【2024年版】筆者が独断で選ぶ渓流ルアーロッドランキング15選(ベイトフィネス編)

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渓流ルアーフィッシングで狙うことができる渓流魚の天敵は、主に自分より大きな肉食魚や、大型の水鳥などでです。

渓流魚は普段日の当たらない木陰に隠れていたり、水中に沈んでいる障害物周りに身を潜めていて、上流から流れてくる餌の捕食や、他魚への威嚇などでテリトリーから出てくることがあります。

その習性を利用したものが渓流ルアーフィッシングで、ルアーをピンポイントに投げ込むテクニックや、警戒心を与えない操作が必須となります。

とはいえ、初めて渓流ルアーフィッシングを行った時に、ほとんどの方が「狙ったところにルアーを投げるのが難しい」と思ったはずです。

ルアーをピンポイントキャストするためのコツは、ルアーを飛ばすことではなく、狙った位置でルアーの弾道を止めて着水させるためのブレーキングで、スピニングリールではフェザーリング、ベイトリールではサミングなどと呼ばれています。

どちらも指でラインの放出を調節するのですが、スピニングリールは、ブレーキを掛けるスプールエッジまでの距離が遠いため、人差し指で止める必要があるのに対し、ベイトリールはスプールまでの距離が近いため、親指で止める構造になっています。

したがって、スピニングに比べてベイトの方が簡単にラインの放出を止めることができ、容易にルアーの弾道を制御することができます。

スピニングを使いこなせる方にとってはそれほど難しいものではありませんが、初心者にとっては、ルアーをキャストすることに気を取られている状態で、人差し指でブレーキを掛ける余裕はないという方が大半です。

よって、渓流のような障害物が多いフィールドでは、初心者にも的確にルアーを着水させることが容易な、渓流ベイトフィネスも人気が高まっています。

今回は、渓流ベイトフィネスに挑戦してみたい方や、すでに始められていて二本目三本目のロッドの購入を検討している方向けに、渓流ベイトフィネス歴5年の筆者が独自の目線で2024年版のお勧め渓流ベイトフィネスロッドをランキング形式でご紹介します。さらに、各ロッドの特徴や使用感についても詳しく解説します。

目次

渓流ベイトフィネスロッドに求められる性能

渓流ベイトフィネスでロッドに求められる性能は、主にキャストコントロール精度とルアーの操作性、そして魚のバレにくさです。

渓流ベイトフィネスで最も多く使用されているルアーはミノーです。ミノーはただ巻いているだけでも魅力的な動きをしてくれますが、アップストリームで上流から下流に向かってルアーを引いてくる場合、流速に負けてルアーにかかる水の抵抗感が感じられないケースが増えます。

そのような場合は、流速より早く巻くかトゥイッチングを行い強制的にルアーを動かす必要がありますが、それにはロッドの感度がとても大事で、ロッドの下にガイドがついているスピニングロッドに比べて、ロッドの上にガイドがついているベイトロッドは、ラインがロッドのブランクスに近く、水中にあるルアーからの情報が手元にダイレクトに伝わりやすいため、ベイトロッドの方が感度が良いです。

その違いは微々たるものですが、この微妙な感度の違いがキャスト精度やルアーの操作性に影響してくるため、使えば使うほどその恩恵を感じるようになります。

また、渓流ルアーフィッシングは、キャストスペースが思うように取れないことも多いため、省スペースで投げる必要があります。そのためにはロッドを大きく振るのではなく、ロッドが曲がってから戻る反発力を利用してコンパクトなキャストをする必要があります。

そのようなことから、渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ基準としては、よく曲がり、しっかりと元に戻る力を備えたロッドがお勧めです。

  1. ロッドの反発力
  2. ロッドの曲がりやすさ
  3. ロッドの長さ

ヘビーシンキングミノーの流行に伴い、それに合わせて重たいルアーの操作感を損なわないよう張りの強さを持ったロッドも多くなっています。

ただし、張りの強さに特化したロッドは、メーカーによっては意外と簡単に折れてしまうため、適度な反発力と曲がりやすいロッドが「良い渓流ベイトフィネスロッド」の条件となります。

もちろんスピニングロッドと同じく、ロッドの長さや硬さも重要ですが、よく曲がるロッドを最重要視して選ぶと良いでしょう。

渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ時のポイント①ロッドの反発力

渓流ベイトフィネスのキャスティングで最も肝心なのは、ロッドの反発力を使って投げるというところです。

スピニングタックルの場合、初心者でも後ろから前にロッドを早く強く振ることで、ある程度ルアーを飛ばすことはできます。

一方で、ベイトフィネスの場合は、前述のように投げると、リールのスプールの回転速度とラインの放出速度の差が生じてしまい、スプールの回転とは逆方向にラインが放出されてしまう「バックラッシュ」というライントラブルが発生しやすくなります。

