耳管開放症という病気

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もうかれこれ10年以上の付き合いになるこの病気ですが、一般に認知されるようになってまだ日が浅く、的確な治療法が確立されていません。

歌手の中島美嘉さんがこの病気を患って歌手活動を休止したことは有名な話で、一般的には痩せすぎや過度なダイエット、ストレスなども関係しているそうですが、詳細な原因については現在はまだ研究段階で投薬による保存治療を行う病院がほとんどです。

幸いなことに現在通院している病院の先生のおかげもあって少しずつ症状は改善しつつあります。

目次

耳管開放症の症状

自分の声や呼吸音が耳の中に響く(自声強聴)、耳鳴り、遊動性の目眩、低音型難聴など。

酷い時には鼓膜がビリビリとしびれるくらいの大音量になり、声を発することすら困難なことがあります。

治療方法

ほとんどが投薬による治療になりますが、耳管開放症の薬というものはありません。

主に、耳の機能をよくするための漢方薬を使用します。

また、難聴がある場合は難聴を治す薬、めまいがある場合はめまいを止める薬を使用します。

実際に飲んでいた薬

  • カルボシステイン錠500mg

気管支症状を和らげる薬らしいですが、効果があったかどうかは実感できませんでした。

  • メチコバール錠 500μg

めまいや耳鳴りに効くビタミン剤で、一時的にめまいは収まったような気はしたものの、完全には無くなりませんでした。

  • アデホスコーワ顆粒

内耳障害の薬でメニエール病などに使われる薬です。聴力検査の結果、低音部分の聴力が落ちていることからこの薬をしばらく飲んでいましたが聴力はかなり改善されました。

  • イソバイドシロップ30

主にメニエール病の治療に使われるもので、利尿剤の一種。脳圧や眼圧を下げることでめまいを抑える効果があります。

この薬は非常に飲みづらく、強い酸味と苦みがあり炭酸の入っていないジントニックを煮詰めたような味で、眼が充血したり食欲が低下したりと結構辛かった記憶があります。

  • その他

これらの薬とは別に漢方薬を何種類か飲みましたが漢方薬については別記事で書いていこうと思います。

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投薬治療の結果

耳管開放症はまだ認知度が低く、実際に検査などを行って診断できる病院も多くはありません。

子供の頃から通っていた耳鼻科でも治療らしい治療はされず、抗生物質と痛み止めに使う薬を出されていたのみで治らない病気だよとさえ言われました。

そこで、思い切って新しくできた病院に変えてみたのですが、内耳障害と診断され上記の薬を出されました。

しかし、新しい病院でも耳管開放症の検査をできる設備はないため内耳障害に対する投薬治療を行ってきました。

治療を続けてきた結果、鼓膜に穴が開いていることがわかり、先生が真珠種性中耳炎の疑いがあるため札幌医大を紹介してくれることになり、詳しい検査の結果耳管開放性真珠種と診断されました。

今思い出してみると、地元の病院の先生は耳管開放症の疑いも視野に入れて投薬治療を行ってくれていたのだと思います。

おかげでめまいはほとんどなくなり、あの辛かった自声強聴もかなり和らぎました。

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