はあるのでしょうか。
被害者の実名を公開することによって、残された遺族は心の深い傷が癒えぬ内にマスコミからの取材を申し出られ近隣の人たちからも被害者の遺族として見られるわけです。
これがもし加害者が未成年であった場合、法律で守られるため加害者の実名は公開されませんが、何故か被害者の実名は公開されてしまいます。
被害者の実名が晒されるなら加害者の実名を公開する必要があるとかそういうことではなく、被害者への執拗な取材であったり真実ではない憶測での評論など、コメンテーターも含めてその発言の内容に減滅することも多々あります。
マスコミが過去に行ってきた非常識な取材
近年ようやくマスコミに対する批判が表ざたになるようになりましたが、何も非常識な取材は今に始まったことではありません。
若い方は知らないと思いますが、1980年代絶大な人気の中急逝した岡田有希子さん。
死因は自殺で、白昼に事務所があるビルの屋上から飛び降り死亡したのですが、警察が現場検証をする中まだ路上に横たわっている岡田有希子さんを撮影しその後ずけずけと事務所内に入り関係者の注意を受けながらも専務への取材を続けていました。
何よりも驚いたのが
ニュースの冒頭の字幕は
「ショック!!死のダイブ!!」
情報伝達スピードが加速化し一般人記者が増加
文明の進化に伴い誰でも気軽に映像を残すことができるようになり、事故や災害への研究に役立てることができたりと使われ方次第では非常に良い発展となっている一方で、電車の人身事故などをヘラヘラ笑いながら撮影しているキチガイも多くなったという現実もあります。
これもかつてマスコミが行ってきたことと同様で、現代のインターネットの普及も手伝い一般人が行う非常識もマスコミが行ってきたことの延長と言えるのではないでしょうか。
一般人評論家が増えた現代
芸能人のスキャンダルなど、有名人のプライバシーは昔からマスコミの標的となるのは当たり前でしたが、現在はその標的も幅広くなりインターネットの普及により芸能人や有名人以外の人たちのプライバシーも簡単に晒されるらされる時代になりました。
ヤフーニュースやラインニュースなどが携帯に届き、それを見た人たちが知り合いでもない人を話題に上げる。
「こんなことがあったんだね」程度ならまだ普通ですが、そこからなぜか勝手な憶測をし悪くもない人を勝手に悪い人にしてしまう一般人評論家が必ず現れます。
キャンプ中に子供が行方不明になりそのまま消息が分からなくなっている事件に関してもなぜか母親が叩かれていますし、同じく山で子供が遭難し捜索中にも関わらず親が犯人ではないかと勝手な憶測を立てるような残念な人。
そのような人は実際のリアル社会でも他人の悪口や批判を行い弱い物を虐めることで優越感を感じる。
自分でもそのような人をたくさん見てきましたし、一切付き合いをやめました。
これもテレビやマスコミも原因の一つであるという結論からテレビを一切見なくなりましたが、時間の無駄ですから自分にプラスとなることが全くないテレビやマスコミに対し期待することは何一つないので、今後もテレビを観ることはないでしょう。