このバックラッシュは、ブレーキ調整でスプールの回転速度を制御したり、ロッドの反発力を利用したキャスティングでラインの放出スピードとスプールの回転速度を合わせる方法、サミングでスプールの回転速度を制御するなど、様々なテクニックを合わせることで、ライントラブルを防ぎながらピンポイントキャストをすることができます。

ベイトタックルではいずれも日常的に使用するテクニックですが、ブレーキを強くしすぎるとルアーの飛距離が伸びないため、ある程度飛ばせるようなブレーキ調整でロッドの反発力を利用して投げられるようにしたいものです。

ただし、柔らかい硬いなど、ロッドによって曲げられる幅は違いますし、曲げてから戻る際の速さや強さが違いますが、総じてトラブルが少なく投げやすいのは柔らかいロッドです。

ところが、柔らかいロッドはキャスト時にルアーウェイトをロッドに乗せやすい反面、水中にあるルアーの動きをコントロールしづらいといった側面も持ち合わせています。

適度な柔らかさを持ちつつも、曲げた後にしっかり収束する反発力を持ったロッドを選ぶようにすると良いでしょう。

渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ時のポイント②ロッドの曲がりやすさ

渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ大切なポイントは、どこまで曲げられるかです。

曲げられる限界値はそのロッドによってかなり違いがあるため、確かめるには店頭で触ってみるしか方法はありませんが、実際にルアーを付けてキャストしてみないことにはわからないことも多くあります。

特に、シンキングミノーの操作感を損なわないよう張りを強くしたロッドは、メーカーによってはあまり曲がらないロッドもあり、ロッドがショックを吸収する力がなく繊細なトラウトのバイトを弾いてしまったり、一点に集中的な力が加わりやすいため、初心者が使うと折れやすいなどといったリスクもあります。

とはいえ、何本もロッドを試し投げさせてくれる釣具店はないでしょうから、こればかりは確かめることが難しいため、レビューなどを参考にすると良いでしょう。

渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ時のポイント③:ロッドの長さ

ベイトフィネスロッドはスピニングロッドに比べて、よりシャープに振り抜く方がルアーの弾道を制御しやすいため、スピニングロッドより短めのロッドがお勧めです。

ロッドが短すぎるとルアーの飛距離が足りないということもありますが、今のベイトフィネス用リールは非常に高性能のため、極端すぎなければロッドの長さについてはあまり気にしなくても良いポイントです。

渓流ベイトフィネス用のショートロッドでも20~30mの飛距離を出すことができます。

したがって、渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ際は、操作性プラスある程度飛距離も出せる4フィート台後半の長さを目安に選ぶと良いでしょう。

筆者が独断で選ぶ渓流ルアーロッド(ベイトフィネス)ランキング15選

本記事では、主に25~45㎝程度のサイズの対象魚を想定した渓流ベイトフィネスロッドを紹介します。

1位 スミス(SMITH LTD) トラウティンキャスト タクティスト TT-48

全長 4.8フィート
継数 2
仕舞寸法 73cm
ロッドの硬さ L
ロッドの反発力 やや高
ルアーウェイト ~8g
適合ライン ~6lb
自重 78g

平本仁氏プロデュース「ネイティブトラウト用ベイトロッド」

高弾性カーボン「グラファイト」を採用。ファースト寄りのアクションですが驚くほどしなやかで、ティップがしっかり入ってくれるためトラウトの繊細なバイトを絡め取るようにフッキングします。

チタン製のマイクロガイドシステムにより、ガイドの重さによるリリース時のティップのブレを軽減してくれて、狙ったポイントに気持ちよくルアーを届けてくれるロッドです。

価格は初心者向けではありませんが、性能面は初心者にもお勧めの一本です。

2位 シマノ 21 カーディフNX B48UL-4

全長 4.8フィート
継数 4
仕舞寸法 39.8cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや高
ルアーウェイト 1~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.2~0.6
自重 79g

細身で軽量かつ強度も十分なバーサタイルモデル

軽量ルアーからヘビーシンキングミノーまで難なく扱える曲がりの良さと、かつ大型のトラウトにもしっかり耐えてくれるパワーも備えたマルチな渓流ベイトフィネスロッドです。

