「ブッシュクラフト」バトニングナイフの疑問

2021年3月20日

最近YouTubeでキャンプなどのアウトドア関係の動画を上げる人が増えてきてそれに付随するギアの使い方や選び方の紹介動画も多くなってきましたが、今回はキャンプで焚火をする際の薪割りに使うナイフについて書いてみようと思います。

薪を割る必要性(バトニング)

薪の入手は大半の人がホームセンターなどで束になって売っている物を購入すると思います。

自分もそうですが子供の頃から火遊びしている人はわかりますよね(笑)

買ってきたそのままの太い薪に直接火を着けることはほぼ不可能です。

なので割って細く(バトニング)してから使う必要があります。

炭と焚き付けで十分だという人も多いですが、薪は持ち運びに便利だし炭のように黒い粉が舞って服や車内が汚れる心配もないので結構お勧めだったりします。

薪を割るための道具

薪を割るためには斧や鉈を使うのが当たり前だと思っていたのですが、バトニングナイフというものを使って薪を割っている人が多いのに驚きました。

バトニングナイフとは、バトニング(薪割り)をするためのナイフで、見た目は普通のナイフのように見えますが刃厚が厚く頑丈な作りになっています。

そのため刃厚はもちろんのこと、フルタングといって刃先からハンドルの最後部まで一枚の鉄で作られている物が一般的です。

バトニングナイフでの薪の割り方

薪を割る際には切りたい薪の断面に刃を少し入れて、他の薪などの硬いもので上からナイフを叩いてクサビのような使い方をして割ります。

しかし、いくら頑丈なナイフとはいえ斧と違い太い薪を真っ二つにすることはできないので、角のある所から少しずつ削り取るような使い方しかできません。

もしバトニングナイフで太い薪を真っ二つにしようとすれば、刃が挟まって抜けなくなるどころか抜く際に力がかかるため怪我の元にもなります。

バトニングナイフで薪を割るリスク

どのような道具を使おうが個人の自由と言ってしまえばそれまでですが、料理人として長年刃物を扱ってきた者としてはナイフで木を割ること自体にやはり抵抗があります。

どんなに頑丈で刃厚の厚いナイフでも切れなくなれば研いで使いますし、研いだことによって鋭くなる分薪を割る際の衝撃で欠けや曲がりが発生しやすくなります。

アウトドアシーンでそんなに気を使う必要もないし、ガンガン使ってこそ外遊びの醍醐味だという人もおられることと思いますが、ガンガン使って折れて薪を割る手段がなくなってしまった場合に困るのは自分です。

包丁の話になりますが、ステンレスの包丁は固い物にぶつけて折れることはあまりなくても曲がることはあります。一方和包丁のような炭素鋼を使用した包丁は、曲がりはしませんが切っ先などの細い部分をぶつけると簡単に折れますし、薪のように硬い物を切らないにしてもほとんどの包丁は当然のごとくフルタング仕様です。

確かに炭素鋼など材質に拘ればステンレスに比べて頑丈な硬いナイフを入手することはできますが、炭素鋼は錆びますし硬いので曲がることはなくても折れたり欠けたりすることはあります。

アウトドア用のナイフ同様、包丁もその用途によって様々で、硬い魚の骨を切るには刃厚の厚い出刃を使いますが、出刃だからと言ってガンガン叩いて使うことはなく、骨の関節部分など少しの力でも切れる部分を狙って刃を入れるのが当然ですし、本マグロなどの太くて硬い骨を切断する必要がある場合はノコギリを使うことさえあります。

バトニングに関しても同じことが言えると思いますが、レビューを見ると買ってすぐに折れたとか、刃厚と頑丈さとデザインを求めたらバークリバーに行きついたなど、様々な面白い意見が見られます。

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感想(1件)

3万円もするような高級ナイフをハードに使って満足しているならそれはそれで良いですし、人の価値観なのでもちろん否定はしません。

しかし、高いから出番が少ないとか、安いナイフでもバトニングに良いナイフがあるといって何本も所持しているなら、それはアウトドア好きではなくコレクターなので使用感に関してのレビューは行わない方が良いかなと思います。

実際にYouTubeでのコメント欄でも見かけますが、刃物のことをよく知っている方の意見は薪割りは斧や鉈と言っていますね。

まとめ

今回はバトニングに特化したナイフというものを調べてみました。

お洒落なキャンプが流行っておりカリスマ的なキャンパーさんも多い中、ナイフを使うシーンなどとても魅力的に感じると思いますが、長く刃物を使ってきた者の考え方からバトニングをする際にはナイフではなく斧や鉈を使用することに決めました。

僕も刺身の土台を作るのに横着してミソノの包丁で割り箸を加工したりしますが、バトニングナイフはフェザースティックなどを作る際には非常に良いと思います。

しかし、中にはひどい動画を上げている人もいて、道具に拘るのももちろん良いですが、刃物はとても危険ですから練習をしっかりして初心者の方に参考になる良い動画をたくさん上げてほしいと思います。

皆さんも事故や怪我に気を付けて楽しいキャンプを!

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