シマノは平均して扱いやすいトラウトロッドが多いですが、その中でもカーディフNXは非常に癖が少ないバーサタイルなモデルです。そのため、シマノ製品のお勧めを聞かれても上位機種のカーディフネイティブスペシャルよりカーディフNXをお勧めしています。

3位 ダイワ シルバークリーク トラッド 46ULB

全長 4.8フィート
継数 2
仕舞寸法 71cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや高
ルアーウェイト 1~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):3~6/0.3~0.8
自重 69g

小渓流ピン打ちスペシャル

Silver Creek のスタンダードモデルとして新たにアクションを見直した2024年の新作。

キャストからランディングまでのすべての基本動作を意のままに操ることができる一本で、キャストが得意な中級以上のアングラーから、まだまだ発展途上なビギナーさんまで、多くの人が楽しめるよう設計されています。

4位 テンリュウ レイズ インテグラル RZI484B-UL

全長 4.6フィート
継数 4
仕舞寸法 39㎝
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや低
ルアーウェイト ~6g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):~4/~0.6
自重 85g

超低弾性カーボンがもたらすキャストアキュラシー

テンリュウのロッドは全体的に張りが強く中上級者向けのモデルが多いですが、このレイズインテグラルはティップが超低弾性素材で柔らかめにできているので、3g前後のミノーも楽に投げられる仕様になっています。

主にカバーフィールドや源流域で活躍するモデルですが、北海道の湿原河川の遡上アメマスや、尺ヤマメや尺イワナなど魚のサイズが期待できる山岳渓流などでは、ULとLの使い分けも楽しいでしょう。

5位 ダイワ シルバークリーク グラスプログレッシブ 46ULB-G

全長 4.6フィート
継数 4
仕舞寸法 40cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや低
ルアーウェイト 1.5-7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):3~6/0.3~0.8
自重 73g

グラスコンポジットによるキャスティングの楽しさ

超高密度グラスによる、軽さ・粘り・しなやかさで、2g台の軽量ルアーも難なくピンポイントにキャストが可能。

4.6フィートという長さは、ベイトタックルならではの水面を這うような弾道を生み、水面を叩くことなく快適なキャストが可能です。

源流域や小渓流以外にも、湿原河川などのカバーフィールドで活躍する一本です。

6位 ティムコ フェンウィック GFS47CUL-5J

全長 4.7フィート
継数 5
仕舞寸法 35cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや低
ルアーウェイト 2~5g
適合ライン 3-5lb
自重 70g

携行性抜群の5ピース渓流ベイトロッド

カーボングラファイトの恩恵によるしなやかさは、初心者でもルアーウエイトをロッドに乗せやすく、結果的にキャストミスが減るため、ヒット率が向上します。

バット部分に施された昔ながらの飾り巻きも、古き良き時代の趣を感じさせるデザインがgood。ほかの人と被りたくないアングラーにうってつけの一本です。

7位 シマノ トラウトワン NS B47UL-4

全長 4.7フィート
継数 4
仕舞寸法 39.3㎝
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや低
ルアーウェイト 1.5~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.3~0.6
自重 81g

シマノ独自のティップ「ソフチューブトップ」を採用

シマノのトラウトロッドの中では比較的柔らかめで、扱いやすさ・価格共に初心者に優しい設定。

上級機種にも搭載されている「ソフチューブトップ」は、キャストのしやすさとバラし軽減に役立ち、軽い入力でもティップが入る柔らかさですが、そこはカーボンロッドの強みであるしっかりとした反発力も備えています。

8位 ダイワ ワイズストリーム 46ULB-3

全長 4.6フィート
継数 3
仕舞寸法 45cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力
ルアーウェイト 1.5~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.3~0.8
自重 69g

源流域から渓流域向けのピンスポットキャストベイトモデル

張りの強いブランクスですが、源流から渓流域向けのショートレングスモデルで、大岩と深みが点在するポイントでや、早瀬にも負けずにヘビーウェイトのミノーを流せるパワーを持っている一本です。

張りが強い分リリースポイントはシビアなところもありますが、キャストが得意なアングラーにとってはそれも楽しいところの一つ。

仕舞寸法45㎝でゴルジュや砂防堰堤の高巻きも安心な3本継仕様。

9位 シマノ カーディフ ネイティブスペシャル B47UL-3

全長 4.7フィート
継数 3
仕舞寸法 50cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力
ルアーウェイト 1~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.3~0.6
自重 77g

柔らかさと強さを兼ね備えたハイパワーベイトフィネスモデル

張りが強く人によっては曲げにくいと感じる人もいますが、曲げればしっかり曲がるため、少々乱暴なキャストをしてもバタつくことのない振り抜きやすさが特徴です。

小型魚のバイトを弾きやすい感は否めませんが、50㎝クラスの大型トラウトもしっかり寄せられるパワーは、北海道のネイティブトラウトにも最適な一本です。

10位 テンリュウ レイズ RZ4102B-UL

全長 4.1フィート
継数 2
仕舞寸法 76cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや高
ルアーウェイト 1~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):~4/~0.6
自重 73g

渓流域での取り回しの良さを活かす超ショートロッド

源流域や渓流域で多く使われる3~5gのミノー操作に長けたモデルで、よく曲がるためキャストミスのリカバリーがしやすく初心者にも扱いやすい一本です。

4.1フィートとかなり短めのロッドですが、5フィートクラスのロッドと遜色ない飛距離を出せるのも魅力。

11位 テイルウォーク トラウティアフェリーク C49L/G

全長 4.9フィート
継数 2
仕舞寸法 76cm
ロッドの硬さ L
ロッドの反発力 やや低
ルアーウェイト ~7g
適合ライン ~6lb
自重 83g

グラス素材を採用したベイトタイプのスタンダードモデル

グラスコンポジットによるスムーズな曲がりのブランクスは、ヒット後のバラシを軽減。手首を軽く返すだけの小さな入力でロッドがしっかり曲がってくれるため、ルアーの軌道を意のままにコントロールしながらピンスポットへプレゼンテーションが可能。

トラウティアフェリークシリーズはガイド口径が少し大きめのため、ラインの抜けは抜群に良いですが、若干の先重り感は否めないところ。

 

12位 シマノ 24 トラウトワン NS B 48UL-G4

全長 4.8フィート
継数 4
仕舞寸法 39.8cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力
ルアーウェイト ~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.2~0.6
自重 86g

人気シリーズ「トラウトワン」にグラスロッドが登場

人気のトラウトワンにグラスコンポジット仕様が追加されました。軟らかなブランクスは、キャストにおいて絶妙なタメが効き、掛かりが浅いファイト時でのバラシを軽減します。

グラス素材の丈夫さは、多少ロッドに無理がかかるキャストや、大型魚との強引なやり取りも可能ですが、張りが少ない分キャストには慣れが必要。

13位 スミス トラウティンスピンマルチユース TRMK-C463L

全長 4.6フィート
継数 3
仕舞寸法 39.8cm
ロッドの硬さ L
ロッドの反発力
ルアーウェイト 2~10g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.4~1.0
自重 95g

テクニカルなキャストが楽しいフルグラスベイトモデル

サイドキャストやバックハンド、フリップキャストなどテクニカルなキャストを要する、源流域やカバーフィールドで力を発揮するフルグラスベイトロッド。

軽量ルアーをメインに使いたいロッドですが、ヘビーシンキングミノーも難なく扱えるパワーも備えたマルチに使える一本。

14位 シマノ カーディフNX B43UL-4

全長 4.3フィート
継数 4
仕舞寸法 36.8cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力 やや高
ルアーウェイト ~7g
適合ライン ナイロン(lb)/PE(号):2~6/0.2~0.6
自重 76g

著者一押しのカーディフNXのショートレングスモデル

キャストスペースが取れないようなカバーの多いフィールドでは、ティップだけで投げられるグラスロッドが人気ですが、グラス特有のダルさが苦手なアングラーも多く、やはりカーボンの反発力でビシッとキャストを決めたいアングラーにとっては、ショートロッドを使用している人も多いです。

カーディフNX B48ULに比べて短い分「曲げる」という部分においては、キャストに気を遣うシーンも増え、限定的な使い方が多くなりますが、カバーの奥にルアーをガンガン放り込みたいというアングラーにとっては、非常に頼りになる一本です。

15位 アブガルシア トラウトフィールド TFC-462UL

全長 4.6フィート
継数 2
仕舞寸法 71cm
ロッドの硬さ UL
ロッドの反発力
ルアーウェイト 2~6g
適合ライン 3~6lb
自重 73g

初心者にもやさしい軽量ベイトフィネスロッド

アブガルシアの入門機トラウトフィールド TFC-462ULは、実売8,000円以下で本格的なベイトフィネスが楽しめる初心者にもやさしいロッドです。

かなり曲がり込む柔らかいブランクスですが、30~40㎝程度のトラウトなら無理なく寄せることができます。キャストに慣れている中上級者にとっては少々物足りなさを感じますが、、価格と性能面では入門機として非常に優秀なロッドです。

金属系のトリガーに茶系のブランクスと、デザインもgood!

渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ時のポイント

初めて渓流ベイトフィネスに挑戦する人は「バーサタイル」なロッドを選択すると良いでしょう。

すでに渓流ベイトフィネスを楽しんでいて、今のロッドでは物足りなかったり、ほかの人と差別化したいアングラーには、特徴的な性能を持ったロッドを選ぶと良いでしょう。

ここではロッドが持つ性能に関してのメリットやデメリットについて解説していきます。

最初はバーサタイルなロッドを選ぶ

バーサタイルなロッドは特徴的な高い性能はないですが、キャストのしやすさやバレにくいなどの魚のキャッチ率の高さなど、全体的なバランスに長けているため、どんなシーンでも無難に仕事をしてくれます。

悪く言えば普通のロッドですが、普通のロッドだから獲れない魚がいるというわけではないですから、最初の一本は絶対的にバーサタイルなロッドがお勧めです。

二本目以降は自分が求める性能を重視しよう

二本目以降に選びたい渓流ベイトフィネスロッドは、今のロッドにはない特徴的な性能や、デザインなど、思い切りわがままな選択をすると良いでしょう。

フローティングミノーやチップミノーなど、超軽量のルアーを使いたい場合はスミスなどの柔らかめのロッドやグラスロッドを選ぶのも良いですし、逆にヘビーシンキングミノーで激流の中に潜む大型のヤマメなどを獲りたい場合は、テンリュウのレイズスペクトラなどのガチガチに硬い剛竿を選ぶのも良いです。

テレスコピックロッドのメリットとデメリット

テレスコピックロッド(振り出しロッド)コンパクトに収納できるため、移動が楽な反面、ロッドを伸ばしたり縮めたりする面倒さがあります。

また、振り出し竿の特徴の一つで、釣りをしている最中にガイドがずれてくることがあります。

強度面では並継ロッドと変わらないという人も多いですが、穂先が折れやすいという人も多いです。収納時はちょっとの移動でもトップカバーを装着した方が良いでしょう。

個人的な意見で恐縮ですが、収納の面倒さやトップカバーの装着などで気を遣うくらいなら、仕舞寸法の短いマルチピースのロッドをお勧めします。

誤情報に注意

「お勧めの渓流ベイトフィネスロッド〇〇選」などと紹介しているサイトの中には、渓流ベイトフィネスロッドではなくバスロッドを紹介しているものもあります。

そもそも渓流ベイトフィネスは、前後左右上下とあらゆる障害物を避けながらキャストして的確にポイントにルアーを投げ込む釣りですから、基本的にショートロッドで行うものです。

バスロッドの中にもショートロッドはありますし、フィネス用の柔らかいロッドもあるので渓流にも流用できないかな?と思う方もいるかもしれませんが、短いものでも6フィート以上の長さのロッドを渓流のような狭いフィールドで使うには、かなりのストレスになります。

オープンウォーターやダムのインレット、本流などで使用する分には良いですが、渓流域でベイトフィネスをするには、長くても5フィート程度のトラウト用ベイトフィネスロッドを使用しましょう。

自分に合ったベイトフィネスロッドを見つけて渓流ルアーフィッシングを楽しもう!

本記事では、渓流ベイトフィネスを楽しむ際に必要なロッドを、独自の目線でランキング形式にて紹介しました。

現在、各メーカーからたくさんの渓流ベイトフィネスロッドがリリースされていて、どれにしようか悩む方も多いと思いますので、最後に要点をまとめます。

  • 最初はオールラウンドなバーサタイルなモデルが良い
  • 5.0フィート未満のショートロッドを選ぶ
  • デザインも重要!

初めて渓流ベイトフィネスに挑戦する方はバーサタイルなモデルをお勧めします。二本目、三本目はちょっと冒険した方が自分の引き出しを増やすことができます。

ショートロッドでは飛距離が・・・という方は迷わずスピニングロッドを使いましょう。本流など30mや40mといった飛距離が必要なシーンでは、ベイトフィネスタックルを使うメリットはありません。

渓流ベイトフィネスロッドの飛距離は30mが限界です。

たとえ10,000円以下のロッドでも50,000円以上する高級なロッドでも、自分が求める性能にデザインがマッチしたら、それが一番良いロッドです。値段は関係ありません。

この記事を参考に、ぜひお気に入りのロッドを見つけて美しい渓流でベイトフィネスを楽しんでくださいね。

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